自分はどうしたいのか。


この問いに、どれほどの人が瞬時に答えることができるであろうか。


おそらく、答えることができる人はほとんどいない。


いたとしても、少数派。


なぜなら、多くの人が、自分はどうしたいのか考えていないから。


当然、考えていないから、答えることができない。


ただ、この問いは、ものすごく重要な問いなんよね。


なんたって、自分の進む方向を指し示してくれるから。


答えることができなければ、現時点で目的地を見失っている可能性が高い。


目的地を見失っていれば、迷子になる可能性がグンと高くなる。


これで、迷子にならないのであれば、自分が知っている範囲内に留まり、その範囲内で行動をしているからであろう。


でも、これでは、目的地に漬けないばかりか、前に進むこともできない。


一つの限られた範囲内で時を過ごすのも一つの生き方。


だが、それだけでは、あまりにももったいない。


なんせ、人には無限の可能性が秘められているから。


また、自分次第で、自分の可能性をどこまでも広げることができるから。


だが、一つの限られた範囲内で生きていると、自分の可能性はドンドン萎んでいく。


だって、可能性を広げる必要性がないから。


そういう環境で過ごしていると、自分の成長は止まってしまう。


そして、自分の力を発揮することなく時を重ね、生涯を終えることになってしまう。


こんな生き方で、本当に良いのか。


奇跡的にこの世に授かった命だというのに・・・


だから、自分はどうしたいのか、という問いに何度も答え続けようではないか。


答え続けるうちに、見えてくるものがあるから。


また、明確になればなるほど、人生は変わっていくから。


自分はどうしたいのかが分かると、不安や迷い、怖れといったものが軽減するもの。


そのため、行動しやすくなる。


前に進みやすくなる。


そういう効果があるんよね。


自分はどうしたいのか、という問いに答えていると。


人は、先が分からないと、不安を強め、不安に備える傾向がある。


しかも、不安に備えることで、自らを縛る。


よって、行動ができなくなっちゃうんよね。


前に進めなくなっちゃうよね


残念ながら。


だからこそ、自分は、どうしたいのか、という問いを答え続ける必要がある。


どうしたいのかが分かれば、自分の進む道が明確になる。


明確になれば、今やることがハッキリとする。


まるで、暗闇を光が照らした時のように。


暗闇の中にいては、方向感覚も分からず、何をして良いかが分からなくなる。


だが、そこに光が灯てば、簡単に前に進むことができる。


おそらく、自分はどうしたいのか、という問は、自分の人生に光を灯すような働きがあるのであろう。


この光を灯すか灯さないかは、大きな差を生む。


なんたって、光がない状態で前に進む場合、必要以上に体力も精神力も疲弊するから。


光がある時に比べ、何倍もの労力が必要となる。


ゆえに、中々、前に進むことができないんよね。


「光がない」という一つの理由で、前に進まない選択をする。


そして、自分が行動できる範囲内で留まってしまう。


前に進む選択を断念して・・・


ただ、誰にだって、光を灯し、前に進むことは可能。


なぜなら、自分を灯す光は、自分の中に備わっているものだから。


単に、自分が気づいていないだけ。


見つけることができていないだけ。


自分と向き合う時間が少なすぎて・・・


日々を生きるために、様々なことをこなすことは大事。


だが、自分の人生を変えることを望んでいるのであれば、自分と向き合う時間をしっかりと取る必要がある。


自分と向き合う時間を取るからこそ、自分はどうしたいのか、という問いを投げかけることができるもの。


投げかければ、その答えを出そうと脳は必死に探すが、投げかけなければいつまで経っても探そうとはしない。


探さなければ、答えが見つかることはない。


だって、脳は、意識していることだけを、自分の世界に現しているから。


意識できていないものは、自分の世界には現れやしない。


そのため、あえて問いを投げかけて意識できるようにするんやで。


そうすれば、後は、脳が自動的に答えを見つけようとしてくれるから。


自分はどうしたいのか。


この問いは、単純な問いかもしれない。


だが、自分の人生を変えるほどの力を備えた問いでもある。


なんたって、どうしたいのかが明確になればなるほど、人生は変化を遂げるものだから。


明確になって、留まることの方が難しい。


案外、そんなもの。


だから、何度も何度も、問いかけ続けなよ。


自分はどうしたいのかと。


そうやっていると、自分の進む道がハッキリとしてくるから。


ハッキリとすればするほど、自分のタメにも、人のタメにもなるんやで。


とにかく、自分と向き合う時間をしっかりと取り、質の高い問いを自分に投げかけなよ。


これは、自分が思っている以上に、すごく大事なことだから。



サコヤンの独り言

「質の高い問いは、人生を変えるほどの力がある」