一昨年のタイ・バンコックでのロータリー国際大会に引き続き


本年はオーストラリアのシドニーにての国際大会。





時差1時間、南半球へのフライトは

14年ぶりで新鮮で

夜間飛行の真っ暗な機内からみる 満点の星空



降り立つ空港のカラッとした空気の割に 

紫外線の強い まっすぐな陽射し。







滞在がシドニーオリンピックパークだったので、

直前に入手した村上春樹の『Sydney!』

2000年に行われたシドニーオリンピックの取材記を読む。

ガイドブックよりも役に立つ本だった。


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そして

「手間もお金もずいぶんかけているだろうけれど」さして面白いとは思えない

オリンピックそのものに対して「正直言ってあまりこういうのは好きではない」と

いう、こういう ”detachment ”も久しぶりの村上春樹で


14年の年月を感じる。



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また

オリンピックの巨大な会場設営、莫大なスポンサー料、

後戻りのできない金権体質に言及しつつも、



オリンピックが その国の精神史にとって

ひとつのマイルストーン的な意味をもつ

(シドニーの時はアボリジニーとの和解)

ことになる可能性を



私たちも2020年の日本に感じることができるのかと

考えるきっかけとなった。



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自分にとって正しいと思える事を

それぞれに真剣に追求してきた。


今はただ遠くまで走ることだけに集中していた20代の頃には

全く考えなくてもいい種類の物事も

重大な問題になってきて

気持ちに迷いが生じ

意志が揺らぎ

それが集中力をいくらか欠いてしたとしても

そのなかで歯を食いしばる事が


今の自分の正当な戦い方、努力の仕方なのだと

思う。


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アーユルヴェーダが「生命の智慧」である以上

生命を持っている私個人の肉体や精神を

より広く、遠く、多様なものに

未知なるものに、

向かって変化させていくことに

どうして迷いが生じようか。

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子どもがいて

家庭があり

そしてその中に小さく小さく、消えそうに自分の時間がある。




もう遠くにはいけないのかもしれないと

時々空を見上げて心細くなることがある

けれど

今回、南半球で

少し安心した。


祭の跡地オリンピックパークと

その当時のアスリート達の戦いと人生

時間

時間とともにある変化。



Grateful to Rotary International Association.


アーユルヴェーダセラピストという枠を超えて

何かをしないと

本質に辿り着かないかもしれない

私がアーユルヴェーダに出会い、歩んでいる道のり。



これからもどうぞよろしくお願い致します。