7月20日金曜日。おじいちゃんとのお別れの日がやってきました。

朝実家の父から電話があって準備をし、パパがどうしてもの仕事を急いで片付けて帰りました。

祖父宅についたときにはもう病院から家に帰ってきてました。

苦しまなかったそうです。


意識がなくなってから13日目。

覚悟はしていたけれどやっぱり悲しい悲しい寂しい寂しい日になりました。


漁師だったおじいちゃん、船と海が大すきだったおじいちゃん。

あたしの弟の野球が生きがいだったおじいちゃん。


元気になってまた漁に出ようとがんばっていたのにね。

この病気になるまで本当に病気知らずだったのにね。こんな病気になるなんて。

でも、意識がなくなる頃から痛くて痛くて仕方がなくて本人も家族も耐えられない痛みが襲ってくる病気。

痛みを感じなくて済んだことはみんなにとって不幸中の幸いだったのかも。

あたしも学生のときに受け持ち患者さんがこの病気だったからよく勉強した病気でした。



心配なのはおばあちゃんでこれからぽっかり心に穴が開いて寂しさがどんどんこみあげてくるんだろうな。

幸い、家には叔父がいるのでひとりぼっちではないことが救いです。

親戚もあたしの父も弟夫婦もちょこちょこのぞいてくれることでしょう。

あたしは離れてしまっているから心配だけど、またパパの夏休みには帰ります。

お腹が大きくなければゆっくりそばについてあげることもできたのだけど。


おじいちゃんは天国であたしの母である自分の娘に会ったり、お友達とあったりするのかな。

きっとみんなのことを見守っていてくれるよね。

78歳。今までありがとう。