テレビとラジオで野球解説者のリストラが始まった…日テレは巨人戦のCM枠売れず | プロ野球の視聴率と存亡を元2ch記者が語るblog

テレビとラジオで野球解説者のリストラが始まった…日テレは巨人戦のCM枠売れず

ついに野球解説者も“冬の時代”
テレビ不況の影響をモロに受け…


日刊ゲンダイ 2009/3/18

●税金滞納騒動の掛布をはじめ各局が軒並みリストラを断行


 不況にあえぐテレビ局で加速するリストラの波は、野球解説者にも容赦なく及んでいる。先週、元阪神の掛布雅之(53)が大阪・読売テレビから1月1日付で契約を解除されていたことが明らかになった。在京キー局の日本テレビも、「今年の出演予定はありません」とバッサリ。ナイター中継を盛り上げた“ミスタータイガース”も寂しくテレビから消えることになる。


 掛布は、昨年11月に固定資産税や住民税の滞納で、大阪・豊中市の豪邸を一時差し押さえられる騒ぎを起こしている。そうしたトラブルが契約解除の一因になったのは間違いないが、それ以上に大きいのは、民放が推進している制作費大幅カットの影響だ。


 「日テレでは、視聴率が低迷してCM枠が売れない野球中継から手を引く流れが進んでいて、今シーズンは26試合しか中継しません。ただでさえ中継が減る上に、掛布のギャラは年間5000万円近いといわれていますからね。現役時代は巨人との関係もなかったし、切られるのも仕方ありません」(テレビ関係者)


 制作費カットのあおりを受けたのは掛布だけではない。TBSは、広島や巨人で活躍した川口和久との契約を更新せず、川口は取材に訪れたキャンプ地でマスコミ関係者に「冷たいよな……」とグチっていたという。また、テレビ朝日の解説者から元西武監督の東尾修の名前が消えてしまった。テレビ東京は、長らく解説者を務めていた駒田徳広が今年から横浜の一軍打撃コーチに就任して抜けてしまったが、後任は置かない方針だ。


 テレビと同じくラジオでも解説者のリストラが進んでいて、ラジオ日本のご意見番的な存在だった広岡達朗も契約を切られてしまった。


 「サンデースポーツ」(NHK)の新キャスターに抜擢された与田剛や、冠番組「フルタの方程式」(テレビ朝日)がスタートした古田敦也のように、重用されるのはレアケース。野球解説者にとって、今は一寸先は闇という状態なのだ。


 もっとも、これまでは現役時代の実績や知名度だけで起用され、取材もしゃべりもできない解説者が多かったのも事実。今回のリストララッシュをきっかけに、まともな野球解説者が増えることを祈ろう。


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最近も日刊ゲンダイで似た記事が出てたけど。今後は野球解説者に限らず、野球で飯を食ってた人たちの仕事も減っていきそうですね。