気を意識する。


すごく大事。


なんたって、どんな気を発しているかによって、結果は異なるから。


結果だけでなく、状況だって、気次第でどのようにもなる。


あまり意識されていないことだがすごく重要なんよね。


「気」というものは…


その証拠に、「気」という字を使った言葉がたくさんある。


パッと思い付くものを挙げてみよう。


強気、弱気、内気、病気、元気、気配、英気、短気、蒸気、血気、雰囲気、気配り、気を使う。


気が強い状態であれば、エネルギーに満ち溢れ前に進みやすくなる。


気が弱い状態であれば、エネルギーが感じられず前に進みにくく今に留まりやすくなる。


また、気が弱い時は、身体を壊すなど、病気になりやすかったりもする。


気というのは、その人の状態であったり、組織の状態だったりを表す時によく使われる。


だから、意識するにしないにかかわらず、誰もが気を発して生きている。


しかも、至るところで、その場所特有の気が流れている。


自分を含めて人の気を感じつつ、その場の気を感じる。


欲を言えば、時運の気の流れにも注目すること。


気を意識するだけで、様々なものが見え、色々なものをとらえることができるようになる。


そして、何かをやる際には、この気がすごく重要になる。


なんせ、物事は、気を弱めると上手くいかないことが多いものだから。


人と人が何かをする祭には、気と気がぶつかり合う。


気が強い者が有利に事を運び、気が弱い者が強い者の下につく。


そういうケースが多いんよね。


それに、相手に何かを伝える時、自分の気が弱ければ、伝わるものも伝わらなくなる。


伝えるというのは、言葉だけを相手に届けることを言うのではない。


美辞麗句を届けたところで、相手の胸には響くものではない。


相手に、伝える時、重要なのは「気」なんよね。


どれだけ強い気を持って、どれほどの強い気を相手に届けることができるのか。


それが大事。


たどたどしい言葉でも、そこに気が込められていると、すごく感動するものになる。


でも、どんなに美辞麗句を並べても、そこに気が込められていなければ、サッパリ印象が残らないものになってしまう。


どちらが良いかは、一目瞭然。


伝えるに当たって、何も綺麗に伝える必要はない。


もちろん、綺麗に伝えることに越したことはないが、それよりも自分の気をぶつけることの方が大事。


言葉に気を込めて、相手に届けることの方が大事。


気を強く込めると、真剣さや熱意、覚悟といったものを相手に感じてもらえる。


気を込めなければ、嘲笑や冷やかし、誤解といったものを相手に感じさせてしまう。


ただ、「気を強く込めた方が良い」と言われても一朝一夕にやれるものではない。


だって、自分の気というのは、自分自身の生き方が強く反映されるものだから。


何気なく生きていたり、中途半端に生きていると、気を強く込めることには時間がかかる。


なんたって、気を強く込めるよう、意識するのにある程度の時間は要するから。


でも、普段から、何か一つのことに真剣に取り組んでいる人や気を発している人は、あまり意識しなくとも気を強く込めることができるもの。


例えば、スポーツをやっている人、音楽をやっている人、創作活動をやっている人というのは、気を強く込めることを普段の生活でやれている。


特別、何かを意識しているわけではないのに…


夢中でやっている間は、気を強く込めて取り組めているもの。


こういったことが、就活では体育会系が有利とされている一つの要因となるのだろう。


なんたって、普段からスポーツに励んでいる人は、強い気を発して過ごしているから。


強い気を発する方が人に伝えやすく、人を動きやすくするため、重宝される。


ゆえに、強い気を発する人と、弱い気を発する人では、強い気を発する人の方が選ばれる。


就活に限らず、様々な場面で言えること。


どんな気を発するかは、今までの生き様が大きな影響を与えている。


仮に、今弱い気を発しているのであれば、少しずつ強めるようにしたら良い。


急激に強い気を発することができることは滅多にないが、積み重ねていけば着実に強くなっていく。


稀に、何か重要なことに気づき、いきなり強い気を発することができる人もいるがね…


だが、多くの人は、少しずつ積み上げていくことが現実的。


だから、普段から、気を強くすることを、気を高めることを意識して過ごしなよ。


何気なく生きていると、「気」というものは高まるものではないから。


では、どうすれば、気は高まるのか。


それは、何でも良いから一生懸命に取り組むこと。


どんなことでも良いから夢中になって取り組むこと。


体裁などは関係なく、精一杯取り組むこと。


こういったことを繰り返していくことで、気は高まっていく。


もし、何をしたら良いかピンとこない人は、自分の想いや考えを表現し続ければ良い。


ただし、真剣に。


自分と本気で向き合い自分の想いや考えを表現していると、高い確率で気は高まっていく。


もし、何かを伝える必要があるなら、言葉だけに注意を払うのではなく、自分自身の気にも注意を払いなよ。


気が高まっていくと、綺麗な言葉ではなくとも、相手の胸に響くものとなるから。


今の自分では伝わらなくとも、気を高めていくうちに自ずと伝わるようになる。


案外、そんなものなんやで。



サコヤンの独り言

「人や時運、その場に漂う気を強く意識することで人生は拓けていく」