ナースをやって、いつのまにやら生きてきた時間の倍以上をすぎました。
けして不真面目ではありません。

ナースになりたいと思ったのは、「食いっぱぐれない」から。

そんないい加減な、かつリアルな目的で資格をとりました。
とりあえず、健康。インフルエンザの患者が沢山いようと、なぜだかうつったことがない。
なぜだかケガはすれども、病気はしない。

これって、ナースにとっての一番必要な資質かも。
そう気付いたころ、ミイラ取りがミイラになりました。

いつのまにか、患者さんと関わることが当たり前になりました。
患者さんの心や状況を理解することに、やっきになるようになりました。

「患者さんの前で泣いてはいけない」

数多くの先輩に言われました。
そうだと思ってました。
どんなに悲しくても泣くことが出来ない自分には、もってこいだ、なんて思ってました。

そして今、患者さんと一緒に泣いてます。
患者さんと一緒に起こってます。
笑いながら、泣いてます。

それでいいじゃない。

私なら、そうしてほしいから。



そんな私に、沢山の人が、笑って泣いて、頑張って見せてくれました。
すさまじいくらいの努力を強いられている状況にもかかわらず、丸裸でぶつかってくれました。

なんでそんなに、見せてくれてるんだろう。

すごい。
生きていくって、病気と向き合うって、大変。
逃げないで向き合って、みんな、すごい。

そんな姿を、自分に見せてくれたことに感謝。
そして、そんなみんなに恩返し。

あなたたちは、すごい。

私がみた、そんな人を一人でいいからおしえたい。
他にも沢山いると思う。
けど、私がであった人達の、すんごく頑張っていたときや素敵だったところを、誰かに話したい。


だから、読んで。
生きてるってすごいから。
生きていくって、すごいから。