今を生き切るために、自分はどうしたら良いのか。


何をするべきなのか。


恥ずかしながら、今まで、ほとんど考えたことがない。


なんたって、自分の人生なのに、いつも漠然と考えていたから。


こうしたら良いだろう、という想いがあっても、その想いを形にしようとすることなく、想いを抱くだけで、実際には何もしないことが多かったから。


将来のことは考えるのだが、それにつながるような今を過ごしていない。


結局、将来に想いを馳せるだけで、何もしていないんよね。


明日であろうと、一年後であろうと、何十年後であろうと、今を積み重ねたものなのに・・・


今を疎かにして、将来のことを考える。


そんなことをしていたところで、考えていた通りの世界を生きることはない。


現実は、そんなに甘いものではない。


今を疎かにしていたら、今を疎かにしている世界を生き続ける。


案外、そんなもの。


だって、人生は、今を積み重ねたものだから。


よりよい人生を歩みたいのであれば、今を大事にして生きな。


今を一生懸命に生きな。


それが、人生を充実させる大きなコツじゃから。


仮に、自分の今という一瞬一瞬を切り取り、積み重ね、パラパラ漫画やアニメーションを作った時、果たして、面白い作品が出来上がるだろうか。


この問いに、自信を持って「もちろん出来る」と答えることができる人が、どれほどいようか。


おそらく、ほとんどいないのではないか。


なんたって、それほど、自分のすべてを出し切って生きている人というのは、少数派だから。


多くの人が、何かしら、もどかしさや不満を抱えながら生きている。


それが現実。


では、なぜ、そうと分かっていて、面白い作品を創ろうとしないのか。


その大きな理由に、そもそも面白い作品を創ろうとしていないことが挙げられる。


また、時間に追われ、作業に追われ、何かを気にし、作品に想いを込めていないから。


そうやって創っている作品が面白いわけがない。


なんせ、同じような動きが多く、ユーモアもなく、展開も乏しい。


また、妥協や諦め、不安や不満、といったものが多い作品が面白く出来上がるわけがない。


作品の創り手に大きな問題がある。


その問題を改善しない限りは、この先、面白い作品は出来上がることはないだろう。


いつまでも、そんな作品を創っていていいのだろうか。


もちろん、いいわけがない。


だって、そんな作品を創るために、この世に生まれてきたわけではないから。


では、どうしたら、面白い作品を創ることができるのか。


それは、まず、面白い作品を創る想いを強く抱くことが重要。


面白い作品を創るという目的が、モチベーションにもなり、かつ、目指すゴールにもなる。


目指すゴールが決まり、モチベーションが高まると、今という一瞬に、大きなエネルギーが注ぎ込まれる。


今まででは考えられない膨大なエネルギーが・・・


その結果、作品自体に、動きが加わり、変化が伴い、展開が生まれる。


そうして、作品に味が生まれ、作品に命が吹き込まれる。


どんな作品であろうと、やはり、創り手の想いが強く宿っている作品が面白いものとなる。


ゆえに、どのようにして、面白い作品を創るかを普段から意識して過ごす必要があるのだろう。


面白い作品を創ることができるかどうかは、この意識を抱けるかどうかにかかっている。


なんたって、この意識を抱くか抱かないかによって、今という一瞬に注ぐエネルギーが大きく異なってくるから。


何と言っても、今という一瞬にどれだけエネルギーを注ぐことができるかによって、作品の出来は雲泥の差が現れてくるもの。


だからこそ、面白い作品を創る想いを強く抱くことが重要なんやで。


なんせ、その想い次第で、今という一瞬に注ぐエネルギーの量が変わってくるんやから。


せっかく、創り手として作品に携わっているんやから、どうせなら、面白い作品を創ることを心がけて生きなよ。


それが、創り手を一回りも二回りも大きくするんやから。


今を疎かに生きていたら、いつまでもつまらない創り手として、つまらない作品を創り続けることになっちゃうんやで。


そんなことが続いてもいいのだろうか。


もちろん、いいわけがない。


そのためにも、今を精一杯生きな。


いつもいつも、それだけを意識しな。


そうやって生きているうちに、自分が創っている作品に変化の兆しが現れ、次第に大きな変化を遂げるから。


案外、そんなものやで。


ただし、創り手の想いが何ら変わることがなければ、当然のように作品も変わることはないから、その点は意識しなよ。


とにかく、創り手として、自分が納得する面白い作品を創りなよ。


何はともあれ、それが一番大切なことだから・・・



サコヤンの独り言

「どうせなら、面白い作品を創りなよ」