自分自身を解放する。
ものすごく大事なこと。
なんたって、人は、生きているうちに、様々なものにとらわれるようになってしまうから。
しかも、そのとらわれによって、行動を縛られてしまう。
ゆえに、とらわれが少ない方が、自由に考え、好きなように動ける。
人は皆、育つ環境が異なり、何にとらわれるかは人によって千差万別。
完璧にしなければいけない。
我慢しなければいけない。
失敗してはいけない。
といったように。
〇〇はしてはいけない、〇〇しなければいけない、といったことがあればあるほど、自分に大きな制限をかけて生きていることになる。
本来は、人は皆、自由であるはずなのに・・・
自由に制限をかけているのは、自分自身なんよね。
決して、他の誰でもない。
今まで過ごしてきた中で、少しずつ、自分の意識に制限をかける。
何度も同じ言葉を投げかけられたり、自分自身で何度も同じ考えを頭の中で繰り返したり、芳しくない経験が強烈な印象として残ったりと、キッカケは様々。
ただ、共通しているのは、自分自身では制限をかけていることに気づきにくいこと。
自分が意識していないところで、いつしか、制限を設けてしまっている。
しかも、これは、無意識の内に働くため、制限を設けていることに気づくまで、ずっと、制限された行動を繰り返してしまう。
だから、前に進もうとする意識はあるのだが、行動が伴わなかったりする。
やりたいという想いはあるのにやれない。
すごくもどかしさを感じることに・・・
そして、こういった場合の多くが、心に原因がある。
何かがキッカケで自分を制限し、やれないようにしている。
メンタルブロックがかかり、前に進むことよりも、自分を守ろうとする力が働いてしまう。
メンタルブロックによって、前に進むことが、自分の中で危険なものとして判断されてしまって・・・
そのため、やらない選択肢を選択することに・・・
過ごしてきた中で設けた制限が、自分の行動の選択肢を狭める。
この制限がある限り、自由な行動とは程遠い。
ただ、改めて認識してもらいたいことがある。
それは、やってみればすんなりとやれた、と感じることが多いことに・・・
必要以上に危険を警戒している自分に・・・
過去の出来事の記憶を、過剰に強めていることに・・・
今、自分の中にある制限は、過去の経験によって設けられたもの。
だが、必要以上に意識する必要はない。
だって、元々は、大したことがないものだから。
大したことではないものを、大げさにしているのは自分自身なんやで。
人のイメージ力は優れていて、大したことではないものでも、イメージを繰り返すことで、とんでもないものにすることができる。
イメージ力を間違った方向に使うと、平気で芳しくないことが起きる。
でも、正しい方向にイメージ力を使うと、自分の人生は大きく展開していく。
だって、イメージには、それほどの力があるから。
そもそも、自分の中にある制限というものは、過去の経験に基づいてイメージを膨らませたことでできている。
イメージによって膨らんだのであれば、イメージによって萎ませることも可能。
ゆえに、イメージによって膨らんだことによってできた制限が、唯一の答えではない。
ただ、それしか意識できていないために、唯一の答えだと認識しているに過ぎない。
そこに、萎んだイメージを加えると、今までの思い込みが、崩れていく。
だって、比較対象するものができたから。
それだけで、選択肢が増え、見る視点が増える。
すると、冷静になって判断ができるんよね。
人は、自分のことになると、視野が狭くなってしまう。
生きていると、自分にとって当たり前なことが増えることによって・・・
当たり前なことは、当たり前なものとしてとらえることで、あえて考えようとはしない。
正しいと思い込んで、他の選択肢を排除してしまう。
だからこそ、ある考えに縛られてしまう。
けど、縛られたままでは、前に進めないのが現実。
ゆえに、自分自身と向き合う必要がある。
しかも、心を意識しながら。
自分は、どんなことに違和感を抱いているのか、どんなことに心がストップをかけているのかに注意する。
なんせ、違和感を抱くものには、違和感を抱く理由があるから。
この理由を確かめていくと、自分が、どんな制限を設けているのかに気づくことができる。
気づきさえすれば、対処もできる。
そのため、まずは、気づく必要がある。
自分の中にある、制限やとらわれに。
でも、何もしなければ、何気なく生きていれば、決して、気づくことはできない。
案外、そんなもの。
ただ、気づきさえすれば、自分の中にある制限やとらわれから解放される可能性はグンと高まる。
また、実際に、解放される可能性も格段と高まる。
過去の経験によって、設けられたとらわれや制限は、気づくまでは、自分を守るために必要だったのかもしれない。
だが、気づいた時点で、それは、自分にとって必要ないものとなる。
なんたって、なくてもやっていける力がついた証でもあるから。
しかも、気づいた時が次のステージに進む時期でもあるんやで。
よって、今まで自分自身に設けられていた制限やとらわれを手放して、次に進みなよ。
それが、制限やとらわれに気づく、本当の意味なんやから。
次のステージに進むためには、今までのとらわれや制限を取り除く必要があるんやで。
手放すからこそ、次に進める。
なぜか、そうなっている。
とにかく、自分の中にある余計なものを手放して、自分自身を解放しなよ。
これが、自分のためにつながるから。
サコヤンの独り言
「今ある制限やとらわれを手放すことで次に進める」