未来を考える。


ものすごく大事。


いつしか、未来のことを考えなくなっている自分がいる。


小さい時は、自由に未来を描いていたのに…


成長するごとに、未来のことを考えなくなる上に、未来のことを話さなくなる。


夢や理想をどこかに追いやってしまう。


日々、生活する中で。


一日のスケジュールはびっしりと埋まり、やることに追われ、忙しく過ごす。


夢や理想を考える余裕もなく、また新たな一日が、似たような一日が始まる。


その繰り返し。


何の疑問を持つことなく、馬車馬のように過ごす日々。


いや、疑問を持つことが怖いのだろう。


疑問を持つことから目を伏せているのだろう。


疑問を持つことなく楽をしたいのだろう。


なんたって、将来を考えると不安が募るから。


現状を見て、現状の延長線上に将来を置くと、やりきれない気持ちになる。


ゆえに、自分を守る方法の一つとして、将来を考えないようにしている。


その言い訳として、「今が忙しいから」「やることがたくさんあるから」「時間がないから」といったように最もそうな理由を並べる。


だが、冷静に考えてみると、こういった言い訳は、大したものではない。


立派な理由と思っているのは使っている本人だけ。


しょせん、やらない理由の常套句でしかない。


使っている当の本人は気づいていないが…


確かに、やることは多く、やるべきことに多くの時間を費やされる。


けど、一日丸々予定が埋まっている人なんて、滅多にいやしない。


だから、時間はあるんよね。


ただ、時間を作ろうとする意識がないだけで。


時間を作ろうとする意識を持てば、時間は作れるもの。


ただ、まとまった時間をたくさん取ることはできないかもしれない。


けど、隙間の時間なら確保することができる。


この隙間の時間を集めると、結構膨大な時間になったりする。


案外、バカにできないんよね。


予定と予定の間などの、隙間の時間は…


将来を考えることに置いては、十分使える。


だって、まとまった時間は、必ずしも必要ではないから。


少ない時間でも考えることはできる、意識することはできる。


こうして、未来を考える時間を生活の中に入れることが大事なんよね。


なんせ、未来を考えるからこそ、今に活力が生まれるから。


未来を描くからこそ、今の自分との差がハッキリする。


ハッキリするからこそ、差を縮めることができる。


未来を考えることは、不安を抱くためではなく、今を生き切るための手段なんよね。


目標や目的地があるからこそ、そこを目指して、前に進むことができる。


だが、目標や目的地がない場合、あっちへ行ったり、こっちへ行ったりと右往左往してしまう。


流れに流されるまま、時を刻む。


もちろん、これが悪いと言うつもりは、毛頭もない。


けど、一度考えてもらいたい。


海上で船に乗っていたとして、潮の流れに乗るだけで、どこかの陸地に着くことができる船がどれほどあろうか。


しかも、その陸地が、素晴らしい場所である場合が、どれほどあろうか。


実際は、ほぼ皆無


到達できる人は、よっぽど運に恵まれている人。


流れに乗るだけでは、最終的には上手くいかないことは多い。


これは、普段の生活においても、似たようなことが言える。


なぜなら、どこかの組織に所属することは、船に乗ることに似ているから。


組織の規模は、船の規模に似ているから。


どんな組織に所属しようと、一生面倒を見てくれる組織なんて滅多にない。


いずれは、その組織から出る時がやってくる。


だからこそ、未来を考える必要があるんよね。


未来を見据えた上で、今を生きるからこそ、今に力を注ぐことができる。


未来は、今の延長線上として考えるのではなく、切り離して考えた方が良い。


だって、延長線上で考えると、不安を募らせるばかりで、自分を傷つけるだけ。


未来を切り離して考え、冷静に、今の自分との距離を測る。


そして、距離を縮めるためには、どうしたら良いのかを、真剣に考え、実際に行動に移すこと。


もちろん、一つの行動で、一気に距離が縮まるものではない。


だが、一つの行動で、1cmでも、1mmでも縮めていると、行動が増えれば増えるほど、距離は着実に縮まっていく。


これは、明らかな事実。


なんせ、一歩一歩着実に進めば、世界一周だってできるから。


小さな一歩は軽く扱われがちだが、積み重ねるとバカにできないものへと変わる。


ただ、積み重ねるためには、想いがいる。


意思がいる。


目指すものがいる。


何の理由もなしに、何気なく積み重ねるのは、あまり、現実的ではない。


なぜなら、人はロボットではなく、感情が備わっているため、こんな調子ではモチベーションが続かないから。


だからこそ、未来を考える必要があるんよね。


未来を真剣に考えると、そこに、目指すものが生まれる。


この目指すものこそが。今の生活のカンフル剤となり、今の生活に活力を与える。


ゆえに、未来を考えることは、今の自分にとって大きなプラスを与えることなんやで。


ちゃんと自覚して日々を過ごしなよ。


こうやって過ごしていると、きっと、今の生活に変化が現れてくるはずだから。



サコヤンの独り言

「大人になっている人ほど未来を考えよう」