ワイン業界と日本酒業界と | あきらの酒ブログ 乾坤一滴 

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「乾坤一滴」けんこんいってき
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いろんな酒を呑みたいなあという思い

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※ 補足「乾坤一擲」
運を天に任せ、一世一代の大勝負に出ることの例え
出ちゃったなあ…

お笑いコンビ髭男爵、ひぐち君さんのお話。

 

いやほら、年上なのでさんづけしないと(さかなクンさんみたいな)

ワインエキスパートを取得されたというのは、以前見たコラムで知ってましたが、生産者と触れ合ってその心意気に惚れ込んだりするレベルでどっぷりハマっておられるとは。

ワインのイベントにはあまり行かないので、お笑い以外の彼を知ることの出来る本当に良い記事だと思います。

 

 

そして、記事の中でひぐち君さんが言っていることに感動しつつ、ちょっと思い悩んだり。

 

引用しますよ。

「でも、とあるソムリエの方に、ある日言われてハッとしたことがあるんです。ワインに対して、格式高そうとか、飲むのにルールがあるんじゃないかとか、難しいイメージがあって手を出せない方ってけっこういらっしゃいますよね。でも『ひぐち君がワインを語ることで、親しみやすさをもってもらえるよね』と。芸人としての僕のイメージがワインの敷居を下げて、ワインを飲む人を増やすことにつながるなら、それはいいことだなと今は思っています」

 

本当に好きになって、仕事でワインのイベントへ呼ばれて、芸人ひぐち君のイメージがワインを身近にさせ飲む人が増える、これを素直に喜べるひぐち君さんは素晴らしいと思うのですよ。

一発屋と言われながらも長く芸能界におられる方は、だいたいマジメだとかいい人だとかのエピソードがありますが、ひぐち君さんもそんな一人なんでしょうね。

 

でまあ、日本酒業界にいる私が何を思ったかって言うとだ。

日本酒系で敷居下げているような番組や芸能人、そういう番組ってあんまりなくね? と。

 

居酒屋を巡って飲み歩くような番組は一杯あるんですよ。

「吉田類の酒場放浪記」

「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」

この辺は聞いたことある方も多いかと。

でもね、訪ねる先が居酒屋や蔵に電車なので、出てくるお酒も日本酒限定じゃなく、ビールもハイボールも焼酎も出てくる。本当に飲む番組なのです。

 

むしろ、ワインだけをひたすらやる

「辰巳琢郎の琢葡萄酒浪漫」

とか

「夕焼け酒場」

こちらは提供が宝酒造さんなので、番組中のアルコールは焼酎(チューハイ)のみとか笑

 

日本酒って日本でしか基本造っていなくて、日本のあちこちに一杯酒蔵あるのに、そういうところにね、ちょっともの悲しさみたいなものをね、感じたりしたのでした。

 

ひぐち君さんと同じ芸人であり、利酒師の資格を持つ

コンビ「にほんしゅ」のお二人にはぜひ日本酒のことだけをひたすらやる番組を持って頂きたいなと、勝手ながら思っております!!