一度で上手くやろうとしないこと。


すごく大事。


なぜなら、毎回毎回、一度でやれるものではないから。


もちろん、一度でやれることもある。


だが、そんなのは稀。


大概は、一度でやれないものばかり。


だから、何度でもやれば良い。


上手くいくまでトコトン挑戦すれば良い。


すると、ちゃんとやれるようになるから。


上手くいくようになるから。


多くの人が頭では分かっている。


上手くいくまで何度でもやれば良い、ということを。


けど、それを受け入れることができていないんよね。


なぜなら、実際は、今までの人生で、「上手くいくまで何度でもやる」という考え方を否定して生きているから。


すぐに認められたい。


すぐに結果を出したい。


数回やって駄目だったらすぐに諦める。


といった、想いを抱いたり、行動をしていたことで、無意識の内に否定してしまっていたんよね。


何度も挑戦するということを…


しかも、悪循環を生んでいた。


なぜなら、すぐに認められたい、すぐに結果を出したいという想いは、自分自身に大きなプレッシャーを与えるから。


単なる一回を、とんでもなく大事な一回に変える。


から、最初の一歩を踏み出しにくくなっちゃう。


失敗したらそこで終わり。


という状況を自分で作り上げてしまっている。


こんな状況の中、新たなことをする場合、よっぽどの覚悟が必要となる。


その上、百パーセントに近い確率で大丈夫、と思えるようになる必要がある。


じゃなきゃ、怖くてやれるものではない。


ただ、わざわざ、そんなプレッシャーをかける必要はない。


最初の一回であろうと、未来を通して考えると、しょせん、数ある中の一回に過ぎないんやから。


いつもいつも、最初の一回ですべてが決まるのであれば、次第に、何もやれなくなる。


失敗するのが怖くなって…


また上手くいかないのではないかと思い込んで…


やれる自信を抱くことができなくて…


そもそも、よっぽど優れた人ではない限り、すぐに認められることはないし、すぐに結果を出せるわけでもない。


これが普通。


でも、こういったことを受け入れることができなくて、すぐ認められることを、すぐ結果を出すことを求める人はたくさんいる。


なぜなら、人から認められることや結果を出すことの良さを経験上知っているから。


もしくは、人から認められないことや結果を出さないことの辛さを経験上知っているから。


良さを知っている人は更なる旨みを得るために素晴らしい結果を求める。


また、辛さを知っている人は辛さを避けるために素晴らしい結果を求める。


どちらも、素晴らしい結果を得るための過程を意識していない。


だって、欲しいのは、素晴らしい結果だから。


焦点が、結果を得ることに定まるから、何度もやるという発想が浮かばない。


ただ、頭では結果を求めているのだが、目の前にあるのは、一度で素晴らしい結果を出せるものではなかったりする。


成長を重ね、上のステージに行くごとに、何度もやる必要があることが多い。


なんたって、取り組むことのレベルが上がっているから。


自分のレベルが上がっているとはいえ、取り組むことのレベルも上がっているため、一度でやれるものではない。


そういうものに対して、強引に一度でやろうとすると、かえって、何もできなくなっちゃう。


何度もやって上手くいくものを、一度でやるには、相当な力を要する。


力がないにもかかわらず、そんなことをやろうとはしないこと。


やろうとしても、できやしないから。


ゆえに、一度 or 数回で素晴らしい結果を出そうとすることに固執する必要はない。


固執したって、良いことはない。


だから、できる限り早く手放せば良い。


とはいえ、固執している場合、一度 or 数回で素晴らしい結果を出さなければならない、と義務として捉えていることが多いから要注意。


そんな時は、義務としてとらえるようになった背景に意識を向けること。


すると、義務としてとらえる必要がないことに気づくことができたりするから。


物事には、原因や理由があって結果があるもの。


結果の背景を辿っていくと、多くのことに気づくことができる。


誤って認識したことや、過去抱いた想い、方向性がズレた時期など様々なことを。


記憶を辿り、過去の誤りを受け入れて記憶を修正する。


すごく大事なこと。


なんたって、これによって今の行動が変わるから。


義務としてとらえていたものを、義務としてやる必要はないと改めて認識することができると、考え方から行動まで色々なものが変わっていく。


過去の記憶の修正は、心のブレーキを取り除くことにつながり、今の自分の行動に大きな影響を与える。


制限があるかないかで、行動は全然違ったものになるしね。


人生において、義務が多ければ多いほど、窮屈さを感じるもの。


だから、少ない回数で素晴らしい結果を出さなければならない、という考え方は手放した方が良い。


生きる上で、義務としてやる必要があるものなんてそんなにないんやから。


結果なんて、素晴らしい結果が出るまで何度でも挑めば良い。


すると、ちゃんと、素晴らしい結果は出るから。


気楽に臨んでも大丈夫。


案外、そんなものなんやで。



サコヤンの独り言

「何回もやって素晴らしい結果を出せるようになれば、それで良い」