面接結果の連絡

というわけで、「社長面接の結果連絡待ち」状態のまま、まさかの1週間が経過。

「大変お待たせいたしました。
人事側と給与面の調整で長引きましたことをお詫びします。
弊社からお任せしたい業務範囲がやや増えたこともあり、
現状の●●様の年棒と希望年収額を考慮して●●●万円にて
正式に採用を打診させていただきます。
ご検討のほどよろしくお願いいたします。」

みたいなメールが届くことをもう毎日ドキドキしながら待っているのですが。。

社長面接までして、連絡なしって50年生きてきて今まで聞いたことないし、
まさかのこのまま何も連絡なしなんてないですよね。。

でも、もう面接から1週間経っちゃいました。。

たまらず金曜に該当求人サイトの専用コメント欄経由で
「その後ご検討状況いかがでしょうか?」などと送ってみたけど、何も連絡なし。。。



終わった、かな。。



連絡ない=まだ検討中(他候補の方と比較されてるなど)と思ってしまうし
終わりなら終わりで連絡欲しいところです。


そしたら、正社員は諦めて、
猛烈に業務委託請け負いまくって月収100万円目指します。


というわけで、今日も今日とて連絡ないみたいなので、
ブログでも投稿しようかなと!



前回のつづきですが

新卒で入社した不動産会社の話。
幸い、もう買収や分裂を繰り返し跡形もない(少しあるらしい?)会社なので
自由に書ける、気がするw

みなさんが、不動産会社と聞いて、何を思い浮かべますか?

僕はダブルのスーツです。

いやですねー。ダブルのスーツ。大っ嫌いです。
センスゼロかと。

不動産会社には、(ざっくりでいうと)

1)建物をおったてるための地面をGETしてくる土地の仕入れ部門(土地開発)
2)そこに建物をおったてる計画をする部門(デベロッパー)
3)おったてた建物への人の出入りを運営する部門(賃貸や販売など)
4)おったてた建物のメンテナンスをする部門(管理など)
5)会社内のもろもろを運営する部門(バックオフィス。総務、人事、システムその他)
6)おったてた建物が商業施設でそれを運営する部門(ホテルとか店舗とか)

なんかがあるわけで、自分が入社した会社は、
新卒約30名がこのどれかに配属されたわけ。

自分は、将来的には、「ザウスよりでかい屋内スノーボード場」を造り
三井不動産を見返すという野望があって面接でそれを堂々と吹いていたせいか
1)と2)を行う開発営業という部署に配属された。



スーツと時計とアタッシュケース

配属された部署に一歩踏み入れたとき、物凄い圧を感じたw
そう、ダブルのスーツを着て「ほぼパンチパーマ」な髪型で強面のオッサンがゴロゴロいたのだ。

スタジアムライブを良しとする商業メタルから、普段着でエモーショナルなロックを聞かせる
グランジロックなどと呼ばれた90年代初頭を多感な青春時代として過ごした自分には、
スーツ自体が苦しく、ダブルなんて理解不能の域だった。

OJT(※)で付いた4つ年上の先輩から
「そんなスーツじゃ仕事になんねえぞ。一緒にダブルのスーツ買いに行くぞ」
と自分からは絶対入らないであろう、不動産業者御用達みたいな
怪しい中目黒のスーツ屋に連れて行かれたのが、入社して1週間も経たないうちだった。

そうこんなやつ。さすがに色は違うけど。


画像元)https://uenoya-shirt.com/?pid=30552547

※アフィリエイトとかじゃないですがw


※OJT=“On-the-Job Training”の略称で、新入社員や新しく配属された派遣スタッフに対して、上司や先輩が指導役となり、実務を通して知識やスキルを身に付けてもらう人材育成の手法

さらに当時の自分としては結構気合入れて買った「メタルのGショック」
これも部内で批判の的となった。

「スノボ行くんじゃねんだから、ロレックス買ってこい!」
毎度いろんな人からことあるごとにちくちく言われた記憶があるw

ちなみに28歳のOJTの先輩は、
ゴールドで文字盤にはダイヤが散りばめられたロレックスをつけていた。

もう面倒くさいので、まったくその気もないくせに
「いいっすねー!自分も金ためていつかは買います!」
なんて調子をあわせる毎日だった。

あとはカバン。

新卒らしく、爽やかに黒いソフト素材の多機能なポケット多めの
IT企業の営業がもってるような(諸説あり)カバンを新調し配属初日から使っていた。



が、ある日、先輩から言われた。

「そのカバンも、いい加減に換えろよ」

ガーン。聞けば、開発営業たるもの、大事な契約書と時にいろんな意味で
身を守ったり(どんなだよ)現金を持つ可能性もあることから(こわ)
「鍵つきのアタッシュケース」じゃなきゃダメだと。

何十億の契約とってくるようなカバンであれ、ということらしい。。

いやいや、自分新卒っすよw
とヘラヘラしてたら本気で怒られた覚えがある。

で、仕方ないから買いましたよ。
でも、朝の通勤を考えると、どうしてもハードなカチコチのアタッシュケースは
人様の迷惑になると思い、自分の中で折衷案としてソフトアタッシュケースにした。

まさにこんな感じの。


画像元)https://www.sakae-shop.co.jp/fs/sakae/21227
(リンク先はアフィリエイトとかじゃないですw)

まーこれでも通勤ラッシュ時の東横線では十分に迷惑乗車だったので
毎度、電車にのるとすぐに網棚に放り上げてました。。

 



喫煙せずは開発営業にあらず

さらに地獄は喫煙ルーム。ずっとスポーツ(サッカー)をしてて、
大学でも社会人チームなどにお呼ばれして週末は試合したりしていた自分は
タバコは中学2年と高校2年の一時期のみ吸っていたが、高校3年以来吸わなかった。

令和の今ならそれこそ、就職や出世に有利になるくらいの「喫煙しない人」なわけだが
当時の、バブルはじけてもバブルの後遺症しか残っていないオッサン達の中では
「喫煙しない=仕事できない」という考えがはびこっていた。

とくに、賃貸やメンテナンス部門のようにお客さんや大家さんと対面したり接客する部門ではない「開発営業」はまさに喫煙家の天国みたいな部署だった。

 



まず、会社の会議室。これがもう最悪だった。
社内会議があるたびに、新卒社員が「人数分のお茶・人数÷2コの灰皿」を用意するルール。

そして、開発営業が社内で商談する場合、それは相手が、
・おったてようとしてる建物をつくらせるゼネコン(※)の担当
・その設計をまかせるかもしれない設計事務所の担当
・その土地の地主や建物オーナー
・美味しい案件情報と引換えに様々な見返りを要求してくる人達
だいたいそのどれか。

そう、総じて、若くない。
目が札束の形をした、腹黒くて顔色まで悪くなってるような
オッサンの上をいくオッサン達がほとんとだった。だから、100%喫煙者だった。

 



不動産会社の会議室は、バブルの名残も手伝い、
ふかふかの本革ソファーにガラス天板のローテーブルだった。

そんな会議や商談で、会議室で2時間も付き合わされるわけで。

つまらない話と素晴らしい座り心地で毎度眠気に襲われ、
寝ても覚めても受動喫煙という禁煙者にとっての地獄の中の地獄。
で、新卒は、お茶くんだり、灰皿変えたり。

「喫煙部屋は狭いから」
そんな理由で朝から会議室とって喫煙してばっかの先輩方もいたw

ドラマにでてくるような給湯室で、
「よし、はやくここから出よう!」
そう誓ったのは入社して2ヵ月もたたない頃だった記憶がある。

 



身なりの次に下された命令

というわけで、新卒の爽やかな社会人イメージは早々に破壊され、
・スーツはダブル
・時計はロレックス(をいつか買う約束をさせられ)
・カバンは鍵つきアタッシュケース

あとは毎朝通勤時に電車の中で、日経含む新聞を3紙以上読んで
気になった記事をコピーしてスクラップして朝の会議で部内に共有する、
というお題が課せられた。

そしてある日、OJTの先輩から告げられた。

「あのさ、固定資産税の勉強させっから、土地買ってみて」

オフィスの自分の机の上に広げられた不動産関連の新聞の隅にある記事を指さして先輩は続けた。

「これなんかどう?」

ーーーーー
地域:北海道 
所在:ナンチャラ別ナンチャラカンチャラ
駅徒歩:5時間 
現状:原生林
ーーーーー

こんな感じだった。

絶対、熊出るじゃんってとこ。

~つづく~


<新卒入社編の今後の執筆予定タイトル>
〇〇局で暴れるは開発営業なり
ホテルの一室で朝まで〇マン
ホテルの一室で朝までエ〇セ〇
〇〇〇通りのガードレールと商用車のドアミラーとワタス
出来る男はライバル尾行
出来る男は大手に飛び込み
築地の雑居ビルで〇〇〇GET
初めて生〇を投げつけられた日
ハイエナ営業の苦い記憶
嗚呼、すすきのハイパー〇〇ス
雪の日は頭に雪を積もらせて
爺さんの耳元で土地の有効活用を叫ぶ