喜びを得ようとする意識が喜びをもたらす。


普段から、どんな意識で過ごすのか。


どんな意識を持って事に当たるのか。


ものすごく重要。


だが、自らの意思で意識している人は少ない。


なんせ、今までと同じような意識で過ごしちゃうから。


長い時間培ってきた感覚で、日々を過ごす。


もちろん、これが、悪いと言うわけではない。


各々の人生であって、各々が好きにやれば良いから。


ただ、喜びを意識しているのか、不安を意識しているのかで行動が変わってくる。


何か事に当たる時、喜びを意識していると、喜びを得ようと前へ前へと進む。


自ら、率先して物事に取り組み、自分の力で喜びを得ようとする。


だから、結果的には、喜びを得ることが多い。


けど、何か事に当たる時、不安を意識していると、不安ばかりを気にして、進むことなく今の場所に立ち止まってしまう。


しかも、やってもいないのに不安ばかりを膨らませ、動こうにも動けなく不安なことばかりを考えて時だけが流れていく。


ゆえに、不安を手にするだけで、何も得ることができない。


人は意識しているものを見て、意識しているものをつかむ。


喜びばかり意識している人は、喜びを手にする。


不安ばかり意識している人は、不安を手にする。


何を意識するかによって、得るものが変わってくる。


どうせなら、喜びを意識して、喜びを手にしなよ。


その方が、人生が楽しくなるから。


とはいえ、多くの人ができることなら喜びを手にしたいと思っているのも事実。


けど、その想いとは裏腹に、不安ばかりを手にしてしまう。


これは、なぜなのか。


それは、潜在意識に不安を抱くことが強く刻まれているから。


小さい時に、何か大きな失敗をして。


小さい時に、心に大きな傷を負って。


小さい時に、自分に対する自信を失って。


こういった理由で、不安を強く抱くことが始まった可能性は高い。


そして、不安を強く抱きながら長い時間過ごすことで、その状況があなたにとって当たり前になっている、という事実。


しかも、当たり前になっているがゆえに、この状況に何の疑いも持っていない。


だから、いつまでも不安を強く抱きながら生きてしまう。


自分がこの状況に気づき、「何かおかしい」と自覚するまでは。


今、自分がどんな意識に基づいて生きているかは、育ってきた環境が大きく影響している。


特に、親や兄弟の影響が…


一つ屋根の下で暮らしていると、自然と影響されるし、影響を与える。


そして、子供は、親を見て、多くのことを学ぶ。


親の意識、考え方、習慣、価値観といったものをたくさん。


すると、こういったものが、自然と自分の中にも蓄えられているんよね。


良いか悪いか関係なく、かつ、無意識の内に。


親の良いところも悪いところも、自然と受け入れる。


親が不安ばかりを抱く人であれば、その価値観を、自分も受け継いでいることは多い。


でも、親の影響は大きいが、必ずしも、それで決まるわけではない。


なんせ、人は変化し続けることができるから。


たとえ、今、不安ばかり抱いていたとしても、少しずつではあるが、喜びに基づいて意識できるようになる。


あなたに、多くのことを学び、自分自身と向き会う覚悟があるなら…


世の中には知らないことが多く、学べば学ぶほど、自分の考えや価値観が当たり前ではないことに気づく。


正しいものではないと認識する。


だから、学ぶ必要があるんよね。


自分の考え方や価値観を修正するために…


人は、自分と違う価値観、違う考え方などに触れた時、大きく成長する。


そして、大きな喜びを得ることができる。


なんたって、人の中には、「自分をより大きな存在にしたい」という欲があるから。


そもそも、人は、学ぶことに貪欲なんよね。


なんせ、学び続けることで、文化を発展し、世界が発展していったんやから。


ただ、自分と異なる価値観や考え方に触れ、大きな喜びを得るためには、自分と異なる価値観や考え方を受け入れる必要がある。


受け入れるからこそ、先に進むことができるもの。


受け入れるためにも、自分と異なる価値観や考え方に触れると、喜びを得ることができるという意識を抱くことが大事。


仮に、不安を抱いていたら、受け入れるどころではない。


そこで、次のようなことを思い出してもらいたい。


海外旅行に行ってすごく楽しかったこと。


新たに知り合ってすごく楽しかった人。


新たにやってみてすごく楽しかったこと。


こういうのを思い出すと、自分と異なる価値観や考え方に触れることの喜びを、再び味わわせてくれる。


リアルに思い出せば思い出すほど、自分と異なる価値観や考え方に触れることのハードルが下がり、難なくやれるようになるもの。


不安が強い人は、単に、自分と異なる価値観や文化に触れる喜びを忘れているだけなんやで。


だから、思い出せば、ある程度の不安は和らぐもの。


不安ばかりに焦点を当てたところで意味はない。


そのことを自覚するんやで。


とにかく、過去に抱いた喜びなどを思い出しながら、喜びの意識を強く持って過ごしなよ。


そうやって生きていると、自ずと、喜びに基づいて生きることができるようになるから。


案外、そういう風になっているんやで。



サコヤンの独り言

「普段から喜びを意識しよう」