人は大きなことを望み、最初から大きなことをやりたがる。


だが、現実はそないに甘くはない。


最初から大きなことができる人なんて稀で、多くの場合、最初から大きなことなどできやしない。


だからこそ、小さなことから、今できることからやることが大切なんよね。


だって、それが、一番の成長の近道だから。


たとえ、ガッカリすることであっても・・・


格好悪いことであっても・・・


やったところで意味があるかも分からないことであっても・・・


いつだってそう。


なのに、自分が力をつけていることを、成長していることを実感し出してくると、これが中々できなかったりする。


自分は、力があるんだから、「そんなことはやってられない」といった気持ちが生まれてしまって・・・


人は、謙虚な姿勢を失うと、自分の力に過信をし、傲慢になり、小さなことを疎かに扱う傾向がある。


どんなに自分が力をつけようと、それは井の中の蛙であって、上には上がいる。


自分がトップになり、トップで居続けることなど、ほとんど不可能に近い。


上には、自分よりも素晴らしい人はたくさんおり、下からも素晴らしい人がドンドンと輩出してくる。


誰もが、そんな世界で生きている。


だからこそ、自分も、そんな素晴らしい人達を見習い、生きていく必要があるのではないのか。


だから、自分の力に過信をしている場合ではなく、傲慢になっている場合ではなく、小さなことを疎かにしている場合でもない。


なんたって、人間的な魅力に溢れている人というのは、実際に大きなことをしてはいるが、小さなことをものすごく大切にしているから。


しかも、素直で謙虚な姿勢で常に生きている。


おろらく、自分の力に過信をした場合、傲慢になった場合、小さなことを疎かにした場合、どういったことを引き起こすのかを深く理解しているのであろう。


素晴らしい人と感じる人であればあるほど、小さなことを、今できることをものすごく丁重に扱っているように感じる。


そういった姿勢で生きてきたからこそ、人間的な魅力が人に伝わっているのではないか。


だが、人は、素晴らしい人を見ても、その人の結果に目をやりがちなんよね。


結果を出したから素晴らしく感じる。


確かに、そうとも言える。


けど、素晴らしい人間性を備えていたからこそ、結果を出したのではないか。


ゆえに、素晴らしい人を見る際は、その人の結果ではなく、その人の人間性に着目するべきではないのか。


なぜ、この人は、こんな結果を出せたのか。


と自分に問い、自分でその人を観察し、理由を探る。


それが、大事なんちゃうかなぁ・・・


なんせ、その積み重ねが、自分を素晴らしい人達がいる世界へと導いてくれるから。


自分が必要なものを人から学び続けていると自ずとね…


人はどんなことからでも学ぶことができる。


だからこそ、何をするにしても、素直な心と謙虚な姿勢を持って臨むことが大事なんよね。


だって、素直な心と謙虚な姿勢が、学ぶことにおいて、重要なポイントじゃから。


それさえあれば、いくらでも成長し続けることができる。


なんたって、毎日毎日、学び続けているんやから。


こういった意識や姿勢を忘れないためにも、小さなことを、今できることを尊重して日々を過ごす必要があるのであろう。


なぜなら、自分では、素直でいるつもりであっても、謙虚な姿勢でいるつもりであっても、日々、様々なことをこなしながら生きていると、自分でも気づかないくらいのゆっくりしたスピードでズレが生じているものだから。


そのズレをチューニングするためにも、普段から、小さなことを、今できることを強く意識してやる必要があるのであろう。


はじめから、ズレることを前提として、その対処も普段の生活に取り組む。


こういった工夫をすることは、ものすごく大事。


そもそも、人は変わる生き物だから。


ただ、良くも変わるが、悪くも変わる。


ゆえに、自分にとって良きものを良きものとして、維持・発展するためにもそれなりの意識や行動が必要になってくる。


なんたって、何もしなくとも、自然と良くなることなんて、ありゃせんのやから。


多くの素晴らしい人は、ちょっとした工夫を日々の中に織り交ぜ、素晴らしい習慣を身に着けている。


だからこそ、素晴らしい人がどんな工夫をしているのか、どんな習慣を身に着けているのか、自分自身が意識してチェックすることが大事なんやで。


そのため、自分の力に過信することや、傲慢になったり、小さなことを疎かにしていてはアカン。


それは、かえって、自分に芳しくないものを多く身に着けてしまうことになるから。


元々、どんなに大きなことであろうとも、始めは小さなことなんやで。


大きなことをしようと思うなら、小さなことを本気で取り組む。


それが、大きなことにつながる王道なんやで。


確かに、大きなことは、目に入りやすく、意識しやすいから、自分も、という想いになってしまうのも分かる。


だが、目に入りにくいところに、意識しにくいところに、ものすごく大切なことが詰まっていることが多い。


だから、そういったところを大切にし、そこから、学ぶ姿勢を持ち続けることが、自分を成長させる一つのコツなんやで。


どんなに自分が力をつけようとも、自分が成長しようとも、いついかなる時も、小さなことを、今できることを大切にする。


生きる上で、ものすごく重要なこと。


とにかく、素直さと謙虚な姿勢を持ち続け、小さなことから、今できることからやりなよ。


必ずといって、自分のためになるから・・・


自分に返ってくるから・・・


自分の道が拓けてくるから・・・



サコヤンの独り言

「小さなことを、今できることを大切にして生きよう」