さーて、

どこから書こうかな。



書きたいことが沢山あり過ぎて

上手くまとめられない気がしますが、

とりあえず書きたいことを

気長に書いていこうと思います。






ま、飽きたら閉じて下さい。







舞台「幽☆遊☆白書」の全公演が

無事に閉幕しました。



ご来場いただいた皆様

ありがとうございました。


大千秋楽をライブビューイングや放送で観て下さった方々もありがとうございました。



世の中的には少し前から夏が終わり

次の季節を感じている人が多い中

今年の夏はこの舞台が終わると共に

過ぎていきました。


よくやく夏が終わった。



稽古を含め約2ヶ月。



不安やプレッシャーをみんなと共有した顔合わせの日から

この日まで、短くあっという間に流れて

けれど、身体にじんわりと残る痛みが

その時間の長さを物語ってくれているように思えます。



「不安」「プレッシャー」「責任」「恐怖」


きっと舞台に関わる殆どの人が感じていたと思います。




これ程までに大きな作品を

舞台化するということは

そりゃ反発もあるだろうと思っていましたが、

やはりいざ目の当たりにすると

結構グサっとくるもんだなと思いました。



ただ逆にその反発に反発したくなるのがあって

自分を奮い立たせる意味で勝気なツイートをしたのを覚えています。



「浦飯幽助」



まあ、苦労させられました。ぶっちゃけ


自分とは相反するところばかりな上に

イメージだって真逆です。


感情への動機や経路、思考や行動に至るまで

何もかもが今までに経験したことの無い人間で


怒るという感情は人間なので多少理解できますが

粗野で乱暴、短気で無鉄砲

反抗するわ、殴る蹴るわ、タバコ吸うわ、カツアゲするわ、終いにはスカートめくるわ


稽古場では苦悩の表情をしていたことでしょう。



まあ、恥をかくことが前に進むことへ繋がるのかもしれませんが

あれ程までに幽助を理解するのに時間がかかるとは分かっていたものの想像以上でした。







そういえば、幽助役のお話をいただいた時

演出御笠ノさんに「どっちかっていうと苦手でしょ?」と聞かれ即答で「はい。」と言いました。



でもその後に御笠ノさんは

「けど役者にとっては絶対やった方が良いと思う。」

っと言ってくれました。



その時に、関わる時間だけじゃなく

役者としての人生を考えてくれているのだと

嬉しくなったのも覚えています。




「自分が出来そうな役や得意なものだけをやる役者ほどつまらないものはない」



その言葉に

下手くそでも出来なくても限られた時間の中で

幽助とタイマンでぶつかり合う覚悟ができました。



語弊があったらすみません。



でも間違いなく僕を引っ張ってくれたのは

御笠ノさんです。



引っ張ってくれる人がいて

支えてくれる人もいたから

浦飯幽助を演じられたのだと思います。


キャストの支え。



スタッフさんの支え。





ストレスなく使えるよう考えてくれたり、綿密な研究や細かい作業で原作を再現して下さった小道具さん

ミリ単位で細部に至るまで拘りのある衣装を作ってくれたり、毎日毎日アイロンでシワを伸ばしたり、洗濯して下さった衣装チーム

照明でマジで指が熱くなるのに感動したり、よりカッコよくなるようにだったり美しくなるように、舞台に色をつけて下さった照明チーム

きっと何度も打合せをして下さったであろうと思っています。どう表現するのか未知だったものに映像として確かに存在させて下さった映像チーム

一緒になって熱くなったり、高揚したり、毎公演自由に動かせてもらいました。最後会場と全国のお客様と霊丸を打つ。それはあの時の思いつきなのに音をつけてくれた音響チーム。

上演中汗を拭いてくれたり、こっそり団扇で扇いでくれていたり毎日テンションが上がる瞬間をヘアメイクとして作って下さったヘアメイクチーム

舞台上に100%ないし120%で立てるよう常に動き回ってくれて、何かあった時も迅速に対応してくれて役者が演じやすい環境を作って下さった演出部さん

舞台「幽☆遊☆白書」を企画そして実現させて下さった制作サイド。



本当はもっと言いたいですが、

ここではここまでに。


沢山の方々の支えに本当に感謝しています。





前にも言ったかもしれませんが、

それが仕事と言ってしまえば

それまでだけど、それ以上に



誰かのためにだったり

仕事以上の何か、想いや願い

舞台「幽☆遊☆白書」への愛があって

それが何よりも強い力になり



そして

待ってくれているお客様の元へと

伝わってくれたのだろうと思っています。



舞台を観てくれた方に

どう届いたかはわかりませんが、


最後の最後

大千秋楽の瞬間も

言う度に刹那的に消える台詞

その時々生まれた感情が

舞台上で消えたのではなく

皆さんの中にずっと

残ってくれていたら嬉しく思います。








長々と綴ってきましたが

これはただのエゴなのかもしれないし

知らない人からすれば冷めた目で見られるかもしれません。



それでも

原作ファンの方や

子供から大人までの様々な世代の方

女性だけではなく男性

初めて舞台を観た方

初めて2.5に触れた方


その方々に

劇場で拍手をいただけたことが

何よりの喜びで、何よりの証だと



そして何よりの自信に繋がりました。






座組のみんなと過ごした時間は

今年の三大秘宝となったのは

間違いありません。(急にくさい)



続編があるのならば

より多くの方に

観に来ていただけるよう


今よりもっと強くなって、デカくなって、

また浦飯幽助を生き抜きたいと思います。



カーテンコールでも言いましたが、

「幽☆遊☆白書」という世界をこの世に作って下さった

冨樫義博先生。


そして関わる全てのスタッフの方々に


心から感謝しています。



本当にありがとうございました。



いや、


ア・リ・ガ・ト・ウ・ゴ・ザ・イ・ます!!!!!