満足できるポイントをどこに設定するのか。


人生を生きていく中で、非常に大事なこと。


小さなところに満足できるポイントを設定すると、小さな世界でしか生きることができない。


大きなところに満足できるポイントを設定すると、そこを目指し世界をドンドン広げるようになる。


ただ、多くの人は、満足できるポイントを自分がどこに設定しているのか把握していない。


なんせ、無意識の内に満足できるポイントを設定してしまっているから。


そして、この無意識に設定されたポイントに大きな影響を受けて生きている。


なぜなら、満足できるポイントがどこにあるかによって、意識、想い、行動、といったものが全く違うものになるから。


満足できるポイントが低く設定されていると、どうしても、それに応じて低い意識、想い、行動をとるようになる。


満足できるポイントが高く設定されていると、それに応じて、高い意識、想い、行動をとるようになる。


満足できるポイントに、自分が引っ張られる形になっている。


だから、できる限り、意識して満足できるポイントを高く設定した方が良い。


なんたって、何も意識しなければ、今いる環境で得られる小さな満足を満足できるポイントに設定しがちだから。


すると、今の自分の力で得られる満足で妥協してしまう。


しかも、今ある環境の満足に妥協してしまうと、そこで、成長さえも止まってしまう。


満足しちゃうと、そこから上を目指さなくなるんよね。


人は、上を目指すからこそ、成長し続ける。


でも、上を目指す意識を持ち続けることって、簡単にできることではない。


なぜなら、今やることはたくさんあり、作業をこなすことに多くの時間が費やされてしまうから。


そうやって過ごしているうちに、上を目指すことよりも、今いる環境を維持しようとする。


だって、今やることばかりに意識が集中し、焦点が、今やる作業に定まってしまうから。


無意識の内に、視野が狭くなり、今いる環境しか目に入らなくなっている。


意識できなくなっている。


一つの環境で長い時間を過ごすと、自分の中でその環境が全てになってしまう。


どのように考えるのか。


どのような行動をするのか。


今いる環境の常識等に沿って生きるようになる。


もちろん、満足できるポイントも、今いる環境の中で見つけようとする。


だから、小さな世界での満足に妥協するようになるんよね。


当の本人は、妥協していることに気づいていないことは多いが…


なんせ、妥協しているとは、思いたくないから。


自分自身の気を良くするために、妥協ではなく、満足という言葉を使う。


一種の防衛本能が働いているのかもしれない。


なんたって、「今の生活に満足している」という言葉を発する人は何人もいるが、「今回の人生に満足している」と発する人はほとんどいないから。


本当に満足しているなら、今の生活という限定的な言葉ではなく、すべてを含む人生という言葉を使うはず。


本当には満足していないけど、今の生活だけを見ると、それなりに楽しいからokとする。


妥協した上での満足なんよね。


実際のところは…


一つの環境だけでの満足を求めると、どうしても妥協した満足になってしまうもの。


なんたって、非常に限られた範囲内での満足だから。


世界は広く、様々な満足がある。


今自分がいる環境での満足は、そのたくさんある中のたった一つに過ぎない。


ゆえに、視野を広く持って、多くの満足を見て、その中から自分に合う満足を選び、求めたら良い。


何も、今いる環境の中だけで満足できることを求める必要はない。


そもそも、今いる環境の中で得られる満足は、本当に満足できるものではないことが多いしね。


小さな世界の小さな満足にとらわれることはない。


だって、人には、無限の可能性があり、世界に影響を与えるほどの力が秘められているんやから。


どれほど、可能性を開かせるか、秘められた力を目覚めさせるかは、本人次第。


だが、誰にだって、可能性があり、素晴らしい力を秘めているのは明らか。


そういう素質を備えているにもかかわらず、小さな世界で収まるなんてもったいない。


できる限り上を目指し、できる限り質の高い満足を求め、実際に得たら良い。


その気になれば、誰にだってやれること。


今の自分の力や今いる世界を見て全てを判断することはない。


満足できるポイントを常に少し上に設定すると、いつまでも上を目指し続けることができる。


上を目指し続けていると、成長し続け、それに伴って、環境も変わっていく。


しかも、環境が変わっていけば、より質の高いものが得られる。


一度、こういった流れができると、上を目指すのが楽しくなる。


今度は、何が得られるのか、楽しみになる。


今に留まることがつまらなく感じる。


こうなればしめたもの。


成長サイクルに乗っかり、自ずと成長し続ける。


再び、一つの環境に留まる時が来るまで…


今得られる満足ではなく、今の環境よりも質の高い満足を求めることで多くのことが変わっていく。


それほど、レベルの高い満足を設定することには大きな力が備わっている。


案外、そんなもの。


ゆえに、自覚して、レベルの高い満足を求めなよ。


その時から、人生に変化の兆しが生まれるから。



サコヤンの独り言

「より高い満足を目標として求めよ」