多くの人が、過去の自分と比べると変化している。
大きく成長している。
これは、まちがいない。
なんせ、過去の自分と比べると、できていることは増えているから。
ただ、変化していることに、成長していることに自分自身が実感していないだけ。
ちゃんとした実感がないため、変化していないと思ったり、成長していないと思ってしまう。
要は、自分が思い込んでいるだけなんよね。
では、なぜ、変化していないと、成長していないと思い込んでいるのか。
それは、自分と向き合うことを疎かにしているから。
自分が変化していることに、成長していることに意識を向けていないから。
日々こなすことばかりが続き、心に余裕を抱いていないから。
様々なキッカケがあり、自分の変化や成長を見逃している。
意識できなくなっている。
あまりにも近い存在であるがゆえに、自分で自分を褒めることも、認めることもほとんどない。
そんな状況が続いちゃう。
人は、変化や成長をしたら、人に認めてもらいたいもの。
気づいてもらいたいもの。
だから、人の変化にすぐ気づき、褒めることや認めることができる人は、やはり、共感を得られやすい。
ただ、自分以外の場合、目で見ることができるから、特に意識しなくとも、会っていると変化や成長に気づきやすい。
だが、自分自身の場合、普段の自分を目で見ることはできないから、客観的に意識してとらえる必要がある。
自分が変化しているのか、成長しているのか、進化しているのか。
といったことを判断し、確かめるためには…
でも、この作業は、中々やれている人は少ない。
なんせ、何かを成し遂げたとしても、すぐ次のことが起き、新たに始まるから。
自分として生きることに切れ目がないんよね。
ゆえに、自分の人生は、自分としてずっと続いていく。
できたことをゆっくり振り返るのではなく、新たに起きたことに目を向ける。
これの繰り返し。
もちろん、次々とこなし、やれていることは増えていく。
けど、やれていることを確かめることなく、意識を修正することなく次に進んでしまうから、意識そのものは、以前と大して変わらなかったりする。
そのため、意識と能力との間にギャップが生じるんよね。
確かに、能力は上がっているのだが、意識が以前のままだったりするため、自分の能力を上手いこと活かすことができていない人がいる。
意識が上がれば、今以上に力を発揮することができるというのに…
時折、能力は高いのに、結果も出しているのに、自分に自信を持てていない人がいる。
こういう人は、能力と意識の間にギャップを設けてしまっているんよね。
能力の上昇は、身体で感じることができるから、分かりやすい。
だが、意識が上昇しているのかは、目で見えるものではない。
自分で認め、自分で実感するしかないんよね。
だからこそ、自分と向き合う時間が重要となる。
なんせ、能力を上げたからといって、必ずしも、自動的に意識が高まるとは限らないから。
一般的に、能力を上げていくと、それに伴い結果もついてくる。
ただ、本当に大事なのは、こういった一連のことをしっかりと認めること、褒めることなんよね。
そうやって初めて、自分で実感することができるんやから。
小さい時は、褒めてもらうと、すごく嬉しくなる。
すごく安心する。
そして、「良かった」と自分で自分を認めるようになる。
けど、歳を重ねていくごとに、やれることが増えていき、その上、これが当たり前のように思われる。
すると、褒められる回数が、認められる回数が減っていくんよね。
こういった環境の要因もあり、変化していることが実感できにくくなっている事実がある。
人が、自分に対して、言葉に出して認めることや褒めることは、自分が思っている以上に減っていく。
そのため、変化や成長をした際には、自分で自分に言葉を投げかけることはすごく大事なことなんやで。
それによって、自分の中に落とし込めることができるんやから。
しかも、これが、一つの自信となり、明日へとつながっていく。
きっと、時が流れていくごとに、自分に言葉を投げかけている人とそうではない人との間には、大きな差が現れていくだろう。
なんたって、事あるごとに、自分に言葉を投げかけている人は、その度に、自分に対しての自信を強めていっているから。
これは、後になればなるほど、効いてくる。
なぜなら、自信の有無は、結果に大きく左右するから。
大切な時に、自分で自分を認めることができるかは、普段から自分のことを認めているかどうかにかかっている。
だからこそ、大事なんやで。
変化していることや成長していることを、しっかりと自分で認めることは…
だって、歳を重ねるごとに、普段の生活では、言葉に出して自分を褒めてくれる人や認めてくれる人は少なくなるものなんやから。
そのため、普段から、自分で自分を認めなよ。
これが、いざという時、「自分なら大丈夫」と思えることにつながるから。
案外、そんなものなんやで。
サコヤンの独り言
「変化していることは明らかだから、これをありのまま認めよう」