こんにちは、さきりです。


私の体験した不思議な出来事について話したいと思います。


私は自分の出身地から夫の住む県に嫁いできて12年年になります。


こちらでは、バスとJRがあるものの地下鉄や私鉄が特に発達してなくて、生活をするには車が絶対に必要です。

私は15年ほどペーパードライバーだったので運転が怖く、こちらへ来てしばらくは土日に夫に買い物へ連れて行ってもらい、平日はバスと自転車で何とか生活をしていました。

でも子供が生まれることを考えると、やはり車がないと不便なのでペーパードライバーコースに通ったり夫に横に乗ってもらったりして練習していましたが、一人では月に一回か二回くらいしか運転しませんでした。


出産してからは買い物も頻繁になるので本格的に運転しなくてはいけなくなり、週一でショッピングモールやスーパーに行きだして2~3ヶ月ほどたったある日。

帰り道で迷ってしまいました。


迷ったというより、まっすぐ行かなければならないところを、絶対に左折しなくてはならない車線にいてしまったので泣く泣く左折したら、どんどん知らない道に進んでしまったのです。


都会のように次で2回曲がったら前の道に出てくるとかではなく、一方通行でくねくねしてる上に曲がるところがない、やっとあった曲がり角で曲がると三叉路に出てしまう、とかの道です。


私は方向オンチで、今どっちの方向にいるのかも自分の家の方向はどちらだとか、全くわかりません。

ショッピングモールへの道は行き帰り各一種類しか覚えてなくて、いつもと違う道を通るともうわけがわからなくなります。


それなのに私の車にはナビがなく、まだスマホもない時代。

スーパーやショッピングモールなどよく行く店への地図をネットでプリントアウトした紙を数枚持っていただけでした。


信号が止まった時にゆっくり見ようと思い、ダッシュボードに入ってる地図を何とか助手席に出しました。

でもあいにく信号は運悪くずっと青で、なかなか地図を見ることもできなく、停まれる場所もありません。

車もどんどん着いてくるので、進むしかありません。


進めば進むほど自分のうちから離れて行くのはわかるので、焦りから汗がダラダラ出ます。

後ろに生後半年の赤ちゃんが乗っていたので、泣き出すのも時間の問題でした。


その時ふと前を見ると「○○西町」という案内がパッと目に入りました。

次の瞬間、無意識に地図に目をやると、二枚目か三枚目に重なってある地図の端から「○○西町」と書いた字が見えました。


「この地図だ!」


その紙をすぐ一番上に持ってきました。

運転しながらチラっと見ると、私が行ったことのあるコンビニの裏の道に繋がってるとわかりました。

そのまましばらく走るとコンビニの案内看板があり、すぐに大きな知ってる交差点に出てこれました。

そこからは無事に帰ることができました。


迷ったのはわずか10分くらいのことでしたが、赤ちゃんを乗せているし帰れなかったらどうしよう、ととても焦りました。



私がこの時不思議だと思ったのは、目の前に現れた「○○西町」の案内板を見た直後、なぜか重なった地図の隙間からその地名が一瞬でパッと見つけれたことなんです。


しかも、地図を見ようとは思わなかったのですが、勝手に見させられたというか、無意識に地図のある方向に顔を向けさせられた、という感覚があるんですよね。


多分、私を見守ってくれているご先祖様か守護霊様が、助けてくれたのだと思います。

それしか考えられないです。



以前、不思議な感覚で海中から命を助けられたこともありました。

それはまたいつか書きますね。


今日も読んでくださり、ありがとうございました。