こんにちは

元設計士でフリーの

インテリアコーディネーター

石橋佐喜子です😊

 

 

今回は

「快適に暮らせる窓の配置のポイント」

について、設計士の視点で

ブログを書きました。

 

これから家づくりを検討中の方は

ぜひ参考にしてみてくださいね!

 

 

窓の計画は、実際に家づくりをしてみないと、

なかなか実感がわかないことですが、

長年設計の立場で家づくりを

してきた経験から窓の配置ポイントを

お話します♪

 

 

 

  1.風が通りぬける配置にする

 

南から北、西から東へと

建物を横断する風の道をつくること。

機械に頼らない夏の暑さ対策は、

通風の確保が必要です。

 

 

 

 

 

  2.ウィンドキャッチ窓を設置

 

窓が一つしかつけられない部屋には

ウィンドキャッチ窓をつけるのが

オススメです。

 

 

ウィンドキャッチ窓とは、FIX窓の両側に

たてすべり出し窓の吊り元を取りつけた窓。

連窓と段窓の2種類があります。

 



たてすべり出し窓は、縦方向を回転軸にして

窓枠の上下にある溝に沿って、

室外側にすべり出しながら開く窓です。

 

 

窓が室外側に90度ほど開くので、

風を採りこみやすいというメリットが

あります。



 

 

引き違い窓と比べると、

換気量はなんと約22倍

にもなります!

 

 

 

  3.近隣の窓の位置をチェックする

建物を設計する前に

設計士さんは現地を調査して

近隣の窓の位置をチェック

しているはずです。

 

 

近隣から丸見えにならないよう、

こちらからも覗くような位置にならないように、

窓の位置や種類、ガラスの種類にも

気をつけて配置をします。

 

 

どうしても近い位置になる場合は、

壁面の高い位置に取付ける

高窓(ハイサイドライト)にして視線が

合わないようにしたり、

 

 

 

 

すべり出し窓+くもり(型)ガラス

を使って視線をさえぎります。

 

すべり出し窓は、回転軸が水平方向に開く為、

窓をあけると窓が庇のような役割をはたし、

縦すべり出し窓と比べ、

室内への雨の侵入や、人目を避けながらも

通風を確保できるメリットがあります。

 

 

 

 

 

 

近隣の方は、後から建てた家から、

自分の家がどう見えるのか、

とても気になるものです。

 

近隣トラブルにならないためにも

すごく重要な部分です。

 

  4.天窓は極力さける

 

天窓があると明るくて、空が見えて

素敵ですね♪

 

ところが天窓は施工が難しく

雨漏りのトラブルがとっても

多い部分でもあります。

 

南面に取付ける天窓は、暑くなりやすく

建築法上、やむを得ない場合には、

ブラインド付のものをつけるのが懸命です。

 

 

 

天窓はなるべく、つけないのが一番です。

 

 

 

  5.窓は少ない方がよい

家の断熱性能を左右するのは、

壁の断熱材の厚みや種類よりも、

窓が一番大きい部分です。




もちろん必要な採光は確保しつつ、

窓をつけすぎないことで、

家の断熱性能も上がり、

壁が多くなるので、

耐震性の向上にもつながります。





 

まとめ

 

<快適に暮らせる窓の配置ポイント>

 

1.風が通りぬける配置にする
2.ウィンドキャッチ窓を設置

3.近隣の窓の位置をチェックする


4.天窓は極力さける
5.窓は少ない方が良い



最後まで読んでいただき

ありがとうございました♪



家づくりの参考にしていただければ

幸いです😊


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