作業に取りかかることで気持ちが上がっていく。


決して、気持ちを上げてから作業に取りかかるのではない。


もちろん、事前に気持ちが上がるのならそれに越したことはない。


だが、そうやって、毎回毎回できるものではない。


ゆえに、気持ちが上がるのを待っていても仕方がない。


だって、そんなの確率が低くて、非効率だから。


毎回毎回やる気が高いとは限らない。


むしろ、そんなに高くない方が多い。


だからといって、やらないわけにはいかない。


やる気が高かろうと、低かろうと・・・


やる気が高ければ、即座に作業に取りかかることができるだろう。


だが、やる気が低ければ、そうではない。


何かと言い訳を探し、極力作業に取りかかるのを遅らせる。


最悪、やらない場合だってある。


ただ、これは、思い込みによるものなんよね。


やる気が高ければ即座にやり、やる気が低ければ、できる限り取りかからず時間を延ばす。


という習慣を、いつしか、身に着けているだけ。


ゆえに、自分は、自分の習慣どおりに動いているだけ。


でも、これでは、いつまで経ってもやれず、効率的にはすごく悪い。


だから、やる気が高くても低くても、まずは、作業に取りかかる習慣を身に着けなよ。


たとえ、やる気が低くても、作業に取りかかれば、次第にやる気が高まり、集中力も増すものだから。


事前にやる気を高めようとしても無駄。


だって、そういうやり方を学んでいないから。


自分にそういう回路ができていないから。


学んでいないものをやろうとしたところで、上手くいきやしない。


案外そんなもの。


そのため、やる気が高まらなくても、とにかく、作業に取りかかってごらん。


そうやって、作業に取りかかっているうちに、やる気が高まる時間がドンドン早まってくるから。


それを繰り返していたら、いつしか、事前にやる気を高めることができるから。


やる気を高めようとしても高めることができない。


それは、当たり前なんやで。


だって、やる気を高めることにおいては、素人なんやから。


素人がいきなりプロみたいにやろうとしたところで、上手くいきやしない。


ゆえに、やる気を高める訓練をする必要があるんやで。


その訓練というのが、やる気が高い低いに関係なく即座に作業に取りかかることなんやで。


ひょっとすると、最初は、作業に取りかかっても、やる気が高まるのに1時間かかるかもしれない。


だが、それはそれでエェ。


なんせ、次は、1時間を切ればエェんやから。


仮に、次取りかかる時は、59分でOKなんやで。


そうやって、意識しながら繰り返し、100回もやれば、数分以内にやる気を高めることができるんちゃうかなぁ・・・


何も、数回でやる気を出せるように欲張ることはない。


なんたって、大切なのは、回数ではなく、やる気を高めることなんやから。


ただ、やる前に、やる気が高まるのを待っていては、永久にやる気なんてやってきやしない。


だから、やる気が出たら・・・


といった甘いことを考えてはいけない。


アホなことを言ってはいけない。


だって、自分は、やる気を瞬時に出せない未熟者なんやから。


そもそも、やる気を出せるのなら、考える前にやる気を出している。


やる気がないからできないのではなく、やろうとしていないから、作業に取りかかっていないからできないんやで。


やる気なんて、作業に取りかかってから持ってくればエェ。


やる気が出るのを待つことよりも、目の前の作業に取りかかること。


その方が、何倍も大事なんやで。


現時点のやる気に、気分に左右されてはいけない。


作業は、目の前にあるんやから。


時の流れは待ってはくれない。


そのため、やる気が高かろうと、低かろうと作業に取りかかりなよ。


それが重要なんやから。


しかも、やる気が低い時にやれば、なぜやる気が低かったのか、ヒントを得たりする。


やる気が高い時には、なぜ、やる気を高く出せたのか、気づいたりする。


どちらであれ、気づくことはあるんやで。


ゆえに、どんな気分の状態であろうと、とにかく作業に取りかかるんやで。


取りかかりさえすれば、後は、どうにでもなるから。


作業に取りかかるのに、やる気は高いに越したことはないが、低くても大丈夫。


だから、その時の気持ちに関わらず、とにかくやってごらん。


何か得るものがあるから。


やる気なんて不確定なものを当てにしてはならない。


日々の生活では、自分のやる気のMAX1回出したところで、ほとんど意味がない。


その1回がすべてを賄うほどの力がなければ・・・


それよりも、安定した力を継続することの方が大事なんやで。


やる気のあるなしで、気分の上げ下げで、取りかかるかどうかを決めるものではない。


どんなやる気でも、どういった気分でもやる。


それが大切。


しかも、やる気なんて、やっていれば、自然と高まるものだから。


自然と高まるものを、意識して高めようとすることはない。


やりながら気長に、待っていればエェ。


そんなもんでエェんやで。


だから、どんな気分であれ、作業に取りかかりなよ。


それが、最も重要なことなんやから・・・



サコヤンの独り言

「不確かな気持ちに頼ってはいけない」