今すぐできることに越したことはないが、必ずしも、今すぐできる必要はない。
なんたって、世の中には、今すぐできないことの方が多いんやから。
今すぐできることなんて、タカがしれている。
できないことが多い世界。
それが現実なんよね。
ただ、できないことでも、人はできるようになる。
何度も何度も挑戦しながら創意工夫を繰り返していると。
なんせ、人には成長する力が備わっているから。
諦めない限り、限界を設けない限り、大概のことはできるようになる。
それほど、人には素晴らしい力が秘められている。
どんな人にも、膨大な力が秘められている。
単に、多くの人は、自分に秘められている力を使い切れていないだけ。
簡単に諦めることで、低いところに自分の上限を設定することで。
たくさんの人が、育つ過程で、様々な制限や限界を設ける。
できないことを恥ずかしいと思うこと、みっともないと思うこともその一つ。
人は、できることよりもできないことの方が多いにもかかわらず、できないことを駄目なものとしてとらえる傾向がある。
おそらく、これは、小さい時の経験が大きく影響を与えているのだろう。
何かできないことがあって怒られる経験をしたり、何かできなくて怒られている人を見たりして。
人生のどこかで、できないと怒られるんだ。
できないと、恥ずかしく感じるんだ。
できないと、自分の力のなさを露呈するんだ。
といったことを思い込んでしまう。
決めつけてしまう。
すると、できないことが、アカンものとして記憶される。
そして、できないことを避けるようになる。
できないことを遠ざけるようになる。
本来、できないことは、当然のように起きることなのに。
できないことを何度も挑戦すると共に多くの失敗を繰り返していくことで、できなかったことができるようになる。
できないことは、決して、マイナスを感じるものではない。
恥じらいを感じるものではない。
むしろ、自分の成長を促してくれるものなんよね。
実際のところ…
けど、誰もそうやって教えてくれなかったため、誤って認識している。
だから、できないことはできないままにしてしまう。
なんせ、できないことに挑戦していかないから。
仮に、挑戦したとしても、数回で音を上げてしまう。
だって、根底では、できないことは恥ずかしいものだ、といった想いを抱いているから。
できないという結果を、何度も得ることを受け入れることができていない。
そのため、数回のチャレンジ以内で素晴らしい結果を望んでしまう。
数回のチャレンジで素晴らしい結果を出せなければ、自分は駄目な人なんだと思い込んでしまう。
チャレンジは、許される限り何回しても構わない。
失敗も、許される限り何回しても構わない。
上限がないのなら、自分が納得するまで、結果が出るまでやれば良い。
一つ一つの挑戦や失敗から何かを学び、工夫し続けていると必ず素晴らしい結果は出るもの。
なのに、途中で諦めるのはいつも自分。
上限を低く設定するのもいつも自分。
上手くやる人や、素晴らしい結果を出す人は、必ずしも、卓越した力を持っている人ではない。
中には、そういう人もいるが、数からすると、ものすごく少ない。
そんな天才的な人は、少数派。
ただ、天才的でもないのに、卓越した能力を持っていないのに、素晴らしい結果を出している人は山ほどいる。
そういう人の特徴として、諦めを知らない。
上手くいくまでしぶとく何回でも挑戦している。
しかも、挑戦の数だけ膨大な失敗をしている。
挑戦と失敗を繰り返した先に一つの成功をつかんでいる。
素晴らしい結果を得ている。
失敗にへこたれずに、創意工夫をしながらやり続ける。
これこそ、結果を出す王道的な手段なんよね。
この手段だと、時間はかかるかもしれないが、高い確率で一つの素晴らしい結果を得ることができる。
一つの結果を出したいのであれば、愚直にやり続けること。
挑戦と失敗を繰り返し、かつ、創意工夫を心がけること。
そうやっていて、結果を出せない人なんて、そうはいない。
なぜなら、人の能力は素晴らしいんやから。
それに、人生においてたった一度しか挑戦できないものなんて、滅多にない。
大概のことは、何回も挑戦することを許され、失敗することを許されている。
挑戦も失敗も何回も許されているなら、それに甘えて、何回でも挑戦と失敗を繰り返したら良い。
ただし、何度失敗しようと、前を向き続けること。
できなくても、何ら恥ずべきことではない、ということを認識すること。
気持ちを落とすことなく、取り組んでいたら、きっとできる日がやってくる。
でも、多くの人が、途中で気持ちを落としたり、最初の段階で諦めるような癖を身につけているから要注意。
できないことをちゃんと受け入れることができている人は、最終的には、何かしら結果をつかむもの。
案外、そうなっているんやで。
サコヤンの独り言
「今すぐ結果が出なくとも、気を落とすことなくやり続けることが重要」