過去、環境を変えて失敗したと強く感じたことがある人は、自ら環境を変えようとはしない。


たとえ、変えることで、良い環境になることが事前に分かっていたとしても・・・


良いか悪いかの問題ではない。


変わることに対して、強い不安を抱いてしまっている。


失敗したと感じたことが、自分の心に強烈に刻み込まれて・・・


そして、次第に、環境を変えないことが当たり前となっていく。


ゆえに、どんなに変わろうと思ったところで、変わらないような行動を選択してしまう。


無意識の内に、潜在意識の力に沿って・・・


潜在意識の力は強力で、顕在意識の力を上回る。


そのため、潜在意識に刻まれていることが優先されてしまう事実。


これはこれで、受け入れよう。


そして、一度、よくよく考えてもらいたいことがある。


過去、環境を変えて、失敗したと感じたことは、実は、失敗ではないことを。


その時には、失敗と感じるしかできなかったことを。


自分の都合に沿わなかったから失敗と決め付けただけであることを。


人生には、無駄なことなんて一つもない。


だから、過去、失敗と感じたことにも、重要な意味が含まれている。


その時気づくこともあれば、後になって気づくこともある。


ただ、言えることは、失敗と感じたことにも、何かしらの意味があり、価値があるということ。


しかも、自分が成長できる何かが含まれているということ。


自分の人生に起きることは、すべて、自分の成長に関係している。


たとえ、一見、自分にとって都合が悪く感じるものであっても・・・


都合が悪いことを通して大切なメッセージを伝えようとしてくれている。


でも、自分にメッセージを受け取る意識がなければ、都合が悪いものとして判断されてしまうが・・・


過去、環境を変えて、失敗したと感じたのは、単に、物事や出来事の中に隠された大切なメッセージを読み取る力が及ばなかっただけ。


なんたって、小さい時には、物事や出来事の中に隠されたメッセージがあるとは、誰も教えてくれなかったから。


これでは、気づくはずもない。


その上、自分で判断できる力も備わっていなかった状態だったんやから。


表面上を見ただけで、良いか悪いかを判断してしまっていた。


しかも、その時の自分の都合を判断の基準にして・・・


自分の都合に良いものであれば良いものとなり、自分の都合に悪いものであれば悪いものとしていた。


おそらく、環境を変えて失敗したと感じたのは、変わった環境で上手く馴染むことができなかったからであろう。


ただ、これは、環境の変化のセイではない。


環境の変化に順応することを放棄した自分の責任。


もしくは、物事や出来事に、意味を感じ、自分に活かさなかった自分の責任。


自ら、環境に順応しようと前向きな想いで臨んでいると、ちゃんと順応できるものだから。


環境の変化には、何の落ち度もない。


だって、環境が変化すること自体には、良いも悪いもないから。


自分に活かすようにすれば、環境の変化は良いものとなる。


逆に、自分に活かすことができなければ、環境の変化は悪いものとなる。


単に、自分がどのようにとらえたかによって変わってくる。


これが事実。


そして、環境の変化は、自分に活かせば活かすほど、より大きな自分にしてくれる。


なんたって、見る景色が変わり、新たな刺激をたくさん受けるから。


しかも、上手くいかないことも山ほど経験し、自ら工夫して成長しようとするから。


こういった一つ一つが、自分をパワーアップさせる。


だから、環境の変化は、自分次第でより良いものにすることができるんやで。


要は、自分次第。


だから、過去、環境を変えて失敗したと感じたとしても、環境を変えるよう挑みなよ。


何度でも何度でも。


環境を変えた時に得られるものは、計り知れないものがあるんやから。


過去、環境を変えて失敗したと感じたのは、今、もしくは、次のチャンスを活かすためにあるんやで。


環境を変える重要性をより一層深く理解すると共に、過去の経験を最大限に活かすために、あの時、失敗したととらえたんやから。


また、すべては、今のため、次のためにあったことなんやで。


環境の変化を受け入れる意識と姿勢を持ちなよ。


たった、これだけで、環境の変化は素晴らしいものとしてとらえることができるから。


過去の経験をふまえた上で、前に進もうではないか。


今いる環境を飛び出そうではないか。


新たな環境に一歩足を踏み入れようではないか。


それが、自分の成長につながっているんやから。


変な思い込みやとらわれを取り除き、環境の変化をとらえると、いかに、素晴らしいものかが分かる。


こうやって、改めて、認識することが大事なんやで。


過去に、誤った思い込みをした人は、その思い込みを解放するよう意識しなよ。


変に解釈してしまうと、変に解釈した通りのことが自分の世界に起きてしまうから。


正しく認識すれば、環境の変化は、自分に素晴らしいものをもたらすことを理解することができる。


案外、そうなっているものなんやで。


とにかく、環境の変化に対する意識を修正し、環境の変化を受け入れながら過ごしなよ。


この意識と姿勢が、自分に与えてくれるものは計り知れないから。


堂々と環境を変えていけば良い。


冷静に考えてみると、オーバーに考えるものではないから。


アッサリと、すんなりと、自分の環境を変えていけば良い。


そして、生き続ける限り、環境に変化をもたらせば良い。


すると、自ずと、自分をより良い場所に導いてくれているはずだから。


環境の変化を受け入れ、前に進め。


もちろん、小さな変化でも構わない。


大切なのは、環境を変化させ続けることなんやで。


そのことを肝に銘じて、着実に前に進む。


これが大事なんやで。



サコヤンの独り言

「環境の変化を受け入れると、様々なものをもたらしてくれる」