7月に入り、アーユルヴェーダのサロンワークも産休をいただき

急に身体と心のスピードがあわなくなったのか

張っていた氣が急にぬけたからか

とつぜん身体がばらばらになる感覚で

きもちも乱気流に巻き込まれたようになって

ぼろぼろになって困っていたときに





おうちで 助産師さんの手による

クラニオセイクラルセラピーを受けさせていただきました。




助産師さんは宮川めぐみさんといって、

カフェでふわふわの手触りの楽しさを伝える

親子向けのパンのお教室をされていたり


行政の制度での母乳育児相談の訪問のお仕事をされていたり、

もちろん24時間体制のお産の現場で新生児を取り上げる

助産師さんとしてのお仕事もされている


すごいかた。


***

クラニオセイクラル(Craniosacral)は一言でいうと


からだの中の体液の流れとリズムをととのえていく手法です。

(日本語では頭蓋仙骨療法と訳されます)



5gタッチとよばれるほどの微細な圧で、身体の一部にあてた指から

脳脊髄液、頭蓋骨や仙骨のリズムを感じてあわせていくそのプロセスが

わたしもとて好きで

時々施術中にも行っているのですが





今回ははじめて脊椎全体~仙骨のほうをいきなり大きな手で触れてもらい

なんだかあっというまに安心感につつまれて、眠ってしまいました。





宮川さんの訪問にはほんとうにプロフェッショナルとしての

シンプルさがあって、

無駄なサービスや虚栄心や

その他いろいろな雑音が全くなく


雨の午後にさっと入って来て、

お話をされて

2口くらいお出しした飲み物を飲まれたあと

すっと手を当てて。




(そして、その手が身体に耳をすませていてくれることを

感じたときのその安心感たるや!)










目の前にいるその人の宇宙の音楽に

耳を傾け続けて来た

その手は





汗や涙や血や便や体液(そう、お産の現場はそんなかんじなのです)

にまみれて必死で出て来た赤ん坊を

なんども取り上げて来た手。


***

オステオパシーから派生したクラニオセイクラルセラピーには

解剖学的な理論もきちんとあるのですが


していただいておこることは

シンプルな安心感なのだなあと初めて体感。


身体の中の液体の流れを整えてもらうことによって

ほんとうに緩んで(また緩む事を自分が許せて)



1時間の施術ですこしぼーーーとなったままの私を置いて

また

プロフェッショナル風に、

「いいんです、このままゆっくりしばらくしていてくださいね」

と言ってさっと玄関をでられていった

宮川さんに

しみじみとじーーんとしました。





ほんとうにその後はゆっくりと

2時間ほどウトウトしていたら


ゆっくりと身体に潮が満ちてくるように

ひたひたと

自分に力が戻ってくるのを感じた時には

びっくりしました。



何を食べても、何をしても

ばらばらだったあの感覚が

きちんと統合されて自分の元に戻って来たときの

嬉しさ。


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助産師さんという存在には頭が上がらないわたしですが

こんなふうにお助けマンでおうちまで来てくれる宮川さん。


Lier(フランス語でつなぐ、つながるという意味)の活動で

すてきなHPをつくられているので

ぜひのぞいてみてください。




自分が乱気流に巻き込まれたようになってしまったときに、


そして


自分がこどもの時のように

自分の中の宇宙の音楽に

耳を傾け続けることができなくなり途方にくれてしまったときに



だれかが耳を傾けてくれる

こんなに嬉しいことはないなと

思いました。




Thank you very much for Megumi Miyakawa