自分で自分をどう思っているのか。
普段、何気なく生きていると、ほとんど意識することがない。
だって、客観的に自分を見ることは少ないから。
どうしても自分に意識を向けるよりも、周囲の人に意識を向けてしまう。
周囲の人から自分はどのように映っているのか。
周囲の人は、どのようなことをしているのか。
周囲の人の状況は、一体、どうなっているのか。
自分に焦点を合わせるのではなく、周囲の人に合わせて過ごしている日々。
自分の人生だというのに・・・
周囲の人に意識を向けているがゆえに、自分が自分のことをどのように思っているのか分からなかったりする。
普段、何気なく生きていると、この問いを自分に投げかけることもないし、考える機会もない。
ものすごく重要な問いだというのに・・・
「自分は自分のことをどのように思っているのか」
と問われて、瞬時に答えることができる人がどれほどいようか。
おそらく、ほとんどいないだろう。
きっと、答えることができる人は少数派で、答えることができない人が大多数のはず。
答えることができる人は、普段から頻繁に、自分に意識を向けて過ごしている。
じゃなきゃ、即座には答えることはできない。
でも、答えることができるようにしておくことは大事なんよね。
なんたって、自分が自分のことをどのように思っているかは、人生に大きな影響を及ぼしているから。
認識していなくても、無意識の内に、自分は自分のことをどう思っているのかを判断していることは多い。
だが、その内容が芳しくないものであれば、芳しくないと思った通りに生きていたりする。
なんせ、自分は自分に自信がなく、自分には価値がない。
と潜在意識に刻まれている人は、この想いに基づいた行動をしているはずだから。
また、自分は自分が大好きで自分に自信がある。
と潜在意識に刻まれている人は、この心情に基づいて積極的な行動をしているもの。
どんな行動をしているかは、自分の根底にある心情に大きな影響を受けている。
けど、自分の根底にどんな心情があるかは、中々、気づけるものではない。
歳を重ねれば重ねるほど。
育つ過程で、どんな心情を大切にしてきたのかは、忘れている場合が多い。
だって、小さい時に築かれていることが多いから。
小さい時から消極的に生きている人は、これに気づくまでは、消極的な人生を送る。
小さい時から積極的に生きている人は、何かがない限り、積極的な人生を送る。
また、自分の根底に消極的な心情がある人はその上に、消極的な行動を積み上げる。
自分の根底に積極的な心情がある人は、その上に、積極的な行動を積み上げる。
土台に何があるかによって、積み上がるものが変わっていく。
残念ながら、これが真実。
そして、消極的な土台を築いた人は、その上に、積極的な行動を積み上げることに憧れるもの。
だが、積極的な行動を積み上げようとしても、中々、上手くいくものではない。
何か、特別な力が働かない限りは・・・
これが、簡単にできるのなら、世の中から消極的な人はいなくなっているはず。
でも、実際は、いなくなってはいない。
むしろ、増えているのではないか。
ただ、消極的な心情を土台に築いている人は、まず、消極的な心情を土台にしていたことを認識することが大事なのではないか。
今まで、消極的な心情に基づいて積み上げていたのに、いきなり変えようとしたらどうしても無理が生じる。
ゆえに、消極的な行動をしてきた自分を一度認めた上で、変えるなら変える。
認めないうちは、変えることは難しいであろう。
なんせ、人には、過去にやってきたことを繰り返す性質があるから。
どんなに、積極的な行動を意識したところで、潜在意識では消極的な行動が浸透しているから、消極的な行動が優先されてしまう。
ゆえに、潜在意識に積極的な行動を取る自分を浸透させる必要がある。
そのため、まず、今まで、自分が自分をどのように思って過ごしていたのかをちゃんと知る必要があるんよね。
知って、認めて、受け入れて、初めて、変化の道のりを歩むことができるもの。
そもそも、多くの人が、自分が自分をどのように思っているかを認識できていない。
だからこそ、まずは、認識する必要があるんやで。
なんたって、無意識の判断に任せていたら、芳しくない方向に力を発揮する場合だってあるしね。
そんなことになっていると、前に進みたくても前に進めるものではない。
最悪の場合を回避するためにも、自分が自分をどのように思っているのかを確かめることが大事。
これが、前に進むことにつながるんやで。
もちろん、自分のことが大好きで自分に自信がある人は、改めて確認する必要はないであろう。
そういう人は、今までどおり過ごせば良い。
ただ、自分のことが大好きで自分に自信がある人ばかりではないのが現実。
よって、自分は自分のことをどのように思っているのかを認識しなよ。
今の自分の状態を知るからこそ、変化の道のりを歩むことができるんやで。
最悪なら最悪で、ちゃんと知る。
これを怠ると、いつまで経っても最悪のままでいてしまう。
どんな状況であろうと、今の自分を知る。
自分が自分をどのように思っているのかを知る。
そして、それから、どのような自分を目指すかを知ること。
現在地と目的地が分かれば、あとは、差を縮めるだけ。
手段は、自分の好きなものでやれば良い。
自分が自分をどのように思っているのか。
という問いは、今の自分の現在地を知ることができるものなんやで。
目的地に着きたければ、現在地を知ることが必須。
現在地も分からないまま、目的地に辿り着くことは、よっぽど運がよくなければ起こりはしない。
だから、自分は自分をどう思っているのか。
と何度も何度も自分に問いかけ続けるんやで。
すると、今まで見えてこなかったことが少しずつ見えてくるようになるから。
案外、そんなものなんやで。
サコヤンの独り言
「自分は自分をどう思っているのかと問いかけて自分の現在地を知ろう」