生きていれば、好きなものができ、嫌なものもできる。
嫌なものが生理的に受け付けなく、避けることができるものであれば、避けたらエェ。
避けることができるのに、無理して、嫌なものと関わることはない。
そんなことをしても、自分のためにはならないから。
ただ、世の中には、嫌と感じているものを避けることができない場合がある。
嫌であっても同じ場所で過ごさなければならない人や、嫌にもかかわらずやらなければならないこともある。
人生は、楽しいことばかりではない。
その時その時によって、自分に何かしら負荷がかかるようになっている。
これは、その時の自分が嫌に感じているものだったりするんよなぁ・・・
不思議と・・・
だから、嫌と感じるものというのは、その時の自分にとって、成長するための負荷なんよね。
ゆえに、本来は、嫌なものではない。
単に、今までのあなたの常識から判断すると嫌なものに感じているに過ぎない。
だが、実際は、あなたを成長させるために現れてくれている。
あなたが嫌に感じる姿をして・・・
嫌なものを避けていれば、避けている間は、いつまでも、あなたにつきまとう。
たとえ、それから離れていたとしても・・・
だって、飲み屋に行けば、嫌なものに対しての愚痴や批判の花が咲いているから。
離れている時も、あなたは、嫌なもののことを考え、意識しているんよね。
仮に、これが、仕事の同僚であれば、仕事場でも嫌な想いをし、飲み屋でも嫌な想いをする。
すると、一日のほとんどを嫌な想いをして過ごすことになる。
そんなことをして何になるのか。
自分を傷つけるだけで、何一つプラスな意味を持たない。
その人に対して、嫌な想いを持つのは結構だが、その嫌な想いはあなたを蝕んでいるんやで。
しかも、あなたが発する愚痴や批判は、あなたの両耳がしっかりと聴いているんやで。
脳は、主語を関係なく判断すると言われているから、あなたが、同僚に対して発した愚痴や批判であっても、脳は、あなたのことと思って受け入れちゃうんやで。
人を批判し、愚痴をこぼすことで、スッキリしているようだが、本当は、自分を傷つけているに過ぎない。
無意識の内に・・・
毎日毎日、自分を傷つけてばかりいると、それが当たり前となり、自分を傷つけることばかりが実際に起きちゃう。
嫌と感じるものを嫌と感じながら関わっていれば、結局は、自分を傷つけることになるんやで。
だからこそ、嫌となるものが現れた時には、それ自体を受け入れることが重要なんやで。
受け入れることさえできれば、嫌と感じることはできないから。
そもそも、嫌と感じることは、あなたの思い込みに過ぎないんやで。
だって、あなたの常識が100%正しいとは限らないんやから。
嫌なことが現れることというのは、これまでのあなたの常識を崩すことを伝えるメッセージなんやで。
よって、あなたに変化の必要性を教えてくれているんやで。
あなたが、次なるステージに立つために・・・
そのため、嫌と感じるものがあなたの目の前に現れた時には、その意味を考えなよ。
そうすれば、案外、受け入れることができるものだから。
人は、良いことなら簡単に受け入れることができる。
だが、嫌なことや悪いこととなればそうではない。
だって、避けたり、拒んだりしちゃうから。
けど、一見、自分が嫌だと感じていることに、案外、自分にプラスになることがたくさん含まれていたりする。
意地悪のように感じるが、自分にプラスとなるものは「嫌」という皮を被って姿を変えて現れたりするもの。
だって、喜びを得る前には、苦しみやもがきがあるから。
決して、喜びが先に合って、その後に苦しみやもがきがあるものではない。
試験の合格だって、勝利だって、それまでの過程に様々なものがあってこそ成り立っているんよね。
だから、喜びを得るには、それなりの代償を払う必要がある。
しかも、大きな喜びを得るには、それに応じた代償を払う必要がある。
ゆえに、嫌と感じるものをすべて避けていては、あなたは、そないに喜びを感じることはないだろう。
でも、嫌と感じるものを受け入れて乗り越えた後には、大きな喜びを得ることができる。
そのため、あなたが嫌と感じるものは、あなたに大切なメッセージを伝えると共に、あなたの試練でもあるんやで。
だからこそ、嫌と感じるものほど、受け入れて進むんやで。
その先には、大きく成長したあなたが待っているはずやから。
嫌と感じるものほど、あなたを成長させる要素をたくさ含んでいるもの。
この意識を持って、日々を過ごしなよ。
そうすれば、あなたの世界から、嫌なものが消えてなくなるから。
よって、あなたの世界には、良いことしか残らなくなるから。
とらえ方次第で、嫌なものが嫌ではなくなるんやで。
物事は、どうとらえるかによって変わってくる。
どうせなら、あなたに都合の良いように考えなよ。
それが、楽しむコツの一つなんやで・・・
サコヤン独り言
「受け入れる意識を持ちな」