初めの一回は次につながる一回でしかない。

だから、初めの一回とはいえ特別なものではない。


特別だと感じているのは、自分自身が特別だと思い込んでいるから、そうあってほしいと願っているから。


でも、実際は何ら特別なモノではない。

なんたって、初めの一回ですべてが決まるわけではないから。


初めの一回だけで、命を落とすことなんてないから。

それに、初めの一回が終わった後にも、自分の人生は続いていくから。


だから、初めの一回は単なる一回に過ぎない。

自分の人生の通過点に過ぎない。


確かに、その一回が人生の分基点になることもある。

年に一度の資格試験や、受験などは・・・


でも、こういった資格試験や受験でも、何度でもやり直すことができるんよね。

たとえ、年に一度しか受けられないものでも・・・


次の年、また次の年、何度でも再チャレンジすることができる。

自分が生きている間は、何度でも。


ゆえに、一回失敗したからといってどうなるわけではない。

だって、次があるんやから。


次やればエェ。

ただそれだけ。


人生は、何度でも再チャレンジが許されている。

大概のことは・・・


それを、一回の挑戦ですべてが決まる。

と誤って思い込んでしまうから、かえって、動けなくなっちゃう、失敗しちゃう。


あまりにも、プレッシャーを感じてしまって・・・


もちろん、その一回に全力を傾けて臨むことは大切だが、その一回ですべてが決まるわけではない、というアソビの部分や心の余裕が必要なんよね。


目の前のことに夢中になっていると、こういったことって無くなりやすいから。


けど、目の前のことに集中しながら、どこかアソビの部分を持っている人の方がしなやかな強さを兼ねている。


このしなやかな強さは、ものすごく重要なんよね。

だって、大概のことがあっても折れはしないから。


たとえ、失敗してもすぐにでも立ち上がることができる。

その強さこそ、すごく重要なんよね。


なんせ、世の中は、上手くいくためには、多くの失敗を重ねる必要があるから。


多くの場合、失敗して、傷ついて、また立ち上がって、傷ついて、再び立ち上がって、といったことを繰り返すごとに少しずつ強くなっていくんやから。


多くの失敗があるからこそ、一つの成功がある。


そう想えば、初めの一回が上手くいっても、上手くいかなくてもどっちでもよくないか。

だって、何回でも挑戦できるんやから。


何回でも失敗できるんやから。

自分が諦めるまで何度でも・・・


人生では、何度でも、失敗が許され、何度でも挑戦が許されているんやから。

何度傷つこうと、最後の最後で上手くいけば、それは成功。


そもそも、初めの一回は次につながる一回でしかないんやで。

上手くいっても、上手くいかなくても・・・


それは同じ。

一回は一回で、次につながる一回でしかない。


決して、特別なモノではない。

だから、何も気にすることなく、やればエェ。


上手くいっても、上手くいかなくてもどっちでもえぇんやから。

その一回を、次につなげればそれでエェ。


ただし、初めの一回がなければ、次につながることもない。

そのことだけは覚えておきなよ。


自分の世界では、自分が諦めるまでずっと、敗者復活戦が用意されている。

だから、最初の一回に頑なになる必要はない。


ガチガチになる必要はない。

複雑に考える必要はない。


だって、人生はまだまだ先があるんやから。

自分がが頑なに考えたりするから、人生がそのように見えてしまうんやで。


もっと気楽に生きてもエェんやで。

その方が、楽しく生きれるから。


じゃから、初めの一回が特別なものだと想い込む必要はない。

実際、大したものではないから。


もっと優しいものやで。

シンプルなものやで。


何も気にすることなく、初めの一回をやればエェ。

そしたら、次につながるから。


次につながれば、また、次につながる。

人生はそんなもの。


次につながることをしていたら、いつしか、自分だけの道を歩んでいることになるから。

だから、次につながる一回をやればエェ。


何も考えることなく・・・

ただそれだけ。



サコヤンの独り言

「最初の一回もたくさんあるうちの一つに過ぎない」