この春から参加している

図書館ボランティア・ミッケの

定期的な活動のひとつ


“朝のよみきかせ”。


月に2回。


授業がはじまる前の

8時20分から、10分間。


朝読書の時間をおかりして

児童のみなさんへ

えほんを紹介します。


おとといは

3年生と4年生の4クラス。


4名のメンバーが

それぞれ1人で

ひとクラスを担当します。


実はワタシ。


この日がよみきかせデビューで

幸か不幸か

担当は息子のクラス。


事前に


「ちょっと練習するから聞いてよ」


と長男にお願いしたのですが


「当日の楽しみが減るから、ヤダ」


と、かたくなに拒否され

鏡の前で

ひとり練習してました。


   ※


えほんのチョイスは

正直、悩みました。


インターネットの

“今よく読まれている絵本ランキング”

を調べてみても

情報量にまどわされて

けっきょく

頭でっかちになってしまいます。


感動モノだとか

名作シリーズとか

ためになる絵本じゃなくちゃ

ダメなんじゃないのかなぁ。


せっかく読むならば・・・と

気負ってしまい

余計とまどってしまって

なかなか決まりません。


困り果てて

ベテランのメンバーさんに

たずねました。


「クラスへのよみきかせって

 どんな本を選んだらいいんですか?」


すると


「アナタのお気に入りの本でいいのよ♪

 

 よみきかせ、といっても

 読んで聞かせなくちゃ、って

 いうわけじゃないのね


 “ワタシの好きなこの本を

 みなさんに紹介したいので

 ちょっと読ませてね~”


 ・・・ってカンジかしら。


 アナタのお気に入りの本に

 ピンとくる子もいれば

 つまんないな・・・

 と思う子もいるかもしれない。


 みんなそれぞれだもの

 当然よね。


 それで、いいの♪


 だから

 アナタが好きな本をえらんで

 楽しんで

 読んでらっしゃいね


 初めてでも

 だいじょうぶよ! 」


包み込むような

ベテランメンバーさんの言葉。



そっかぁ~!


そうなんだぁ♪


余計な心配しないで

シンプルに進めばいいんだ♪


まるで

金色のシャワーを浴びたように

嬉しくなったワタシが

ワクワクしながら選んだ絵本が


こちら。


『まくらのせんにん~そこのあなたの巻~』/かがくいひろし


【 ヒャク・オト】 ~100歳まで乙女チックに~


登場するのは、まくらのせんにんと

おともである、かけぶとんの、かけさん

しきぶとんの、しきさん。




【 ヒャク・オト】 ~100歳まで乙女チックに~


とびっきり脱力系キャラの、この3人。


とりわけ

まくらのせんにんさまの

強すぎる目ヂカラ。


(作者・かがくいひろしさんの

 生前のインタビューによれば

 せんにんさまの目のモデルは

 “しょこたん”(中川翔子さん)なのだそう!)


【 ヒャク・オト】 ~100歳まで乙女チックに~

昔風デザインの

枕カバーのフリル。


なんともシュールです。


  ※


お話のしょっぱなから


地面の穴に

鼻を突っ込んで抜けず

もがいているゾウが登場。


つづいて


首が抜けないキリン

耳が抜けないウサギ

足が抜けないタコと


なぜかみんな

抜けずにもがいています。


助けようにも

いい方法を思いつかない

せんにんさま。


「どうして みんな

 こんな あなに

 はまってしまうんでしょうね・・・」


と、自らのぞきこみ

けっきょく

せんにんさまも

穴にはまってしまいます。


さて、どうする?


・・・といったところで


「そこのあなた」の出番がきます。



『この本を読んでいる

 そこのあなた。

 もうしわけないのですが

 この本をさかさまにして

 いただけませんか』


そう、読み手に

救いをもとめるせんにんさま。


くるりと

本の向きを変えると


『つぎに、そこのあなた。

 うえから

 トントンと

 たたいてくださいませんか』


トントントントンとやりながら

次のページをめくると

穴にハマっていた

せんにんさまと動物が

スポ~~ンと脱出に成功!


『そこのあなた。

 まことに、ありがとうございました。

 おかげで、たすかりました』


・・・一件落着、チャンチャン!


    ※


読み聞かせデビューを飾る

第1冊目の、この本。



結果は・・・



とっても

ウケちゃってました♪


抜けない動物を

ほったらかそうとする

いい加減な一面をのぞかせる

せんにんさま。


(いいの~?そんなんで~?)


あれれ~!

自分も落ちた~?


(言わんこっちゃない!)


笑っちゃうし、ゆるんじゃう。

こんな仙人、あり?



肩のチカラが抜けたところで

脱出劇に

読み手も(聞き手も)

参加させてしまう、スゴ技も

みどころのひとつ。


(今回は、トントン叩くところを

 一番前の席のおともだちに

 お願いしました。

 

 引き受けてくれた子。

 急にびっくりしたよね、ごめんね。

 でも、ありがとう!)



お話の節目ふしめで

ドッと笑いがこぼれたりするのを

嬉々として感じながら

本を読み終え

最後にあいさつ。


「楽しい絵本やステキな絵本が

 まだまだあると思います。


 あかちゃんや

 ちいさい子だけじゃなくってね、

 おとなのワタシが読んでも

 とっても楽しいなぁって思います。


 図書室にもたくさん

 本があるので

 みなさんも色んな本を

 探してみてくださいね!」



感極まって

ちょっと

テンション高めな朝でした・・・。


   ※


はぁ~、

ここまで読んでくださった

そこのアナタ。


長文おつかれさまでした。


目薬いれて

目をシバシバさせて

目頭を押さえて


10数えて


・・・どうぞ

ゆっくりお休みくださいませ。


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