自分の弱い面も一つの個性。


人には、強い面もあれば弱い面もある。


それで普通。


なのに、強い面ばかりに光を当て、弱い面を隠そうとしてしまう。


弱い面を人に見られないために・・・


いつしか、弱い面が悪となり、弱い面を人に見せてはいけない、弱い面を出してはいけない。


といったことを思いこんでいる自分がいる。


実際は、そんなことはないのに・・・


なんたって、強い面も弱い面も両方が揃ってこその今の自分なんやから。


片方だけあったとしても、今の自分は成り立たない。


それに、自分の弱い面を否定することは、本来の自分を否定することにもなるんやで。


そんなことをしていて、自分のエネルギーを存分に発揮することはできやしない。


弱い面も自分の個性であり、欠かすことができない必要なものなんよなぁ・・・


けど、こんな大切なことを忘れていた自分がいる。


これがすごく腹立たしい。


だって、自分で自分をごまかし、自分を裏切る行為を平気でやっていたんやから。


そもそも、強い面と思っていることも、弱い面と思っていることも、思い込みに過ぎないんよね。


もちろん、やれることやできないことはある。


だが、強い面も弱い面も、人の評価が大きく影響している。


なんたって、何かで人から認められたり、褒められたりすると、嬉しくなり、それが自分の強い面だと思い込んでしまうから。


人から認められたり、褒められたりすると、快の感情が生まれ、その快の感情を求めるようになる。


そして、また認められたり、褒められたりすると、また更なる快の感情を求めてしまう。


そうやって快の感情を求めていると、自分の力も飛躍的に上がる。


だから、人から認められたり、褒められたりする面を強い面だと思い込むのも、うなずける。


反対に、何かをやった時に、けなされたり、否定されたりすると、それをすることが嫌になる。


すると、それを拒むようになり、自分の弱い面だと思い込んでしまう。


そうやって、人からの評価を前提にして、強い面や弱い面を勝手に決めてしまう。


けど、本当は強い面も弱い面もないんよね。



だって、繰り返しやっていると、人は、大概のことはできるようになるから。


大概のことはできる能力を誰もが備えているのに、人から低く評価されることで、できないように思い込んでしまう。


そういったことで、自分の中に弱い面を創ってしまう。


しかも、この弱い面は人に知られたくないものだから、一生懸命隠そうとするんよね。


その隠そうとする行為が自分に嘘をついている行為だとも知らずに・・・


皮肉なもんじゃよね。


弱い面を必死に隠そうとすればするほど、自分に対して大きな嘘をついていることになるんやから。


人からの評価や、様々なことを参考にして、自分の強い面や弱い面を勝手に決めちゃう。


だが、そうやって決めたことの大半は自分の思い込みであることが多い。


なんたって、自分が弱い面だと思っていたことが、人からすると長所に映ることなんて山ほどあるんやから。


その逆だってある。


だから、人からの評価を前提にして、強い面や弱い面を決め付けない方がエェんよね。


それで決めていると、どうしても偏りが生じてしまうから。


しかも、人からの評価を重要なものととらえていたら、その評価がひっくり返った時に、簡単に折れてしまう。


強い面が強い面ではなくなり、自分の支えを失うことになる。


ゆえに、人の評価ではなく、自分が楽しいか楽しくないかを前提にして、強い面、弱い面を決めたらエェ。


そうすれば、人の評価がどうであろうと、自分を貫くことができるから。


だって、自分が楽しむためにやっていると、人からどのように評価されようと、一切関係がないから。


また、自分が楽しめることをやっていれば、それは、必ず自分の強い面となるから。


たとえ、今、誰からも認められなくとも、褒められなくとも・・・


好きこそ物の上手なれ。


という言葉があるように、楽しんで取り組んでいたら、まちがいなく成長し続ける。


なんたって、少しでも上にいけるように、工夫を繰り返し、時間とエネルギーをありったけ注ぐようになるから。


楽しめることは、自分の強烈な個性となるんやで。


ただ、反対に、自分が楽しめないことも、自分の立派な個性なんやで。


なんせ、自分が楽しめないことなら、それを楽しめる人に任せればエェ。


仮に、それが、どうしても、自分がやる必要があるのなら、楽しめる人に教えを請えばエェ。


自分が弱いと思い込んでいた面が、人とつながる役割を果たしている。


弱い面を弱い面と思い込んでいたら、いつまで経ってもそれは弱い面のままであろう。


だが、視点を変えて見るだけで、今まで弱い面と想い込んでいた面が光り輝くものとなる。


だから、弱い面は必ずしも弱い面にあらず。


その弱い面を際立たせるだけで、いくらでも光り輝くものへと変化を遂げる。


役に立ちそうにないからといって排除するのではなく、どうやって光り輝かせるかを考える。


そうやって工夫を繰り返していれば、どんな弱い面であろうと、光り輝くものへと変貌を遂げる。


案外、そんなもの。


とにかく、弱い面は隠すのではなく、工夫して輝かせるものなんやで。


それさえ意識して過ごしていたら、時の経過と共に多くのことが変わっていくから。


自分にとって強い面も弱い面も、欠かすことができない貴重な個性なんやで。


だからこそ、その個性が輝くように頭を使って工夫しなよ。


それが、自分の道を切り拓く重要なカギとなるから・・・



サコヤンの独り言

「自分の個性が輝く工夫をしなよ」