不安はあなたの味方。


決して、敵ではない。


だから、避けることも、拒むことも、嫌うことも、本来は意に反している行為。


一見、敵のように見えるけど、正真正銘あなたの味方。


だって、不安が、あなたを大きく成長させてくれるから。


いわば、あなたの道標みたいなものなんやで。


確かに、不安に感じるものは二の足を踏む。


だが、不安を感じる道ほど先に進めば、より大きな自分になれる。


ためらいを乗り越え、進んだ先には、成長した自分がいる。


案外、そんなもの。


不安は、ためらいを乗り越え、進み続けるものには、ご褒美を与える。


その反面、不安は、恐れおののく者には牙を向く。


あなたが、受け入れ立ち向かう態度を取れば、不安はあなたに温かく、味方のように感じる。


不安があなたの味方をするのか、あなたの敵となるのかは、あなた自身の態度で決まっているんやで。


いわば、あなたが決めているんやで。


決して、不安が決めるものではない。


今まで、あなたは、不安を怖れ、不安を敵対視していたかもしれない。


ゆえに、不安もあなたに敵対視していたんやで。


あなたの心の中にある強い不安が、小さい時から積み重ねてきた不安が、不安は敵であるかのうように思い込ませている。


しかも、その思い込みに基いて、今まで言動を繰り返してきたからいつまで経っても、「不安は敵」という概念のまま生きていたんやで。


でも、これからは、そうやって思い込んで生きることはない。


なぜなら、あなたは、「不安は敵ではない」ことを理解したから。


あなたの考え方や意識、習慣や常識によって、敵であるかのように錯覚していたことに気づいたから。


しかも、自分次第で、「不安は味方」になり得ることを知ったから。


あなたが「不安は味方」と思うようになれば、それが、あなたの答えとなり、あなたの世界に現れるようになる。


なんせ、今のあなたの世界は、あなたの心が創っているから。


あなたの想いが変われば、それに応じて、あなたの世界も変わる。


案外、そんなもの。


不安を敵にするのも、味方にするのも、あなたの想い一つ。


どうせなら、不安を味方としてとらえて生きなよ。


不安とは、どういうものなのかを理解して、生きなよ。


それが、あなたの道を切り拓く大きなカギとなるから。


今までは、不安というものを漠然ととらえていたから、誤った思い込みをしてしまったんやで。


ちゃんと、不安という概念について、一度、あなたなりの答えを出していれば、誤った思い込みをすることなく前に進むことができていたんやで。


抽象的な概念を持つ言葉ほど、あなたなりの答えを持つようにしなよ。


案外、自分でも気づかないうちに、誤った思い込みをしていることがあるから。


何を持って友達と言うのか・・・


何を持って楽しいと言うのか・・・


何を持って幸せと言うのか・・・


何を持って悲しいと言うのか・・・


抽象的な言葉ほど、その人だけの意味を言葉に乗せる。


しかも、抽象的な言葉ほど、あなたに大きな影響を与えている。


なんせ、普段は、ほとんど意識する言葉ではないから。


普段、何気なく使っている言葉ほど、ちゃんと、意味を考えた方がエェんやで。


辞書的な意味ではなく、あなたなりの意味を・・・


今回、取り上げた、不安のように・・・


あなたは、これまで、不安を敵対視していたかもしれない。


そして、それが、どんなことを引き起こしていたのか、よく考えてごらん。


たくさんのチャンスを逃し、多くの成長のキッカケを失っていた。


目の前につかめるチャンスは山ほどあったにもかかわらず・・・


あなたの思い込みが、そういったことをすべてボツにしていた、という事実がある。


これは、あなたが生きている期間が長ければ長いほど、より多くなるんやで。


それを考えると、得られたはずであるものの量が膨大だったことに、愕然とするだろう。


けど、今までは今まで。


これからはこれから。


だから、これからは、不安を味方として生きればエェ。


今まで得られるはずだったものを回収する気で生きればエェ。


人は、いつからでも変わることができ、何歳からでも挽回することができるんやから。


強い想いさえあれば・・・


とにかく、不安はあなたの味方なんやで。


この意識を持って、普段から過ごしなよ。


きっと、あなたに良い変化が現れるはずじゃから・・・



サコヤンの独り言

「不安を味方として、不安と共に生きよ」