自分の都合より、相手の都合。
今の自分の状況や環境を変えて、上のステージに行くためには・・・
上手くいっていない人の多くが、自分の都合を優先させている。
もちろん、自分の人生だから、それでも構わない。
だが、自分の都合を優先している限り、大して、人生は好転していかないであろう。
不思議なことだが、そうなっている。
相手の都合に合わせて、自分を動かし、先に相手に喜んでもらう。
その後に、自分が喜ぶ。
喜ぶ順番は、相手が優先、自分が後。
自分が先に喜ぶためには、強力な力がいる。
大きな運がいる。
素晴らしい仲間の存在がいる。
素晴らしい力も備えてもいないのに、自分を先に喜ばせようとしたところで、そう、上手くいくものではない。
だって、力がない状態の人には、多くの人がついていかないから。
自分の我を通そうとすればするほど、周囲からは浮いた存在になり、迷惑を与える存在として扱われる。
自分の都合で何もかもしたいのであれば、それ相応の力を身につける必要がある。
周りが納得するような力を。
だが、最初からそんな力を持っている人なんて稀有な存在。
多くの人が、力のない状態から始まる。
ゆえに、力をつけるまでは、自分の都合よりも、相手の都合をより重きに考える必要がある。
力がない者は、相手のことを強く意識し、相手に喜んでもらうことを繰り返す。
そして、汗をかき、手間をかける。
相手のためになることなら惜しむことなく、労力を費やす。
こういったことがすごく大事。
もちろん、こういった中には、人が嫌がることもあるだろう。
だが、人が嫌がることを自分がやり、自分が楽をするのではなく、相手に楽をしてもらうために懸命にこなすことで、相手の役に立つことができる。
上を目指すのであれば、考えは、まず、相手ありき。
相手が優先。
そのため、自分が楽をするために動くなんて、言語道断。
けど、よくよく考えてみると、自分が楽をするための行動は、たくさんある。
いかに、自分のことしか考えていなかったことを知り、やりきれない気持ちになる。
自分の人生だからこそ、まずは、相手のことを考える。
そういう姿勢が大事なんよね。
なんたって、自ら多くを得ようとすることよりも、自ら相手に与えている人の方が、多くを得ることができるから。
ある人の周りに、人が集うのは、その人が、たくさんのことを与えているから。
ある人の周りに、お金が集うのは、その人が、多くのことを与えているから。
より多くのことを与えることができている人ほど、上のステージに行っている。
自分一人で何かを求めたところで、そこには、限界がある。
だって、一人でやれることはタカが知れているから。
しかも、自分の都合に基づいて自分一人で求めたところで、協力してくれる人はほとんどいない。
そんな人に、自分の貴重な時間を割いてまで、協力しようとは思わない。
それが現実。
だが、自分の時間と労力を割いて、人のために動いている人には、いざという時、応援してくれる人がたくさんいる。
人は力。
その力を、自分の周囲に集めるには、自分の都合ばかりを優先していいものではない。
相手のことを考えて動くからこそ、自分の周囲に多くの人が集うもの。
だから、人のために汗をかき、人のために自分の時間を割きなよ。
決して、自分が楽をしようと思うのではなく・・・
相手の代わりに自分が労力を費やすんやで。
それが、今の自分の状況や環境を変えるコツの一つだから。
自分の都合を主に考えていると、自分が得するように、自分が楽するように行動を選んでしまう。
けど、これこそが、自分を現状に留める行動なんよね。
ただ、相手の都合を考えるからといって、「してあげている」という態度は取らないこと。
「してあげている」という態度は、相手に喜んでもらうどころか、かえって、傷つけることになるから。
謙虚な気持ちを持って、相手の都合を考え、それに合わせて動く。
こうやって動いていると、時が経ってから、変わった形で、自分の下に何かがやってくるから。
人のために動いて、自分の下に返ってくるのは、タイムラグがあるんやで。
とにかく、自分の都合を優先させたところで、あまり、良いことはない。
だから、人のために、時間と労力を費やすんやで。
人が嫌がることでも、自ら進んでやるんやで。
相手に喜んでもらうために・・・
目の前にいる人を喜ばせていると、巡りめぐって、自分の所に返ってくるから。
案外、そんなもの。
そして、自分の都合を主にして動いていると、時の流れと共に、多くのものが自分の下から離れていくから要注意。
自分のことばかりに動く人と、人のために動く人では、次第に、大きな差が生まれるもの。
ただ、どちらの人生を歩むかは自分の自由だから、好きな方を選べば良い。
できることなら、人のために動く道を歩みなよ。
その方が、自分のステージは上がるし、自分のために多くの人が力になってくれるから。
人は力。
自分の周りに、どれほどの人がいて、どれほどの力を発揮してくれるかで、その人の人生は全然違うものとなる。
人の都合を考えて動くことは、人とつながることでもあるんやで。
なんせ、人とのつながりは、与えるからこそ、深まっていくんやから。
与えられるのを期待するだけでは、何の進展もしやしない。
そもそも、人の都合を考えることは、一見、損することのように思えるが、実は、自分にとって素晴らしいものをもたらしてくれる行為なんやで。
ゆえに、相手の都合を考えた上で動きなよ。
自分の都合は二の次なんやで。
上のステージに行く想いを抱いているのなら・・・
サコヤンの独り言
「相手の都合を考えた上で動こう」