昨日1社目の1次面接を受けた。
いきなり何の話かと言うと、当方、9月中旬に
「事業部ごと停止させるから12月までに次探して」
と会社からいわば解雇通告されまして、10月1日から絶賛転職活動中なのである。
その間の2週間、何やってたのかというと、正直、ショックで何も出来なかった。
現在の職を定年までまっとうすると思っていたし、
そのつもりでこの職界隈のスペシャリストになるべく、猛烈に勉強したり、手を動かしたり、
既存のお客様から頂く嬉しい声や、事業の大きな手ごたえに、明るい未来を信じて止まなかった次第で。
1年かけて、あの手この手のWEBマーケティングを駆使して、
月間30社の商談を発生させられるようになった矢先だった。
この1年でコンテンツSEO方面も貪り極め、
一番欲しいキーワードでGoogle検索で2位まで上り詰め、
サービスサイトへ訪れるユーザー数も自然流入で先月の10倍以上に膨れ上がった矢先だった。
さらに、競合もサブ競合も一気に突き放すべく手を打っていた、
とっておきのSEO施策の効果もついに出始めた9月中旬という矢先だった。
販売代理店として動いてくれていた方々が
続々と導入検討したいという企業を紹介してくれて日程調整している矢先だった。
(皮肉にも、解雇予告通知された翌日からの3連休で30件の資料請求が来た。。まじで。)
なので、「採算性の低い比較的新しめの事業をすべて畳む」
という経営判断の中に自分が事業部長を務めるこの事業まで一緒くたにされたことが
正直驚きだった。
そして、何よりもショックだったのは、
それを事前相談も協議も無しに、一方的に決定事項として通告してきた会社側の対応だった。
外資系か!
(欧米か!風に言ってみた)
タイムリミットを設けるとか、期限を切るとか(一緒かw)
段階を踏むとか(知らんけど)もう少し話しあいとか、歩み寄るとか、
そういう状況や見通しの詳細確認含め、協議の余地は無かったんかーい!って話。
同じ会社でありながら、まるで下請け企業を切るだった。
自分「これって決定事項ですか?」
役員&社長「はい、決定事項です」
と言い放たれた時のあのショックは生涯忘れないだろう。
なので、その場で交渉するとか、なんとか打開しようという気も珍しく起きなかった。
こりゃもう無駄だ、と感じたので、甘んじて笑顔で受け入れた。
そして、すぐに訪れたのは経済的な不安だった。
現職の給料を基準に
・家も住み替え
・50歳なりの保険や何やらに新たに加入し
・50歳なりの投資やらをはじめ
・古かったクルマもローン組んで乗り替えたばかり
・さらに高校生の子供はやがて大学進学だよなとか
これまであらゆる企業の「リストラ」のニュースを見ては
「自分には無縁」とばかり信じていた身に、それが現実として降りかかったのだ。
ぶっちゃけ、小生は、過去に10社以上転職を重ねて来ている、
いわゆる「ジョブホッパー」などと呼ばれがちな50歳なのだが、
どれも自分として正当な理由と、自分も多いに納得しての、自信を持っての転職であり、
その各英断を自分自身で切り出し、自分で次を見つけ、
常に給料もスキルもステップアップしてきたという大きな自負もあった。
そんな自分が、とうとう、いわば世間で言う、リストラを食らった。
このブログを綴っている今も、まだ嫁にも話せていない。
転職をするたびに「また仕事変わるわけ?恥ずかしくないの?」
などと、男の勇気あるキャリアアップを祝うどころか、
罵倒を浴びせてくるような嫁なのだ。
次なる職も決まらないうちに「リストラ喰らった」なんて到底切り出せない、そんな現状なのだ。
ちなみに、現職の会社側が、当方の年齢を加味して
「年内は会社に居ながら次を探すといいよ」
といった。
その場で「ふざけんじゃねえよ。今すぐ辞めてやるよ」
なんて悔しいけど言えなかった。家族が路頭に迷う、そんなことだけが脳裏をよぎった。
人生で1番の悔しさを噛みしめながら言った言葉がこれ。
「配慮いただき、ありがとうございます」
というわけで、タイムリミットは2024年12月末。
それまでに次なる職を必ず見つけなくてはならない。
そう、このタイムリミットがある点が、これまで経験してきた転職とは異なる点だ。
過去の転職は、次なる職の内定をもらってから、現職の退職届けを出して、日程を調整できた。
今回はそうはいかないのだ。
幸い、週末個人事業もやってるので(やってて良かった)
併行して、個人事業の売上(現在は月10万程度)を10倍にする目標を立てて、
営業活動もしている。(あまり時間がとれず出来ていないのが現実だが)
もし年内に転職先が決まらなかった場合は、この個人事業のほうで
「業務委託案件を受けまくって現職と同水準になるよう生計を立てる」
という選択も視野に入れている。
しかし、コロナ禍以前にこの形態(業務委託を数件掛け持ちして、保険は国民健康保険)を経験して
やはりその不安定さによる精神的な不安がつきまとったのも事実だった。
そして、いつからか、いつポイ捨てされるかわからない業務委託を切り捨て、
「自分で時間も仕事量もコントロールできる個人事業を安定化させる+平日フルタイムの会社員」
という<2足のわらじ方式>をとって今に至っている。
今回は、この「平日フルタイムの会社員」枠を埋めるべく、目下、猛烈に転職活動中な50歳なのである。
で、冒頭の話に戻ろう。(ようやく。どんだけ)
そう、昨日1社目の1次面接を受けたのだ。
10月1日から転職活動を始めて、11月7日に1社目の1次面接。
ちなみに11/10(金)に2社目の面接を予定している。
これが小生、50歳の転職活動のリアル。(11/8現在)
累計142件応募して
109件(約77%)書類で落ちて
1件(約1%)面接予定で
1件(約1%)2次面接予定で
31件(約22%)が書類審査待ち。
新卒の時、無謀にもマスコミ志望だった自分は
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、広告代理店を上から各20社ほど受けまくり
書類不通過含め100社落ちたところで就職活動をやめて雪山にこもった記憶があるw
(その後「ザウスより大きな屋内スノーボード場を造りたいです!」と言って不動産デベロッパーに入社した)
50歳の今、何者でも無かった新卒の頃よりも書類で落ちてるのだ。
恐ろしい数を応募して(昨日も今日もおそらく明日も)
恐ろしい数の「書類不通過」通知メールを頂く日々。(昨日も今日もおそらく明日も)
約30年間培ってきた今の自分の持つスキルに興味を持つ企業が1%。
たった1%だけかよ!などと悲観する暇もない。
新卒で入った不動産デベロッパー時代の土地開発営業の商談化なんて、
せんみつ(1000分の3)と言われていた。
1000件当たってせいぜい3件が商談化する、そんな割合だ。
それでも必死にもがいて1年で契約とったじゃないか。
1%(100分の1)なんて、むしろ上等じゃないか。
その1%を明日は倍の2%にしてやろうじゃないか。
なんなら来週の2次面接(先方社長が対面するらしい)の1%をものにしてやろうじゃないか。
こんな強気でいられるのもいつまでかわからないが
このブログでは50歳の転職活動をリアルタイムに、そして、
小生の過去の転職履歴を綴っていこうかと思う。
・今回利用している転職エージェントについて(現状7社)
・今回利用している(過去に利用してきた)求人情報サイトについて(現状17社)
このあたりも、後世の参考になればと感じたことを綴っておこうかなと。
最終出社日まであと42日。