ピンチになっても慌てない。
日々、生活していると色々なピンチに出くわす。
小さなものから大きなものまで様々なピンチをね。
ただ、命を落とすような大きなピンチってそうない。
まぁ、そんなのが頻繁にあったらチョイト怖いわな。
じゃから、よくよく考えてみると、自分に起こるピンチって小さいものばかりなんよね。
だって、遅刻をしたところで、命を落とすわけでもない。
約束を破ったからといって、命を落とすことでもない。
失敗しそうだからといって、命まで取られるわけでもない。
命さえつながっていたら、ほとんどのことは何度だってやり直せるんやから。
なのに・・・
その時、その時、自分にとって何か不都合なことが起こりそうな場合、ピンチと感じてしまう。
不都合な状態になるのを避けようとして・・・
ただ、ここではおかしなことが起こっちゃうんよね。
なんせ、不都合なことを避けようとしてピンチと感じることが、かえって余計にピンチになってしまうんやから。
ピンチと感じると、なぜか不安や焦りも生まれてきちゃう。
んで、この不安や焦りが、もっと大きな不安や焦りを呼んできて、ドンドンドンドン自分を追い込んじゃう。
はじめは、小さな不安や焦りだったのに、時が流れると共に、いつしか、とんでもないものになっている。
不思議じゃよね。
一度、不安や焦りに襲われると、中々良いアイディアや解決方法って見つからない。
考えれば考えるほど、もがけばもがくほどドツボにはまっちゃう。
そりゃそうやわな。
なんせ、不安や焦りに襲われている時って、心がマイナスな状態になっていることが多いんやから。
心がマイナスな時に考えると、出てくる答えもマイナスになっちゃう。
普段の状態で考えてみると、簡単に分かること。
でも、ピンチな時ってそういった簡単なことでさえ分らなくなっちゃうんよなぁ・・・
自分自身が慌てちゃっててね。
そういやぁ、「慌てる」という字はよくできているよね。
なんせ、心が荒れると書いて慌てるなんやから。
字の通り、自分が慌てている時というのは、自分の心が荒れている時なのかもしれないね。
じゃから、そんな時は、まず心の荒れを静める必要があるんちゃうかなぁ・・・
そしたら、案外、ピンチになっても上手くいくような気がする。
人は皆、未完成な存在じゃから、どうしてもピンチと感じてしまうことはある。
そんな時、どう対処するかは、自分で決めていた方がいいのかもしれない。
ある人は、「ピンチはチャンス」と捉えて対処している。
またある人は、ピンチになっている自分を認めて対処している。
また別な人は、ピンチは成長の源と考えて対処している。
自分だけに合った方法というのがきっとある。
そして、それが見つかったら、たとえ、ピンチと感じたとしてもすぐ修正ができるんちゃうかなぁ・・・
ただ、ピンチに直面した時に考えても見つけにくいんで、普段から考えておいた方がエェじゃろう。
普段から、ピンチな時に備えておくのも大切なことなんよね。
なんたって、普段からピンチの時にどうするかを決めていたら、いざピンチがやってきた時、結構落ち着いて対処できるから。
そして、そういう人こそ、自分にやってきたピンチをチャンスととらえ、成長の糧にできるんちゃうかなぁ・・・
ピンチを慌てて対処するのか、冷静に対処するのか、ヤバイと思うのか、チャンスと思うのか、それによって、結果は大きく変わってくる。
だからこそ、どう振る舞うかはものすごく大事なんやで。
ピンチって突然やってくるものだから、やってきた時に瞬時に判断することは難しい。
ゆえに、ある程度方向性だけでも決めていた方がエェよ。
そうすれば、パニックに陥って我を失うことは防げるはずじゃから。
物事は、何をするにしても、我を失うとあまり良い結果は期待ができない。
不安になったり、焦ったり、慌てることは、我を失わせ、自分の力を発揮できなくさせる。
だから、我を失わないためにも、普段から準備をすることは大切なんやで。
なんたって、できる限りの準備をしていたら、結構、自分を落ち着かせることができるから。
たかが準備。
されど準備。
準備を怠るなよ。
どれだけ真剣に準備をやっているかで結果は大きく変わってくるんじゃから・・・
サコヤンの独り言
「漢字は上手いことできている」