何か都合が悪いことが起きた時、文句を言うことは簡単。
なんせ、都合が悪いことに対して、嫌な想いを吐露したら良いだけだから。
ただ、文句を言ったところで何も変わりはしない。
多少スッキリした気持ちにはなるだろうが、根本的にはどうもならない。
単に、都合が悪いことが起きた自分を正当化しようとしているにすぎない。
文句を言うことは、誰にだってできることだが、効果は非常に薄い。
だから、文句を言ったところで意味はない。
むしろ、自分の価値を下げるだけ。
周りの人に、自分の愚かさを伝えるだけ。
文句を言うことって見栄えが良いものではないんよね。
何かのセイにすることって、あまり良いものではない。
確かに、都合が悪いことが起きた時、文句を言いたい気持ちも何かのセイにしたい気持ちも分かるが…
でも、文句を言っても、何かのセイにしても、物事が変わることは滅多にない。
ゆえに、都合が悪いことが起きた時には、まず、都合が悪いことが起きた事実をしっかりと受け入れること。
それが大事。
なんたって、事実を受け入れるからこそ、策を練ることができる。
次の手を打つことができる。
前に進むことができる。
都合が悪いことが起きた時に、文句を言うだけでは、状況はますます悪くなる一方。
都合が悪いことは起きてほしくないことだが、いざ、起きたとなると、それ以上悪くならないようにするよう努めること。
それを強く意識した方が良い。
なぜなら、何か都合が悪いことが起きたとしても、人生はそこで終わりではない。
終わりではないがゆえに、まだまだ生きていく必要がある。
自分の人生を全うする必要がある。
よって、自分自身の損害を最低限に抑える必要がある。
そのためにも、何か都合が悪いことが起きた時こそ、意識を切り換えてしっかりやることが重要なんよね。
こういう時に、文句を言っても、何の価値にもならない。
むしろ、自分に大きな損害を与える。
それに、文句を言えば言うほど、前に進むチャンスを失うことになる。
何もせずに時が流れれば流れるほど、挽回しにくくなる。
ゆえに、何か都合が悪いことが起きたとしても、挽回するためにすぐ動くこと。
すぐ動けば、挽回はしやすいもの。
なんたって、直後なら、熱は冷めていないから。
冷める前になんとかすれば、案外、なんとかなるもの。
文句を言うだけでは、クレーマーのように扱われる。
しかも、その場の雰囲気を壊し、自分自身がいずらくなってしまう。
何気ない文句が、自分の居場所を壊すことだってある。
口は災いの元なんやで。
言葉は、人を喜ばすこともできるが、人を不快にさせることもできる。
使いようによって、薬にもなれば毒にもなる。
そして、都合が悪いことが起きた時の文句というのは、大概、毒であることが多い。
毒を振りまいている人を、周りの人はしっかりと見ているもの。
だから、文句を言えばいうほど、周りの人の信用や信頼を失う。
だって、文句を言う人を、人はあまり好まないから。
文句を言うくらいなら、どうすれば良いかを考える。
芳しくない状況を打破するために一生懸命工夫する。
そういう姿勢や意識が重要となる。
文句は誰にだって言えることだからこそ、あえて、対処法を意識する。
これが大事。
芳しくない状況で芳しくないことを考えても、その状況は悪くなる一方。
それに、文句を言っている間というのは、文句を言っている自分を正当化していることが多いんよね。
文句を言っていることが、自分の運を奪い、自分の気を悪くしていることに気づいていない。
そのため、何度も何度も文句を言ってしまう。
文句を言うことが、自分にとって芳しくないことだと気づくまでずっと。
もし、文句を言ってどうにかなるのであれば、いくらでも文句を言えば良い。
だが、どうにもならないのであれば、文句は口にしない方が良い。
だって、自分の状況を悪くするだけだから。
ゆえに、今、文句を言って発散している人は、別の発散方法を身につけた方が良い。
自分にとっても周りの人にとっても、害のない発散方法を身につけた方が良い。
ただ、都合が悪いことが起きると、文句を言いたくもなる。
どうしても我慢できない時は、信頼を置ける人にだけこぼすこと。
文句を言うのにも、時と場面をちゃんと選ぶこと。
文句は簡単に言えるからこそ、その使い方はすごく大事なんよね。
何も考えずに、文句ばかり言っていると、とんでもないことを引きお越しかねないから。
とにかく、自分なりに文句との上手い付き合い方を覚えなよ。
やはり、何をするにしても、文句を言わずにやる人の方が、周りに良い影響を与えるから。
信用されやすいし、信頼もされやすいものだから。
都合が悪いことが起きた時こそ、文句を言うことなく愚直にやる。
そういう姿勢で過ごすよう努めなよ。
きっと、その姿勢は周りにも伝わるから。
文句を言わないことは自分のためでもあるんやで。
サコヤンの独り言
「どんな状況であろうと、文句を言ったって仕方がない」