自分の想いに気づくと覚悟が強まる。


なんせ、自分の想いに気づいていくと、やるべきことが明確になっていくから。


また、自分にとって大切なものが何なのか今まで以上にハッキリするようになるから。


ただ、人は、案外、自分の想いに気づいていない。


自分が本当は、どんなことを思っているのか。


何を大切にしているのか。


意外と、自覚できていなかったりする。


自分の想いに意識を向けることなく、日々の雑務に追われる生き方をして。


「自分と向き合う時間が取れない」と何かしら言い訳をして。


何かと予定を組み込み、忙しい振りをして。


誰しもが、自分の命を使って自分の人生を生きている。


それなのに、最も重要な自分のことを知らずに生きている人は多い。


よくよく考えると不思議なこと。


だって、自分を知ることなく、自分の人生を生きようとしているんやから。


まるで、船の性能を知ることなく、海に飛び出しているよう。


一見、無謀とも思える行為。


でも、仕方がない。


なんせ、この世に命を授かり、すでに、自分の人生は始まっているから。


自分にどんな性能があるのか知らずに、人生が始まり、今も前に進み、これからも多くの時が流れていく。


だとしたら、今からでも、自分の性能を知るよう努めても大丈夫。


なぜなら、まだまだ自分の人生は残っているから。


これからの人生のタメに、今の自分を知る。


ものすごく重要。


なんたって、自分を知れば知るほど、自分の想いが明確になり、自分の目的地がハッキリとしていくから。


これは、目的地に到達するためには、非常に重要なこと。


だって、日々に忙殺されながら、目先のことしか考えていなければ、自分が求める目的地には到達することは難しいから。


ただ、自分の目的地が何なのかを知るためには、自分の本当の想いを一つずつ掘り下げていく必要があるんよね。


そういう過程もなしに、見つかることはあまりない。


見つかっている人は、その幸運に感謝をしよう。


それは、稀有なことなんやから。


そもそも、人は、平穏な状態が続いている時には、自分の想いを知ろうとはしないもの。


なぜなら、今ある平穏がいつまでも続くと思っているから。


もしくは、平穏がゆえに考えなくても生きていくことができるから。


多くの場合、今まで続いていた平穏な状態が崩れた時に、自分の本当の思いに意識を向ける。


例えば、大怪我をした時、大病を患った時、どん底に陥った時などに・・・


痛い目に遭って初めて、今までの生活が当たり前ではないと思い知らされる。


そして、家族の大切さや、当たり前に感じていた日常、自分の命、信じることができる友の存在のありがたさを改めて知る。


だが、大ピンチは自分を変える大チャンスでもあるんよね。


なんせ、自分の本当の想いを知ることができる貴重な機会なんやから。


自分の想いを知ることができさえすれば、案外、自分を変えることは容易にできるもの。


ゆえに、大ピンチは嫌なものばかりではない。


自分次第で、自分の人生のターニングポイントにすることだってできる。


でも、自分の想いを知るために、毎回毎回、大怪我をするわけにはいかないし、大病を患うわけにもいかない。


では、どうしたら、特別な出来事なしで、自分の想いを知ることができるのか。


それは、自分自身に質問を投げかけ、自分自身に問うこと。


自分の想いを知ることができるまで、何度も何度も・・・


こうして、一つずつ自分の想いを掘り下げる。


これが大事。


すると、着実に、自分の想いを知ることができるようになるから。


しかも、掘り下げていくごとに、自分の覚悟が強まっていくものだから。


自分の想いを知らない状態であれば、どの方向に進めば良いのかが分からず、どうしても進むことにためらってしまう。


だが、自分の想いに気づいていけば、どういった方向に進めば良いかが少しずつ分かるようになる。


これは、自分を掘り下げ、自分の想いを明確にしていくことで、自分の想いが示す方向が明らかになってくるからなんよね。


そのため、自分の想いに気づくことは、ものすごく重要。


あまり、意識されていないことではあるが・・・


ただ、現時点で、覚悟が弱い人であっても、何も心配する必要はない。


だって、そういう人は、単に、自分を知らないだけ。


自分と向き合う時間が少ないだけ。


だから、自分と向き合う時間を増やし、自分の想いに気づくようにしたら大丈夫。


そうやっている内に、自分の方向性も見えてくるし、自分の覚悟も強まるものだから。


ともかく、自分の想いに気づけるよう、自分と向き合う時間を、少ない時間でもいいからちゃんと取るようにしなよ。


この時間が、自分の人生において、ものすごく大きな意味を持つことになるから。


そして、自分と向き合うのは、決して、就活の時だけではない。


むしろ、就活が終わり、社会人になってからの方が、大切なことなのかもしれない。


だって、社会人になってからの時間の方が、明らかに多いから。


自分を知ることなく、日々に忙殺されていると、あっという間に時は流れていく。


そんな状態では、自分の目的地を定めることもなく、単に、人生を彷徨うことにもなりかねない。


もちろん、こんな生き方もあるが、なんだか、もったいないような感じがする。


だからこそ、自分と向き合う時間を取り、自分の想いを知るよう心がけて生きなよ。


その積み重ねが、自分が求める目的地に到達するためのコツの一つだから・・・



サコヤンの独り言

「自分自身に質問を投げかけ、自分の想いを知るよう努めよう」