やらないことが最大のリスク。


何かをやって負うリスクなんてタカか知れている。


やらないことのリスクに考えれば・・・


たとえ、何かをやってリスクを負ったとしても、それはそれで納得ができる。


だって、挑戦しているんやから。


自分の力不足が原因であって、責任は自分にあるから。


だが、何もしなければ、納得ができやしない。


むしろ、後悔が強く残る。


しかも、時が経てば経つほどに・・・


あの時やっていれば良かった。


と、後になって思うようになる。


でも、過去には戻れないから、あの時に戻ってやることはできない。


だからこそ、後悔が残るんよね。


しかも、生涯にわたって・・・


チョットしたキッカケで、過去を思い出し、あの時やっていれば今頃どうなっていただろうか。


と、物思いにふける。


ただ、どう思おうと、過去には戻れないから、考えたところで答えは出ない。


なのに、しこりとして、いつまでも心に残る。


決して消えることがない。


それが、やらなかったことによる産物なんよね。


やりたい想いがあるのにもかかわらず、やらなければ、その度に心にしこりを残すようになる。


そして、心にしこりの数が多い人ほど、過去に縛られて今を生きる。


あの時、何故動かなかったのだろう。


あの時、何故挑戦しなかったのだろう。


あの時、何故前に進まなかったのだろう。


しかも、強く思っていたものほど、縛る力は強くなる。


過去に縛られ、今を生きる。


すると、中々、素晴らしい結果は出ないもの。


なんたって、意識が分散されると同時にエネルギーも分散されているから。


一つのことに力を注ぐからこそ前に進めるというのに、それを分散していれば前に進めるものではない。


よっぽど、膨大な力を備えていない限りは・・・


確かに、何かをやると、それに応じてリスクを負うことになる。


そして、このリスクを負うことに怖れを抱くことも分かる。


なぜなら、多くの人が、失敗してはいけない、というように育てられ、失敗に対して過剰な想いを抱いているから。


こういう想いが根底にあるがゆえに、失敗するリスクを避けようとする。


そして、何もしない選択肢を選んでしまう。


ただ、ほとんど意識することはないことだが、何もしないことにもリスクは伴うもの。


しかも、何もしないリスクの方が性質が悪い。


なんたって、前に進むことを諦めさせることで今に留める上に、何もしないことを当たり前のように思わせるから。


こうなると、今に留まることが当たり前となり、より一層行動に移す難易度が高まる。


だから、何かをやる際には、やった時に負うリスクと、やらなかった時に負うリスクの両方を強く意識するんやで。


両方を意識すると、大概は、やらなかった時に負うリスクの方が重くなるから。


やらなかった時のリスクを考えると、やった時のリスクが可愛く感じるもの。


ゆえに、何か想いを抱いた時点で何かしらのリスクは負うものなんやで。


だったら、自分のタメになるリスクを負いなよ。


その方が、絶対、自分の人生においてプラスになるから。


何もしない場合、得るものはゼロ。


だから、何の進展もない。


ただ、やりさえすれば何かを得る。


結果はともかく、必ず、経験は増える。


そのため、やりさえすれば、自分のプラスになる。


これは、まちがいない。


だから、どんなことであろうと、まずはやった方が良い。


やって、どれほどのリスクなのかを実際に確かめてみれば良い。


でも、確かめたくても確かめられないことは結構多い。


なんたって、リスクを負うかもしれないと怖れていたものが、やってみると、案外、上手くいくことは多いから。


リスクを負わずに済むことはたくさんある。


よって、実際にやってみたら良い。


どんなことであっても、何か想いを抱いたのなら。


リスクを負うかどうかは、実際にやってみなきゃ分からないもの。


考えたところで、正確には分からない。


ゆえに、やる必要があるんやで。


リスクは負うかもしれないし、負わずに済むかもしれない。


リスクを負わずに済む可能性がある限り、やらなきゃ損。


やったら得をして、やらなきゃ、自動的に損する。


よくよく考えてみると、やった時のリスクを負うのを怖れて、何もしなかった自分がアホらしく感じる。


なんたって、やった時のリスクを負うより、やらなかった時に負うリスクの方が、重く感じるから。


比べるものがなければ、目の前にあるものが全てのように感じてしまう。


一つのものだけを見ているがゆえに、一つのもので良い悪いを決めてしまう。


だが、二つのものを見ると、二つに対して、良いか悪いを判断するようになる。


すると、一つだけの時では芳しくないように見えたものであっても、二つで見た時には、良く感じることもある。


だからこそ、広い視野で見る必要があるんよね。


なんせ、答えが出せない時、視野が狭くなっている時というのは、一つのことだけを見ていることが多いから。


一つだけ見ていると答えを出せないものでも、比較対象できるものを、用意すると答えが出せることも多い。


案外、そんなものなんやで。


とにかく、やらないことが最大のリスクであることを自覚しなよ。


そして、まずはやってみる習慣を築くんやで。


この習慣は、自分の人生を切り拓く上で、すごく重要なものとなるから。



サコヤンの独り言

「やらないリスクを考えるとやって負うリスクが可愛く感じる」