こんにちは。
仙台市で活動中のインテリアコーディネーター
石橋佐喜子です
家族の休みが、珍しく揃ったので
急遽、旅行計画🚗
今回は、山形県の酒田市・鶴岡市を
巡る旅となりました
今回も建築探訪の旅をしてきましたので、
スポットごとにレポートしていきます
まずは、山形県酒田市にある
山居倉庫(さんきょそうこ)
1893(明治26)年に建てられた米保管倉庫です
構造は、瓦ぶき土蔵造り
設計者は、現在の鶴岡市出身の棟梁 高橋兼吉
米を保管するうえで大切なのが温度と湿度の調整。
米の品質を保つために、山居倉庫には様々な工夫が
施されているそうです。
①夏の高温防止と強風対策
背後にケヤキ並木を配してあります
②二重屋根
建物の中の空気がうまく外に抜けるような構造で
建物内の温度と湿度を保っています
③外壁は焼杉
杉板を黒く焼いて長持ちするようにし、
接合部には木製のくさびを使い、釘は使用しない
④土台に湿気対策
基礎として長さ5mのマツの丸太が1棟につき
46本も使われており、その上に塩を3センチ
重ねてあるそうです
⑤軟弱地盤への対策
約3.6メートルの高さの盛り土と石垣を設置
基礎の下に長さ約3.6メートルの杭が打ち込んであり、完成の翌年の1894年に発生した庄内地震では、倉庫自体への 損害は僅かなものに留まったそうです
このように、山居倉庫は、
自然を利用した先人の知恵が生かされた、美しく機能的な低温倉庫なのです
しかも2022年まで現役の米保管倉庫だったそう
12棟あるうちの1棟は、庄内米歴史資料館として、
2棟は土産店やレストランが並ぶ
『酒田夢の倶(く)楽(ら)』として活用されています
撮影地になったことで、一躍有名に
なったそうですよ↓
橋からの眺めも、また絶景でした!
街のシンボルとして、さらに活躍してほしいと
願っております
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