自分の核に気づいている人は強い。
なんたって、自分の核に気づいている人は、自分に自信を持っているから。
「これがあるから大丈夫」
と思えている。
揺るがない絶対的なものがあると、それだけで安心する。
あっちへ行ったりこっちへ行ったりと右往左往しなくなる。
ドッシリと構えて取り組むことができる。
気持ち的にゆとりを持って臨むことができる。
何か都合が悪いことがあっても、受け入れることができる。
良いこと尽くし。
自分の核を認識することは…
ただ、自分の核が何なのか認識していない人は多い。
自分自身と向き合わなくて。
日々の雑務に忙殺されて。
「自分の核」ということ自体を考えたことがなくて。
そもそも、自分の核が何なのか、知らなくとも生きてはいける。
日常生活を送るなら、全然問題はない。
だが、自分らしくより良い人生を歩むにはすごく大事なこと。
なんせ、核を理解しているからこそ、道は拓いていくものだから。
やみくもに進んだところで、道は拓くとは限らない。
自分の核に基づいて生きるからこそ、道は拓いていく。
ゆえに、自分の核を認識することは、すごく大事なことなんよね。
では、自分の核を理解するには、どうしたらいいのか。
それは、自分自身と向き合い続けること。
なぜなら、今までの人生の中に、ヒントは必ずあるものだから。
根気よく時間をかけることで、高い確率でヒントにたどりつく。
でも、慣れないうちは、自分と向き合うといっても、どうすればいいのか分からないもの。
ゆえに、そういう人は、次に挙げるようなものをキッカケに自分と向き合っていけばいいのではないか。
長い期間、続けている(続けた)ものを知ること。
諦めることができないものを知ること。
時間を忘れるくらい夢中になるものを知ること。
自分の言動に、周囲の人が喜んでくれたことを知ること。
自分の中では当たり前であっても、周囲の人からすると当たり前ではないものを知ること。
今まで取り組んできた様々なものの共通項を知ること。
損得勘定抜きでやれているものを知ること。
生活の中で、これがなくなることは考えられない、というものを知ること。
自然と気になるもの、チェックしているものを知ること。
多くの時間を費やしているものを知ること。
快適な感情を抱くものを知ること。
最初は、こういったものを参考にして自分を向き合っていけばいいのではないか。
だって、やみくもに自分と向き合ったところで、先に進まないことも多いから。
自分の核って、案外、すごいものではなかったりする。
自分にとって、当たり前なことだったりするんよね。
ただ、当たり前すぎて、自分では中々気づけなかったりする。
あまりにも、生活の中に溶け込みすぎていて…
そもそも、自分のことは、どうしても主観的にとらえてしまう。
客観的にとらえることって、容易なことではない。
ゆえに、自分の素晴らしい点は、見落としやすいもの、気づきにくいもの。
他人から見ると一目瞭然なことであっても…
自分では分からなかったりする。
だから、他人と本音で話し合うことってすごく大事。
なぜなら、自分のことを客観的に見てくれる人の本音の意見というのは、ものすごく参考になるから。
ハッとさせられることが多いから。
ただ、本音で語り合える人といえども、そう頻繁に会えるものではない。
そのため、自分で自分のことを客観的にとらえる訓練はしておいた方が良い。
とはいえ、そう難しいことではない。
なんせ、普段から、自分の想いや考え、意識していることを文字にするだけでいいから。
自分の想いや考えを文字として目で見ることで、一歩離れて自分をとらえることができる。
文字にした範囲だけは、客観的に自分をとらえることができる。
頭の中で考えていると、どうしても主観に引っ張られてしまうもの。
そうならないためにも、文字にすることってすごく大事なことなんよね。
そして、文字は文字でも手書きの方が効果は高い。
だから、文字にするなら、電子文字ではなく、自分の手で書く文字の方が良い。
どんなにデジタルな時代になっても、自分と向き合う点では、自分を客観的にとらえるためには、アナログな手段の方が良いんよね。
おそらく、これは、まちがいないだろう。
とにかく、今以上に、自分に意識を向けて、自分の素晴らしい点を認識できるようにしなよ。
そうやって、自分の素晴らしい点に気づいていくと、自分に対しての自信を高めることもできるし、自分の核が何なのか知ることができるようになるから。
地道な作業で時間はかかることだが、やる価値は大いにある。
だって、自分の核を知ることは、人生全体に大きな影響を与えることだから。
より良い人生にするためには、大事なことだから。
ゆえに、自分の核が何のか認識できるよう、普段から意識して過ごしなよ。
きっと、自分のためになるから。
サコヤンの独り言
「自分の核を見つける過程において、素晴らしいことにたくさん気づくことができる」