自尊心を育むこと。


それには、自分のマイナスな考え方や習慣に気づき取り除くこと、そして、自分のことを認めることが肝となる。


ただ、自尊心が低いと、自分のことを認めることがものすごく難しい。


なんたって、自分のことを価値ある存在としてみていないから。


むしろ、自分は無力だ、自分にはできない、自分なんかがやったところで意味がない。


といったように、自分を卑下し、否定し、傷つけている。


ゆえに、自分を認めることなんてほとんどない。


しかも、人から褒められても、認められても、それを素直に受け入れることができなかったりする。


謙遜して、今回のことは偶然できたことなんだ、などと、思い込もうとする。


いわば、天邪鬼的な性格が出来上がってしまっているんよね。


こういう状態で、自分を認めることって、ほとんどできやしない。


だから、自分のことを認めることができるくらいまで、徹底的に、自分の中からマイナス的要因を取り除くこと。


それが大事なんよね。


なんせ、自分の中から、マイナスな要素がなくなればなくなるほど、その存在の影が薄くなり、自分のことを認めやすくなるから。


自分のことを認めることができない場合、人からの賞賛や承認を受け入れることができない場合、大概が、自分の中に膨大なマイナスな想いを抱えている。


プラスなことを受け入れることができないほどのマイナスな想いが・・・


これは、今に始まったことではない。


小さい時からの積み重ねでそうなっているんよね。


小さな時から小さな失敗や大きな失敗を少しずつ重ね、それらを解決することなく、少しずつ自分の中にマイナスな想いを溜め込む。


自分では意識してていないうちに・・・


そうやって、自分の中にマイナスな想いが増えていき、それと共に、自尊心が低くなってしまう。


いきなり、自尊心が低くなることも高くなることもない。


なんたって、今までの生き方によってそれは変わってくるから。


ただ、自尊心が高いまま育つ人というのは、案外少ないのが現状なのではないか。


多くの人が、育つ過程で、何かしら心に傷を負い、自分の中にマイナスな想いを溜め込み、自尊心を低くしているように思える。


もちろん、その中においても、各々によって差はあるだろうが・・・


多かれ少なかれ、自尊心は低い人の方が多いんちゃうかなぁ・・・


なんせ、自ら活発的に動き、自分の力で自分の道を切り拓こうとしている人は、やはり少数派だから。


何かと人任せにすることは多い。


会議など、少数で集まる場合、発言する人は、いつも、同じ人だったりするしね。


何か意見があっても、発言して変に思われることを嫌って、発言を抑えることはよくある。


こういった場所では、自尊心が高いか低いかは、モロに現れる。


自尊心が高い人は、自分の意見に自信を持ち、周りからどう思われようと平気だから、物怖じすることなく、意見が言える。


だから、その時その時で、納得し、後悔をすることがほとんどない。


だが、反対に、自尊心が低い人は、自分の意見に自信がなく、周りからどう思われるかを気にし、自分の意見が言えなかったりする。


そして、自分を責めたり、後悔をしたりすることが多い。


ゆえに、自尊心が高い人と低い人では、時の流れと共に、大きな差となって現れるだろう。


たとえ、現時点では、双方の間に能力の差がほとんどなかったとしても・・・


自尊心が高く、自信を持ち、自分を認めている人は、留まることなく、力をつけ成長していく。


それほど、自尊心の高低は人生に大きな影響を与えることはまちがいない。


ただ、今、自分が抱いている自尊心は、どのように育ったかによって決まってくる。


特に、子供の時の過ごし方によって・・・


この時に、自尊心を高い状態で育つか、低い状態で育つかは、この先の人生において大きな影響を与えるだろう。


だから、親の影響はものすごくでかい。


なんせ、親といる時間は長いから。


自分が意図しないところで、自分の自尊心が決まる。


これって、ものすごく怖いことじゃよね。


自尊心が高ければ良いが、仮に、低かった場合を思うとゾッとする。


でも、自尊心というのは、後天的に身に着けたものだから、変えようと思えば変えることができるもの。


いや、最初は誰もが、自尊心は高かったのだろう。


それが、様々な経験を積むごとに低くしてしまっているだけなんよね。


だから、自分が強く望めば自尊心を高めることは可能。


たとえ、今、自尊心が低くとも、改善することは誰にだってできる。


ただし、それなりの時間とエネルギーを要することにはなるが・・・


自尊心を低い状態で生きている時間が長ければ長いほどに。


けど、今がどんな状態であろうと、自尊心を高めることはものすごく大事なこと。


なんたって、これによって、自分がどんな人生を歩むかが決まってくるから。


もし、自分に輝く人生を歩む想いがあるのなら、自尊心を育み、高め続けることは欠かすことができない。


それほど、重要なものなんやで。


自尊心というものは・・・


ゆえに、過去に何があったとしても、何歳になったとしても、自尊心を育み、高め続けなよ。


それが、自分の道を切り拓く一つのコツやから。


だからこそ、日頃から自分と向き合い、自分の中にあるマイナスな想いを取り除き、自分のことを強く認めることがものすごく重要なんやで。


こういった過程を経ることで、自尊心はどんどん高くなっていくんやから・・・



サコヤンの独り言

「自尊心は後天的なものだから誰でも高めることはできる」