やっても意味がない。


という思い込み。


僕を含め、多くの人が持っているような気がする。


時が経過すると共に、歳を重ね、その間、様々なことを経験する。


上手くいくことも、上手くいかないことも、嬉しいことも、悲しいことも、途中で諦めてしまうことも、たくさんのことを経験する。


その一つ一つが自分の糧となり、今の自分を作っている。


良くも悪くも・・・


「やっても意味がない」と思い込んでいる人の特徴として、途中で諦めてしまい最後までやり遂げなかった記憶や、頑張ったのに結果が出なかった記憶が強烈に心に刻まれている場合が多い。


途中で諦め、結果を出すことができなかったことで、自分を責め、やったことさえも否定してしまっているんよね。


自分なりにやったのに、自分が望む結果が出ない。


これが発展して、いくら自分がやったところで結果は出ないしやる意味がない。


という想いを抱く。


また、意味がないからやらない、という想いをも抱いてしまう。


こういった想いが、すぐ結果が出ることを求め、すぐ結果が出ない行動(小さな行動)を遠ざける。


でも、実際には、自分が望む結果と反する結果が出ちゃう。


そりゃそうじゃよね。


結果を出すためには、小さな行動を何度も何度も繰り返すことが欠かせないんやから。


よっぽど能力が高くなければ・・・


ただ、小さな行動って、しばらくの間は、結果が目に見えないものばかり。


ゆえに、やることにためらい、本当にこれをやっていて大丈夫なのか不安になったりする。


そして、このためらいや不安が、意識を分散させ行動を遠ざける。


小さな行動を積み重ねるには、自分を信じること、自分がやると決めたことを信じることがものすごく重要。


どんな結果も、小さな行動の上に成り立っている。


いわば、小さな行動は、全てを支える土台なんやで。


だからこそ、小さな行動を疎かにしてはいけない。


小さな行動を積み重ねることができない人は、結果を出すこともできないんやから。


結果を出すことを望むなら、小さな行動に目を向け、小さな行動を積み重ねてごらん。


きっと、今までと流れが変わり、目に見える形として変化が現れるから。


一見、小さな行動というものは、意味がないように思え、無駄なことのように思える。


だが、実は、最も大切なものなんやで。


小さな行動というものは・・・


意味がないと思い、無駄なことと思えば、小さな行動を見下し、バカにし、小さな行動を取り組もうとはしないもの。


でも、小さな行動を大切なものと認識すれば、小さな行動を実際に起こし、積み重ねることができるもの。


始まりは、ごくごく小さな差。


けど、これが、最終的には、ものすごく大きな差となって現れる。


案外、そんなもの。


これは、コップに水を入れることを想像すると分かりやすいのかもしれない。


コップを水で一杯にするために、一滴ずつ入れると仮定する。


コップに一滴入れたところで、まったくといって変わりはない。


じゃあ、二滴入れたらどうなるかというと、さほど変わりはない。


では、三滴入れるとどうなるかというと、やっぱりそないに変わることはない。


三滴入れても何も変わらないから、これ以上やっても無駄、意味がないと思い、実際にそこで止めることもできる。


もちろん、そこで止めれば、コップが一杯になることはなく、自分には、やっても無駄という結果が強い印象として残ってしまう。


ただ、三滴で諦めることなく、四滴、五滴、と入れていくとどうなるのか。


すると、コップの底に水が溜まっているのが分かるようになる。


それでも、一滴一滴着実に入れていると、いつしか、水かさが増していることに気づく。


ここまでくれば、もう大丈夫。


だって、変化を眼で見ることができているから。


変化を実感できれば、人は、そこに喜びを見出すことができる。


そして、人は、変化を実感し喜びを感じているうちは、避けることもなければ、無下に諦めることもない。


重要なのは、変化が現れるまで、小さな行動をやり続けることができるのか。


これに尽きる。


一見、意味のないようなものを、無駄に思うようなものを信じて、一歩を踏み出しやり続ける。


言葉にするのは簡単。


だが、すぐ結果を出すことしか考えていない人には、決してできない行動。


だって、その人の心の強さが問われるから。


誰だって、できることならすぐ結果を出すことを望んでいる。


でも、これができるのは、ものすごく少数。


だから、すぐ結果を出すことができない人は、すぐ結果を出すという考えを捨てることが、まずは大事。


そして、結果を出すタイミングを長期的に捉えること。


今は結果を出す時期ではなく、力を身に着ける時期と頭を切り換え、小さな行動を積み重ねること。


なんといっても、結果を出すためには、これが王道なんよね。


小さな行動を積み重ねることなしに、結果は出やしない。


ゆえに、どんな小さなことでもいいから、やればエェ、積み重ねたらエェ。


それが糧となり結果につながるんやから。


意味がないと思うようなことを、無駄だと思うようなことを、すぐ結果が出るわけではないことを、率先してやりなよ。


こういったことをある程度積み重ねると、眼に見える変化として現れてくるから。


そこまでは、何がなんでもひたすらやり続ける。


その覚悟で臨みなよ。


これが、ものすごく重要なことなんやから・・・



サコヤンの独り言

「小さな行動は全てを支える土台」