何かをすれば、何かを感じる。
この時、どう感じるかは、ものすごく大事。
なんたって、どう感じるかは、この先にも影響を与えるから。
楽しいと想えば、その先もやりたくなる。
嫌と想えば、それ以降やりたくなくなる。
感情は行動に大きな影響を与える。
しかも、結果にも大きな影響を与える。
なんせ、どんな感情で取り組むかによって、発揮されるエネルギーが変わるから。
快適な感情を抱いていると、膨大なエネルギーが発揮される。
不快な感情を抱いていると、発揮されるエネルギーにブレーキがかかる。
ゆえに、発揮されるエネルギーの量に差が現れる。
人は、楽しいと感じるものなら、夢中になり、時間の経過を忘れて取り組むことができる。
自分では1~2時間の感覚なのに、5~6時間経っていることもある。
楽しいものを夢中になって取り組んでいると、時が流れる感覚もいつもと違うように感じる。
こうした生活が1~2日なら大した効果は現れないだろう。
だが、それが積み重なり、1年、2年となれば話は別。
とんでもなく大きな効果が現れ、何気なく生きている人と比べると大きな差となって現れているもの。
嫌々やっている人とは、月とスッポンほどの差が現れる。
もう、その差を埋めようとは想わないほどの差が現れる。
たとえ、最初は同じ程度の力量だったとしても…
大きな差がつけば、自然と、追いかけるのを止めてしまう。
よっぽどの理由がなければ…
なんせ、追いかけて、差が縮まればいいが、差が広がれば余計自分がみじめに感じてしまうから。
みじめに感じることから自分を守るために、追いかけないという方法を無意識の内に選んでしまう。
追わないことで、自分を守る。
諦めることで、自分を守る。
後向きな方法で自分を守るようになる。
なんとも情けないことなのだが…
そもそも、多くの人は、今以上に前に進むことを望んでいる。
今以上に、幸せに過ごすことを望んでいる。
今以上に、楽しいことを経験して生きることを望んでいる。
けど、望んでいるだけで、大して変わらない人はたくさんいる。
なぜなら、物事を後向きで考えている人は多いから。
後向きにとらえ、傷つかない方法ばかりを選ぶ。
だから、前に進もうという意識はあっても、実際にとっている行動は後向きなことばかりのため、結果的に前に進むことはできない。
前に進むためには、前向きにとらえ、前向きな行動をする必要があるんよね。
そして、前向きか後向きかを決めるのは、自分の感情なんよね。
今まで経験してきたことにどう感じたのかによって、どんな感情を抱くかおおよそ決まっている。
人は、経験則に基づいて、どんな感情を抱くかを無意識の内に決めているもの。
以前、楽しいと感じたものなら、次も、楽しいという感情で取り組むことができる。
以前、嫌と感じたものなら、次も、嫌という感情を抱いて取り組むことになる。
過去に抱いた感情が、未来の自分に大きな影響を与える。
なのに、人は、嫌と感じることをたくさん経験する。
しかも、嫌という感情を抱き、嫌な感情のまま認識することはたくさんある。
それが、自分に大きな影響を与えているとは知らずに…
ゆえに、知らず知らずの内に、自分自身に対して多くの制限がかかっているもの。
何か新たなことをやろうとして、ためらうのは、過去の何かしらの経験によって制限がかかっているため。
なんたって、制限がなければ、ためらうこともなく、楽々やれるはずだから。
ただ、過去どんな経験をしたのか、時が過ぎるほどに分からなくなる。
どの経験が、制限になっているのか、そう、思い出せるものでもない。
だって、小さい時の経験が、制限になっていることも多々あるんやから。
小さい時の経験なんて、自分とトコトン向き合わなければ、思い出すことはできない。
自然と思い出すなんてことは、まずない。
そこが厄介なんよね。
自分でも気づくことができていない何かによって、制限がかかっていたりするんやから。
すぐ気づくことができればラッキー。
だが、すぐ気づくことができないことの方が多い。
でも、意識していると、時間はかかろうと、ちゃんと気づけるようになっている。
根気よく、自分と向き合っていれば…
とにかく、過去に抱いた感情が、今の自分に影響を与えている。
そのため、今抱く感情が未来の自分に影響を与えるのも事実。
だから、できる限り、嫌な感情を抱かないようにしなよ。
仮に、抱いたとしても、嫌な感情のまま認識しないよう努めること。
ちゃんと、嫌な感情を抱いた背景にまで意識を向けること。
すると、糧として受け入れることができるようになるから。
自分にとって都合が悪いことであっても、プラスの経験として蓄えることができるものなんやで。
今からでも、こういったことを意識しながら過ごすんやで。
その意識は、後になって、きっと活きてくるから。
案外、そんなものなんやで。
サコヤンの独り言
「どう感じるかは、すごく大事なこと」