なぜだか、セラピーやカウンセリングの本にはあまり載っていませんが、私の職業柄知っておく必要があるので資料として残します。
愛する対象の消失の悲しみから人が立ち直るまでに必要な過程
①精神的打撃と麻痺状態
・心の防衛機制が働く
②否認
③パニック
④怒りと不安
・ショックが収まり、なぜ自分だけがこんなめに…
⑤敵意とルサンチマン(恨み)
・やり場のない悲しみを怒りという形で周囲にぶつけてくる。
⑥罪意識
・ああしておけばよかった・・・、やめとけばよかった
⑦空想形成・幻想
⑧孤独感と抑うつ
・人間嫌いになることも・・・
⑨精神的混乱とアパシー(無関心)
⑩あきらめ-受容
⑪新しい希望-ユーモアと笑いの再発見
⑫立ち直り-新しいアイデンティティの誕生
・喪失体験を通じて獲得する
12段階に分析してありますが、このプロセスを順番どおりにたどるわけではありません。
経験上、大切な人の死を受け入れるケースだけではなく、失恋やペットロスなどのケースもありました。