多くの人が、小さい時から、競争を虐げられる。

テストという形で、通知表という形で。


50点よりも70点、70点よりも90点、90点よりも100点の方が良いんだ。

また、5段階評価で2よりも33よりも44よりも5の方が良いんだ。


と、知らず知らずのうちに、思い込まされてしまう。

そして、こういったことが積み重なることで、人よりも高い点を取れば良いんだ、人に勝てば良いんだ。


といった競争思考ができあがっちゃう。

恐ろしいことに・・・


競争のすべてがいけない、と言うつもりはない。

なんせ、競争するからこそ、賢くなったり、強くなったりもするから。


でも、競争には限界があると思う。

上を見ればキリがないし、下を見てもキリがない。


上を目指せば目指すほど、自分へのプレッシャーは強くなる。

もっとやらなきゃ、もっとやらなきゃと思っちゃってね。


順調に進む人はそれでも全然構わない。

でも、そうじゃない人の方が多いんちゃうかなぁ・・・


だって、上に行けば行くほど、座れる席が少なくなるんやから。

イス取りゲームにいつも勝ち続けなきゃいけない。


これって、ものすごく大変なことなんよね。

ただ、人に勝ち続ける道を歩んでいると、負けた時のショックはものすごくでかい。


なんたって、負けた時の免疫がほとんどないから。


1つの負けで「もうダメだ」「俺の人生は終わった」「これからどうしようかなぁ」

と思い込んで、人生を諦めてしまう人だっている。


競争をし続けることの弊害やな、きっと。


また、下を見れば、周りを見下し、驕りが出て、自分が成長しなくなる。

自分よりも下がいることに安心しちゃってね。


こうなると、普段の日常に新鮮さがなくなっていき、次第に不平や不満、愚痴などがこぼれやすくなっちゃうんよね。


特に、社会や景気、上司なんかのことを・・・


だけど、楽しむために、幸せになるために生きている人は、競争に重きを置いている人とは全然違った生活をしているように感じる。


なんたって、変な力みがなく、常にリラックスしているから。

いつ会っても、こんな感じ。


しかも、自分が楽しめること、喜べることばかりを意識して選択している。

また、どうやったら楽しめるか、どうやったら喜べるか、どうやったら幸せになれるか。


といったことを自分の判断基準、行動基準にしているようにさえ感じる。

仮に、嫌なことが起ころうとも、それを楽しんで取り組んでいるしね。


人と競争しようという気持ちがないから、自分に素直な行動ができるんやろうし、一緒にいても心地が良いんやろね、きっと。


競争する生き方も、楽しむ生き方も、どんな生き方さえも、それを選ぶのは自由。

すべてが自分次第。


ただ、楽しむ生き方を選んだ方が、素晴らしい人生を歩めるような気がする。

だから、これからは、楽しむ生き方を選び歩んでいく。


そして、皆がみんな楽しんでいる世界が来ることを強く願っている。

そんな世界が一刻も早く来れば良いね


そのためにも、まずは自分から。

周りを気にせず、自分が楽しめることを、1つずつやっていく。


最初は勇気がいるけど、大きな一歩を踏み出す。

そう、決めた。


そして、今までとは違った自分に出逢うんだ。



サコヤンからの独り言

「楽しむ生き方を選んだっていいんだよ」