入院中の娘に代わり、

不動産を見るために大阪へ。


物件は2LDKで中層階17階
けれどLDKに接する2部屋とも廊下がなく、


プライバシーを保ちにくい間取り

廊下って気分転換にもなるんだな?

今回の物件は、

両隣さんは広めの角部屋で

当該物件は

真ん中に挟まれた小さな部屋でした。


全室に梁があり、圧迫感を感じます。

青年不動産屋さんは言います。

「娘さんからは“タワーで”とご依頼を受けています。
タワーでコンパクトなお部屋は、数が少ないんです。」



一通り内覧を済ませて玄関で、
「物置みたいなものがありますか?」と訊ねると、
「物置はありません」と2人のエージェントが声を揃えますが、

勘のいい売主さんが私の問いの意味を取り、
中国語で
「あるよ」と内廊下の壁面を鍵で開けてくれました。


そこには1.5畳ほどの収納。
大きなスーツケースが5個ほど並んでいました。

エージェントたちは
「こんなところにあるなんて、知りませんでした」と。

「物置」
いえ、正確には“トランクルーム”。

所有物件に似た区画があります。
たった1畳サイズでも、シッカリ鍵があり、
そしてジミに管理費が発生します。

内覧後、駅近のカフェで待ち合わせをしまして、

青年が問いかけます。

👦⭐️「娘さんは、小さい頃からずっとタワー暮らしだったのですか? 

タワーが条件なので。」

👩‍🦱「?!

  私たちが今、タワーに住んで快適だからかもしれませんね。」


彼は続けました。

👦⭐️「人間は、暮らしのランクを落とせません。
お母さまのオススメの4,000万円程度の物件では、娘さんは絶対、受付ないと思います!

そして、タワーだと最低でも今日ご覧の物件6,000万台が最低です。」

(6,000万台というても

6,980は7,000です)


――でも。

リアルな数字の世界です。



無理をしてでも手に入れたいのか。
自分の中で折り合いをつけて身の丈かそれより引く設定するのか。



それは本人が決めること。

私たち夫婦は
「足りないから出してあげる」という選択は考えていません。

親がなけなしの(!)お金を差し出して、
その後うまくいった例を私はあまり知りません。


その後、二人でスマートフォンを広げ、
「例えばこれは?」「こちらならどうでしょう?」と
物件の感想を交換し、大体の目星をつけました。



最後に

「今日はありがとうございました。
娘には自分の与信をきちんと調べるように伝えます。」




娘が知人のご紹介でご縁をいただいた青年

しっかりしていて礼儀正しい方でした。

「今後ともよろしくお願いします」と
お礼を伝えてお別れしました。

入院中の娘が
「ひえええぇ~……」と声を上げたのは




〈諸経費490万円

という数字と

覚悟してない「諸経費」(だよね)


不動産取得税など考えたこともなかったね?



「魅惑のタワー」よりも先に、
数字が現実を教えてくれます。

痛いけれど。

それもまた、教育ですよね。

さて
あなたなら、どうしますか?