自分の弱い面を、あえて、光り輝かせる。


光り輝くように頭を使って工夫をするんやで。


何も弱い面を強い面にしようとする必要はない。


そんなことをしたところで、時間がかかるばかりで強くなる保証なんてないんやから。


仮に、強くできるのであれば、当の昔に取り組んで成功しているはずじゃから。


それが成功していないからこそ、未だに弱い面のままとして残っているんやで。


むしろ、弱い面を時間をかけて鍛えるくらいなら、強い面を鍛えた方がエェ。


なんたって、その方が、確実に効果があるから。


ただし、自分に弱い面があるからといってそれを否定してはならない。


だって、否定すれば、それがブレーキとなり前に進めなくなるから。


弱い面は弱い面として認めて受け入れる。


それが、ものすごく重要。


なぜなら、受け入れてはじめて、弱い面を活かすことができるから。


輝かせることができるから。


一見、自分の弱い面というのは、恥ずかしく感じ、人に知られたくないと感じるもの。


だから、心を許していない人には、中々、見せることができない。


ゆえに、お互いの間にどこか隔たりが生じてしまう。


そりゃそうじゃよね。


なんせ、自分が心を開いていないから。


自分が心を開かないのに、相手が開くことはそないにない。


人は馬鹿じゃないから、相手の雰囲気を瞬時に読み取り、それに合わせた言動を取る。


なのに、相手が開いてくれたら自分も開く。


といったように、待っている自分がいる。


受身になっている自分がいる。


それでは、いつまで経っても、お互いの間の隔たりはなくなりやせん。


お互いの間の隔たりを取り除くには、まず、自分が心を開くこと。


相手の行動を待つのではなく、自分から動くこと。


それが大事。


そして、お互いの間の何とも言えない隔たりを取り除くのに、自分の弱い面が結構、良い働きをするんよね。


だって、自分の弱い面を素直にさらけ出せば、正直者のように映り、弱い面を見せてくれるほど信頼してくれているんだ、と相手が感じてくれるから。


自ら、弱みを出すことで、空気が変わり、信頼関係を築きやすい状況を作れる。


自分の弱い面を一生懸命伸ばそうとしたところで、自分の強い面を一生懸命伸ばそうとした時と同じくらいの結果が出ることは少ない。


だけど、弱い面を人間関係の構築の手段として用いれば、案外、効果的。


ただし、自然的に出すことが重要。


なんたって、戦略として使うと、相手が警戒をするようになるから。


男性は、頼られると嬉しくなるもの。


と、良く言われている。


おそらく、これは事実だろう。


ただ、この頼るという行為自体が自分の弱い面を出していることになるんよね。


自分の弱い面を出すことで、それを補ってくれる人が現れる。


そうやって、お互いの関係が一つ前進する。


これは、男性の場合だけでなく、女性にも言えることなのではないか。


時とシチュエーションによるけど、女性だって、頼られて悪い気はしないはずじゃから。


モテる人や人が集う人って、自分の弱い面を見せることが上手で、頼むことが上手な人が多いしね。


そもそも、人は、人の役に立つと嬉しくなる。


だから、こうした心理をくすぐる行動を自然と取る人が良い人間関係を構築するのが上手いのだろう。


やっぱ、自分の弱い面を効果的に使える人ほど、人間関係の達人なんちゃうかなぁ・・・


だって、能力が高く、完璧のように思える人は、尊敬はするが、如何せん、近寄りがたい。


強い面ばかりだけでもアカンのよね。


強い面もあって、弱い面もある。


そういう人にこそ、人間味を感じ、また逢いたくなっちゃうもの。


だから、弱い面は、隠すものではないんやで。


あえて出すことで、光り輝くんやから。


ただし、出す場所とシュチュエーションはすごく重要だが・・・


それに、弱い面はちゃんと弱いと主張しなければ、周りにいる人だって誤解をしちゃう。


できることを主張することも大事だが、できないことも主張することも大事なんやで。


それが、相手に迷惑をかけないコツじゃから。


自分の弱さを認めて受け入れる。


そして、堂々と表現をする。


多くの人が避けていることだが、ものすごく大事なこと。


なんせ、自分の弱みを見せることが、人に何かを頼む力を上げるんやから。


人に頼むことが苦手な人は、何から何まで自分でやらなければ気がすまないような性格の持ち主なんちゃうかなぁ・・・


もちろん、それはそれでエェ。


ただ、人に頼んでやった方が、物事は、効率的に効果的に取り組めるもの。


ゆえに、人に頼む力を上げるために、自分の弱い面を出す意識を持って、普段から過ごしてみてはどうだろうか。


その方が、きっと、自分のためになるから。


少しずつでいいから、自分の弱い面を出していき、徐々に頼み上手な人になろうではないか。


きっと、今まで以上に良い人間関係を構築することができるから・・・



サコヤンの独り言

「自分の弱い面は、人間関係の潤滑油となる場合がある」