考えたところで答えがでないことって結構あるんよね。
例えば、あの人は何であんなことをしたんだろう?
あの時、なぜ、私は、俺は、僕は、あんなことをしたんだろう?
といったことが・・・
人の言動の理由を考えたって、答えなんて出てこない。
だって、人は人、自分とは異なる存在なんやから。
むしろ、今まで過ごしてきた時間が違うんやから、違って当然。
じゃから、自分の常識だけで、その人を判断しようとしていることが、そもそもの間違い。
いかに、人は人、自分は自分と思えるか?
意外と大切。
また、過ぎたことを、考えたところでどうなるわけでもない。
なんせ、過ぎた時間は戻ってこないんやから。
あの時の言動は、その時の自分にとってベストのこと。
こう思うことができると、気分を楽にすることができる。
たとえ、悪い結果であったとしても・・・
悪い結果が出たら、そのおかげで、大切なことに気づくことができる。
じゃから、これはこれで、次に活かしたら良い。
ただそれだけ。
でも、いつまでも、過去にしがみついていたら、前に進むことができなくなっちゃう。
失敗したことよりも、失敗の尾を引くことの方が自分にとってマイナスが大きい。
ということは、頭の片隅に入れておいた方が良いことなのかもね。
そりゃそうと、考えない方が良いとわかっていても、つい考えちゃったりする。
不思議なことじゃけど・・・
もしかしたら、それが人間の性なのかもしれない。
ただ、適度に考えることはすっごく良いことなのに、度が過ぎちゃうと、眠れなくなり、身体を壊すことにつながる。
色々なことを考えちゃって、寝不足になった。
という経験をした人って結構いるやろうし・・・
ところで、そんな時、皆はどうやって考えることを止めているんやろね?
本を読む、あえて別なことをする、開き直る?
方法は色々とある。
僕の場合は、今のありのままの想いを素直に言葉に出すこと。
紙に向かって、自分が抱いている想いを掘り起こす。
自分がどんな想いを抱いているのか、少しずつ徹底的に。
文字数で言うと、2000字~3000字くらいの量になるのかな・・・
文脈に関係なく、思うがままに書いていたら、なんだか、スッキリする。
頭にあるから、様々なことを考え、想い、悩んでしまう。
だから、できる限り、頭にあるものを外に出すように心がけている。
人は、誰もが、たくさんのことを頭の中で処理している。
だが、時には、処理できていないこともあるんよね。
ゆえに、頭の中に入れているばかりではなく、頭の外に出すことって案外大事。
しかも、頭の外に出すと、冷静になって判断できる。
イメージの中で判断するのと、文章として見て判断するのでは、大きく異なる。
言葉を書き出すようになって初めて、そういったことが分かるようになった。
そもそも、人の頭は万能ではない。
確かに、すごい能力は備えているが、全部を全部頭の中で任せるのはどうであろうか。
なんたって、考えても答えが出ないこともあるんやから。
でも、頭の中に置いていたら、ついつい、考えちゃう。
考えないためにも、一旦、自分の頭の中から出した方が良いのであろう。
頭の中だけで処理をしない、イメージの中だけで判断をしない。
そういったことが、考えるのを止めるコツなのかも・・・
考えることも大切だが、考えるのを止めることも大切。
だが、僕たちは、考えることは教わるが、今考えているものを止める方法を教わっていない。
入れることばかりを重要視していて、手放すことが疎かになっているんよね。
本当は、入れることよりも、手放すことの方が何倍も難しいのに・・・
覚えることよりも忘れることの方が難しく、考えることよりも考えているものを止めることの方が難しい。
ただ、難しいからといって、手放すことってものすごく大事なこと。
だからこそ、自分なりの方法で、手放す術を身に着けた方が良いのであろう。
より良い人生を歩むためにも・・・
サコヤンの独り言
「考え過ぎても意味がない」