みんな、生きていたのだ。
私と何も変わらない、
懸命に生きる命だったのだ。

彼らの人生を、それぞれの未来を。
疑うことなく、思い描いていたんだ。
家族がいて、仲間がいて、恋人がいた。
仕事があった。生きがいがあった。
日々の小さな幸せを喜んだ。

手を取り合って生きてきた、私と同じ、人間だった。
それなのに。

壊されて、奪われた。
生きた時代が違う。ただそれだけで。
無辜の命を。当たり前に生きていた、あの日々を。


奪われた命に想いを馳せて、
心から誓う。
私が生きている限り、
こんなにもたくさんの命を犠牲にした戦争を、
絶対に許さないことを。
もう二度と過去を未来にしないこと。
すべての人間が、国境を越え、人種を越え、
宗教を越え、あらゆる利害を越えて、
平和である世界を目指すこと。
生きる事、命を大切にできることを、
誰からも侵されない世界を創ること。
平和を創造する努力を、厭わないことを。

きっとわかるはずなんだ。
戦争の無意味さを。本当の平和を。
頭じゃなくて、その心で。
戦力という愚かな力を持つことで、
得られる平和など、本当は無いことを。
平和とは、当たり前に生きること。
その命を精一杯輝かせて生きる事だということを。


2018年の慰霊の日に
中学3年生だった子が読んだ「平和の詩」を
所々抜粋したものです。
当時すごく頭から離れなくなって
今でも読み返す詩。

ここ何週間か
ロシアとウクライナ、そこに関わるいろんな国のニュースが
テレビでも 携帯のニュース・SNSでもずっとあがってきて。
戦争が良くないことはずっと勉強してきたし
絶対に反対なんだけど ニュースを見るばっかりで
何もできない自分も嫌になったり。

この詩を読んだ子が生きているこの時代にも戦争が起きてしまった。
今年は 周りにたくさん赤ちゃんが産まれる予定で
その子達が生きる世界に戦争があってほしくない。

大きくなにかができるわけではないけれど
今 こんな中、自分でもすぐにできることは 
自分の周りの人たちを愛をもって大切に想って
伝えていくことじゃないかなと思って 
ブログを書きました。

戦争やだな。