悩みがある時はとことん悩む。


考えたい時にはとことん考える。


不安がある時にはとことん不安を感じる。


それで、良いんやろね。


だって、何か意味があるはずだから。


途中で止めてしまえば、諦めてしまえば、逃げてしまえば、意味も分からないまま中途半端になってしまう。


これでは、いつまで経っても、前に進めない。


だから、自分が納得するまで、悩み続けたら良い。


考え続けたら良い。


不安を感じ続けたら良い。


どうせ、永久には続くことはないんやから。


真剣に自分と向き会い、ある程度時が流れると、悩んでいる自分がバカらしくなるもの。


なんたって、悩み続ける必要性がないことに気づくから。


これは、過去の自分を振り返ってみれば一目瞭然。


どんな人であろうと、悩みがない人生を送っている人はいない。


誰だって、悩みを抱え、それを越えて今に至っている。


そして、過去にどんな悩みを抱いていたのかは、中々、思い出すことができないんよね。


なぜなら、一度、越えてしまえば、それまでの悩みなんてどうでもよくなるから。


どうでもよいものをいつまでも覚えてはいないもの。


この程度なんよね。


悩みというものは・・・


ゆえに、悩みそのものを重くとらえる必要はない。


時の流れと共に、どこか行くものなんやから。


そのうち、どこかに行く悩みなんやから、自分の所にある内は、とことん悩んでも何ら罰は当たらない。


むしろ、楽しみながら悩めば良い。


この方が、悩みがどっかいく早さも変わってくるから。


仮に、今悩みを抱いていても、今の悩みは一年経てば、大概、悩みではなくなる。


もちろん、人によって、悩む時間の度合いは異なってくるが、今ある悩みは、数年経てば、悩みではなくなっている。


だって、乗り越えれば、悩みは良い思い出に変わるから。


数年経って同じ悩みを抱いている人は、ものすごく難解な問題にぶち当たっているか。


悩むことが好きなのか。


時間を無駄にし、自分の人生を無駄にする愚か者なのか。


いずれかであろう。


一般的に、一年前、何に悩んでいたのか即座に答えることができないもの。


どうでもいいことは、意識がいかなくなり、記憶が薄まる。


また、今ある悩みは、今では大事なものだが、少し経つと、そうでもなくなる。


なんせ、今ある悩みを乗り越えると、新たな悩みが出現するから。


新たな悩みに意識を向けた途端、それまでの悩みが、瞬時にどうでもよくなる。


だって、もはや、価値を置く必要がないから。


再び、悩んだことに価値が出るのは、自分が後輩などに教える立場になった時。


教える立場になれば、悩んだことが具体例として提示することができる。


何に悩んだのか、思い出すのは、こういう時くらいであろう。


人は、前に進んでいくため、過去に、どんなことで悩んでいたのかをあまり意識しない。


なぜなら、過去の悩みに焦点を当てていれば、過去を生きることになってしまうから。


そもそも、人は今を生き、未来に向かって生きるもの。


しかも、人の身体は、前に進みやすいようにできているしね。


後ろに進むようにはできていない。


ゆえに、前に進みながら生きたら良い。


それが、人間らしい生き方なんやから。


ただ、今以上に前に進むために、人生の中で少しの間、悩み続ける時期があるのも事実。


これは、自分にとって必要な時期なのだから、とことん悩み続けたら良い。


悩み続けると、ある日、新たな道に進むことができるから。


悩むことの必要性がなくなって・・・


開き直ることができて・・・


たくさん悩んだことに納得して・・・


永久に悩み続ける、ということなんてありえない。


だから、悩みを抱いた時には、自分が納得するまで悩み続けたら良い。


すると、高い確率で、今まで以上に前に進むことができるから。


悩みというのは、今以上に成長することが必要である、というメッセージでもあるんよね。


また、悩みの先にある道に行くには、今の自分では力不足であることも教えてくれている。


今のままで進めるのであれば、悩む必要なんてまったくない。


今のままではアカンから、悩む必要があるんやで。


そのため、悩む時には徹底的に悩む。


これが大事。


なんたって、徹底的に悩めば、考える力や工夫する力が伸び、より大きく成長することができるから。


成長するための素晴らしいキッカケなんやで。


悩むということは・・・


よって、悩みを抱いた時には、とことん悩み続けなよ。


何も、永久に悩むわけではないんやから。


でも、悩むとはいえ、変な方向に悩むといつまで経っても、おかしな悩み方をしてしまう。


ゆえに、できることなら、人の力を借りながら悩みなよ。


答えを教えてもらうのはいただけないが、アドバイスをもらうのは大いに結構。


なんせ、あるアドバイスが方向性を示してくれるから。


方向性さえ分かれば、後は、自分で悩み考え、答えを出すことに努める。


すると、少しずつ自分の力が上がっていくはずだから。


もちろん、時が経てば、自分の成長に自分でも気づくことができるようになる。


とにかく、自分が納得できるまで、よく悩み、よく考えなよ。


この積み重ねが、自分を大きくしてくれるはずだから。



サコヤンの独り言

「今ある悩みは永久的にあるものではない」