一度にできるのは一つだけ。


どうせやるのなら、あれもしたい、これもしたい、と思うのが人の性。


ただ、一度にできるのは一つだけ。


なのに・・・


同時に、複数のことをしようとしてしまう。


そんなことは、よっぽどの人でないとできないというのに・・・


自分には、到底できっこない。


でも、しようとしていた自分がいる。


自分にとって、何が重要なのか、自分自身がきちんと分かっていなくて・・・


あれが重要だと自分では認識していたと思っていたのに、すべてを同列のように取りくんでいた自分。


自分の中での、優先順位がちゃんと定まっていなかった。


また、考えることとやっていることに違いが生じていた。


やはり、頭の中でだけ考えていても、なかなか、まとまらないもんやね。


じゃから、頭の中から出すことで、紙に書くことで、自分の優先順位をはっきりさせることにしよう。


一体、自分にとって、本当に大切なのは何なのか。


ちゃんと、考えた方がいいのであろう。


だって、それが分かって生活している人というのは、案外少ないから。


今日を昨日と同じように過ごし、ただただ、一日をこなすだけの生活。


そして、それを繰り返す毎日。


でも、その間にも時は容赦なく流れ、もちろん、歳は着実に増える。


しかも、そうやってこなすだけの日々を過ごしていると、時の流れがムチャクチャ早く感じるものなんよね。


なぜだかは、ハッキリとは分からないが・・・


ひょっとすると、感動する回数が少ないから、ロボットのようにこなすことばかりやっているから、本気で生きている実感がないからもしれない。


おそらく、自分にとって大切なものに気づき、それを、優先して取り組んでいくと、人生というのは、あっという間に変わっていくものではないか。


なんだか、そんな気がする。


人生は一度きり、しかも、その期間は案外短い。


じゃから、様々なことを中途半端にする時間って、本来はないんよなぁ・・・


よくよく考えてみると、当たり前のことじゃけど・・・


この当たり前なことを、当たり前と捉えることができていない自分。


周囲に流され、時に流され、何もかもが受け身な自分。


優先順位を決めることができなくて、様々なことに手を出している自分。


なんと、非効率な生活をしているのであろうか。


そもそも、やりたいことだって、やり続けるのには、ものすごい時間を要するのに。


本来、やりたいことがあるのなら、中途半端に色々なことをする時間なんてないはずなのに。


ひょっとすると、いい加減な行動が、いい加減な意識を生み、また、いい加減な行動が続いているのかもしれない。


いつの間にか、負のスパイラルにドップリと浸かっていた自分。


しかも、そのことに、今まで気づかずにいた。


いやぁ、なんとも言えないね。


あきれて、かける言葉すら見つからない。


まぁ、自分自身の人生を、ちゃんと受け止めることなく、適当に過ごしていた結果やね。


当然の報いじゃな。


ただ、気づいたからには、今までと同じように過ごすつもりは毛頭ない。


なんたって、やりたいことに、成長できることに、仲間と共に過ごすことに、多くの時間を注ぎたいから。


今の自分には、以前と同じように過ごすほど、時間に余裕がない。


じゃから、自分にとって本当に大切なのは何なのかを見極め、今日できることを、今この瞬間にできることを、意識して取り組むことにする。


なんだか、あれこれ考えて、様々なことに取り組んで、集中力を乱すよりも、何か一つだけに集中して考えた方が、やった方が、上手くいきそうな気がする。


そして、上手くいったら、また、次のものに、挑戦すればいい。


本当は、それを繰り返すだけでいいんよなぁ・・・


何も難しいことはない。


なんせ、小さい子供は誰もが、皆やっていることやしね。


目の前のことにトコトン集中するといったことは・・・


誰もが、経験していることじゃから、自分さえ意識すれば、ちゃんとできる。


このことだけは、覚えていてね。


んで、あなたにとって最も大切なことを真剣に取り組むと、あなたの人生が一変する。


ということは、確かなんちゃうかなぁ・・・


今までの人生が、嘘と思うほどに。


優先順位を決めて、日々を過ごすということは、さほど、悪いことではないのではないか。


むしろ、良いことばかりなんちゃうかなぁ・・・


ただ、誰が何と言おうと、あなたの人生なんじゃから、どう過ごすのもあなたの自由なんやで。


他の人は、あまり関係ない。


あなたが思うように、あなたが好きなように、あなたの道を歩めばいい。


気に入ることがあれば、取り入れ、気に入らなければ、取り入れない。


そんな、自由であってエェ。



サコヤンの独り言

「大切なものを見極めよう」