自分なら大丈夫。


どれだけこう思えるのか。


どれだけこう思おうとしているのか。


その度合いによって、人生が変わってくる。


なんせ、「大丈夫」という言葉を、自分自身に投げかけている人は事ある度に、自分を認める作業をやっているから。


生きる上で、自分を自分で認める。


ものすごく大事なこと。


なんたって、何をするにしても、自分自身が基本となるから。


それなのに、自分を認めることができていない人は、意外と多い。


自分で自分を責めてしまって・・・


自分を誰かと比較してしまって・・・


自分で自分に低い限界を設けてしまって・・・


もちろん、好きでこんなことをしているわけではない。


育つ環境で、いつしか、そうしているんよね。


自分でも気づかないうちに。


ただ、多くの場合、自分を守るために用いていたりする。


小さな時は、自分を守る術がないから、我慢したり、自分を低く見せたりすることで自分を守る傾向がある。


だって、その方法しか思いつかず、この方法しかやれるものがないから。


選択肢が限られているんよね。


小さければ小さいほどに・・・


子供は子供なりに自分を一生懸命守ろうとする。


だが、これが、自分の人生に大きな影響を与えていることも事実なんよね。


なぜなら、小さい時に身に着けたものって、自分が気づくまでいつまでも続けているものだから。


プラスな発想を身に着けたなら、何も問題がない。


でも、誤った自分の守り方を身に着ければ、自分が損することにもなりかねない。


だからこそ、こういう人ほど、自分を認めていくことが大事なんよね。


自分自身に「大丈夫」という言葉を投げかけて。


その時のコツは、100%大丈夫ではなくても、「大丈夫」と投げかけること。


しかも、何度も何度も事あるごとに「大丈夫」と投げかけること。


加えて、良い時も芳しくない時も区別することなくその時の自分に「大丈夫」と投げかけること。


そうやって「大丈夫」という言葉をたくさん投げかけていると、本当に大丈夫と思えてくるものだから。


「大丈夫」という一種の暗示を自分にかける。


そんな感覚で丁度良い。


自分には無理。


自分にはできっこない。


自分ではどうあがいても上手くいく気がしない。


といった言葉を投げかけるよりは何十倍もマシ。


なんせ、自分を否定する言葉を自分に投げかけていたら、明日へとつながっていかないから。


むしろ、気持ちが落ちる一方で、諦めの想いが芽生えてくる。


それでは、前に進むことなんてできやしない。


また、自分の調子が上手くいかないことが何度も続けば、容易にこんな状態に陥ってしまう。


言葉も心も、いつしか、汚いものになってしまう。


こんな状態では、ドンドン堕落する道を辿ることになりかねない。


ゆえに、「大丈夫」という言葉を自分に投げかけ続けるんやで。


「大丈夫」という言葉は自分を前に向かせてくれるから。


調子が出ない時は誰にだって訪れる。


でも、こういう時に、諦めて後ろを向くか、諦めずに前を向いているかによって、その後の人生に大きな違いが生まれるもの。


「大丈夫」という言葉を投げかけることは、前に進むための最低限の準備なんやで。


前に進むことを諦めない意思表示でもあるんやで。


諦めることは一瞬でできる上に、一度諦めれば転がるのも早い。


けど、しがみ続け前を向き続けることは容易なことではない。


ましてや、自分が調子の悪い時なんかは・・・


ただ、調子が悪い状態であっても、諦めさえしなければ、その状態はいつまでも続くものではない。


いつかは良くなる日がやってくるんやから、その時のためにしっかりと準備をしておくこと。


それが、今後の人生の大きな分かれ目となるんやで。


良い時でも、「自分なら大丈夫」。


芳しくない時であっても「自分なら大丈夫」。


どんな状況であろうと「自分なら大丈夫」。


そう心がけて生きることで、何が起きても「大丈夫」と思える人間になっていく。


あるがままの自分を認めることこそ、最大の強み。


こういった強みを得るためにも、一つ一つ自分のことを認めていくことがすごく大事なんやで。


なぜなら、積み重ねていくことで、少しずつ本物となるから。


各々の状況によって本物になる時間は異なるけど、これが王道なのであろう。


自分で自分を認める。


意識しなければ、あまり、行わない作業ではあるが、ものすごく大事な作業。


そのため、自分を認めることを意識して日々の生活に取り入れなよ。


この積み重ねが、人生において、大きな差となって現れてくるから。



サコヤンの独り言

「芳しくない時の自分もちゃんと認めること」