年々、センターに収容される子たちは
減ってきてはいるけど
ゼロになることがないショボーン




小さな子、大人の子、怪我をしている子、瀕死な子、人懐っこい子、威嚇してくる子…
いろんな子がやってくる。

どの子も
生きて幸せに全うして欲しいって思ってる。

そんな中、先日たまたまセンターにいあわせた
タイミングでの出来事。


悔しくてたまらない。
哀れでならない。

・・・・そんな忘れられない子に
また出逢ってしまいました。


ある『飼い猫』が、
飼い主のやむを得ない事情により
飼い主ではない他人に連れられて
センターにやってきた。。。。

経緯は詳しく知らないけど、
その子はまだ5歳くらいと聞いた。




きっとね・・
この子はこんなところに追いやられるとは思いもせず過ごしてたんだと思う。
信頼してたはず。


そんな子の命が消えてしまったんです。。。えーん
なんの罪もない子。ましてや飼い猫。



こんな場面、
これまで何度も何度も何度も直面してるし、
してきた。

その都度、どんなに可愛そうでも悔しくても、
センターでは絶対泣かないと決めてるワタシ。



『センターでは淡々としていよう。』

そう決めてるのはそこで『仕事』をしている人に対する礼儀みたいなもの。


そういう根を持ってはいたけど

・・涙が溢れた。
溢れて止まらなかった。


去年レスキューした『あつお』も熱中症だったけど、
あつおはお外の野良猫と思われる子で、
飼い猫であるこの子は
あつお以上に重体だった。



暑くないだろうか、
狭くないだろうか、
という配慮すら持てないのは
思いやりや想像力に欠けてるニンゲンと
私は思ってる。

犬猫に関わらなくても
普段から小さな思いやりが持ててたなら
こんなことにはならなかったんじゃないのかと。

見える人間性。

悪気があったわけではないだろうけど
やりきれなさが募る。


この子は連れてこられる不安の中で、
どんだけ暑くて苦しくて
暗い狭い箱の中にいたのかと想うと
悲しすぎた。





自分以外の痛みがわからないなら
この暑さの中に体勢が変えられない程の窮屈な場所に密閉して閉じ込めてやろうか?
そうすれば分かるか?
そしてその時にね、
『助けて』なんてほざかないでね、

とも思ってしまう。




痙攣し、
泡を吹き、
どこを見てるかわからない瞳、
そんな様子を目の当たりにした。


それを見た職員さんも直ぐに処置をしてくれた。

だけど、間に合わなかった。。。。

息絶えたこの子を
ただ撫でて謝るしかなかった。
(悲しすぎて、お顔は載せません)





なんでこんな目に遭わされなきゃならない


見棄てられた子たちが、
また幸せ掴めるようにと
精一杯やってるのに。。。


二度とこんな悲しいことが起きてほしくない。





亡くなってしまった子たちは
『産業廃棄物』扱いされる。
それが今の日本のシステム。


私はせめて命として送ってあげたいと思った。

亡くなってしまった子を連れて帰ること、
それをセンターは快く承諾してくれた。

そして帰り際にオヤツも渡してくれた。

『これ、お供えです』と。



亡骸を車に乗せて連れて帰る。

また涙が出てきたよ。
あまりにも悲しい。

沢山のお花をイナヨシさんが
またまた分けてくれて、
(いつもありがとうございます🙇)

お花に囲まれて猫部屋で一晩過ごし


咲き猫の保護っ子として
はなびちゃんって名前をつけて
霊園にこの子を連れていき、
供養して貰いました。






悲しい一生の末路。全て飼い主の責任。